歯肉炎の治療薬にはどのようなものがあるのでしょう

更新日:2017/02/06 公開日:2016/06/29

歯肉炎の治し方

多くの人にとって口腔内の悩みである歯肉炎の治療には、どのような薬が用いられているのでしょうか。ここでは、歯肉炎の自宅と歯科医院でのケアの違いや、薬の種類、使い方をドクター監修のもと、解説します。

歯肉炎を治療するためには現在どのような薬があるのでしょうか。ここでは、自宅でできるケアと、歯科医院で使われている薬についてそれぞれ見てみましょう。

歯肉炎とは

歯磨きが不十分になり、歯垢(プラーク)が歯の表面に蓄積することで、歯肉が赤く腫れたり出血したりする状態です。歯肉を手で触るとぶよぶよとしています。

歯肉炎は歯周病の初期状態

歯肉炎は歯周病の初期状態です。歯肉炎の初期の段階であれば、自宅での丁寧な歯磨きによって、元の健康な歯ぐきを取り戻すことができます。また、自宅でのケアには自信がなく難しいと考える方は、歯科医院での専門的な治療や指導を受けることで改善可能な病気です。

自宅でのケアにおすすめの薬や成分

歯肉炎を自宅でケアするには、丁寧な歯磨きを行うことが重要です。また、歯ぐきの出血や炎症を抑える成分が配合された歯磨き粉や洗口液をあわせて使用するのもよいでしょう。

歯磨きの改善とあわせて使いたい成分

歯磨きの際に、歯肉炎などの歯周病に効果的であるといわれている成分が入っている歯磨き粉や、洗口液を使うことで効果を高めることができます。歯磨き粉は、汚れを取る成分のほかに、歯ぐきの出血や炎症を抑える成分であるトラネキサム酸や、粘膜を引き締める作用のある塩化ナトリウムが配合されているものがおすすめです。

また、洗口液には一度ついてしまったプラークを除去できるようなものは現在のところ販売されていないので、あくまでも補助的なものとして考えた方がよいでしょう。

歯垢染め出し液

歯磨きをより効果的に行うために、歯垢染め出し液という薬を使うのもひとつの方法です。これを用いて歯垢(プラーク)を染め出すことにより、磨けていない部分がはっきりとわかるため、よりキレイに磨くことができるようになります。ただし、この薬はあくまで歯垢を染め出すものであり、歯肉炎に直接作用する薬ではありません。

歯科で用いる治療薬

3DS用薬液

3DS除菌治療とは、口腔内細菌検査によって唾液を検査し、その結果にあわせた薬剤を塗布したマウスピースを装着することで、歯周病原菌を除菌する治療です。一人ひとりの口腔内の環境に合わせた薬剤を用いるため、効果的な治療法のひとつですが、どの歯科医院でもこの治療を行っているわけではないため、現在はまだあまり一般的なものではありません。

抗生剤

歯肉炎は、歯周病原細菌による感染症のひとつです。この細菌による炎症で歯ぐきが腫れたり痛みが出てきたりした際には、細菌に直接作用する抗生剤を使用し、一時的に炎症を抑えます。

抗生剤は歯科医師が診断したうえでの処方が必要で、一般には購入することはできません。使用にあたっては注意が必要であるため、歯科医師の指導の下、正しい使用法を守ってお使いください。

歯肉炎になったら歯磨きから見直そう

歯科医院で歯肉炎の治療を行えば症状は改善しますが、根本的な原因であるプラークを毎日きちんと取り除かなければ意味がありません。そのため、自宅での歯磨きをきちんと行う必要があります。

歯肉炎には「スクラッピング法」と「バス法」という歯磨き方法が適切だといわれています。どちらの方法でも、歯ブラシは鉛筆を持つようにし、150〜200g程度の軽い力で、毛先が歯間に届くよう意識しながら1本ずつ丁寧に磨きます。

歯肉炎予防のブラッシング方法については『歯肉炎になったときの歯磨き方法』で詳しくご紹介しています。

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