坐骨神経痛の原因とは

更新日:2016/12/16

坐骨神経痛の基礎知識

坐骨神経痛の原因はさまざまです。椎間板ヘルニアによるものが比較的多いといわれていますが、筋肉による圧迫やその他の病気、さらに、原因が特定できない場合もあります。これらの原因について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

坐骨神経痛になる原因はさまざまですが、ここではとくに多い原因について紹介していきます。

坐骨神経痛を発症する原因

腰から足先までわたる坐骨神経に痛みやしびれが起きる坐骨神経痛は、さまざまな症状、病気が原因となって起こります。どのような原因があるか、いくつかあげてみましょう。

  1. 腰椎の椎間板ヘルニア
  2. 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
  3. 脊椎や骨盤の腫瘍(しゅよう)
  4. 帯状疱疹(たいじょうほうしん)
  5. 糖尿病
  6. 坐骨神経が通う筋肉の圧迫…など

これらのなかでも、とくに高齢者に起こりやすい原因が脊柱管狭窄症。全体を通して、坐骨神経痛を引き起こすことが多いのは、椎間板ヘルニアです。

坐骨神経痛は椎間板ヘルニアに合併しやすい

腰椎の椎間板ヘルニアの症状は、腰痛だけではありません。太ももやひざ、足首、つま先にまで激しい痛みがともなう坐骨神経痛を合併しやすいのが特徴です。

ヘルニアの合併による坐骨神経痛では、くしゃみや咳、排便時など力んだ際にも痛みをともなう場合があります。

筋肉による圧迫が原因となる場合

坐骨神経は、人体のなかでも一番長い神経で、お尻から足の指先にまでおよびます。そのため、ケガをしたり、スポーツをすることなどによって、周囲の筋肉と坐骨神経が圧迫されると下半身の広い範囲で神経痛を引き起こすことがあります。

このような状態を「梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)」と呼びます。梨状筋とは、お尻にある筋肉で、打撲やスポーツでその梨状筋を使いすぎることで、梨状筋の下を通る坐骨神経が圧迫されて痛みやしびれが起こるわけです。

その他、病気が原因となる場合

ヘルニアほど多くはありませんが、坐骨神経痛を招く原因には、糖尿病や帯状疱疹、脊髄や骨盤内にできる腫瘍、アルコール依存症など、意外な病気によって引き起こされる場合があります。

原因が特定できない坐骨神経痛もある

上記で紹介した病気や症状によるものだけでなく、原因が特定できない場合でも坐骨神経痛は起こることがあります。きちんと治療するためには、自分で症状を判断するのではなく、かかりつけの医師または整形外科で相談をしましょう。