坐骨神経痛の特徴的な症状であるしびれについて

更新日:2017/03/16

坐骨神経痛の基礎知識

坐骨神経痛の症状に多い「しびれ」。部位や程度は人によってさまざまあり、緩和させるための体勢なども変わってきます。ここでは坐骨神経痛によるしびれの特徴や改善方法について、ドクター監修の記事で解説します。

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)の症状に多い「痛み」と「しびれ」。ここではしびれの原因や症状、日常生活での改善法などについて紹介します。

坐骨神経痛によるしびれの症状は、人によってさまざま

坐骨神経痛によって起こるしびれは、人によって部位や強さはさまざまです。たとえば、臀部や太ももにピリピリとしびれを感じる場合もあれば、膝下のふくらはぎやかかとがピリピリする場合、脚が全体的にしびれる場合、お尻や腰にしびれを感じる場合など、多岐にわたります。

決まった動作や運動を行うと症状が少しずつ現れ、少し休むと症状は治まるのに、再び同じ動作や運動を始めるとしびれや痛みが再度現れるケースがあれば、寝ている状態がラクな場合もあります。なかには、しびれで眠れない人もいるほどです。

このように症状の現れ方が多岐にわたる理由は、坐骨神経痛を引き起こす原因には、さまざまなことが考えられることと関係しています。これはしびれだけでなく、痛みについても同様であると考えられています。

坐骨神経への圧迫が強いほど症状も強くなる!?

坐骨神経痛によるしびれや痛みには、軽いものから重いものまで程度もさまざまです。一概にいうことはできませんが、しびれや痛みが強いということは、坐骨神経の圧迫が大きいことが考えられます。

坐骨神経痛のしびれの対処法

しびれが出ているときは、神経が圧迫されている状態になるので、ラクな体勢をとり安静にする必要があります。神経が圧迫され続けることによって症状が増悪しますので、ストレッチを行ったり、患部を温めたりすることで症状がやわらぐ場合もあります。

また整形外科外来では痛みやしびれに対応した内服薬の処方を受けることもできます。

ストレッチの方法については『坐骨神経痛に効果的なストレッチのやり方』の記事を参考にしてください。

症状の改善には原因となる病気の治療が必要

こういった症状をやわらげる手段はあるものの、根本的な改善をするには、何が原因となってしびれを発生させているのかを調べ、治療する必要があります。

坐骨神経痛を引き起こす病気で多いのは腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄(ようぶせきちゅうかんきょうさく)症、梨状筋(りじょうきん)症候群ですが、その他にも帯状疱疹、腰椎腫瘍などもあります。また、坐骨神経痛と似た症状が現れる子宮筋腫や変形性股関節症もあります。個人での原因特定はできないので、病院でしっかりと検査と診断を受けるようにしましょう。

治療をする場合はどこへ行けばいいか

坐骨神経痛の治療については、整形外科やペインクリニックなどに相談するのが一般的です。かかりつけの医師がいる場合には、そちらに相談してもいいでしょう。

受診前に、痛みの原因や発生時期、痛む部位や痛みの強さなどをメモしておくと、診察がスムーズに進行しやすいかと思われます。また、質問などもメモしておくと、聞き忘れを防止することができます。

慢性化した坐骨神経痛は、治療に時間がかかる場合があります。治療目標を設定し、ひとつひとつ着実に改善していくことが重要だと考えられています。