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「切れ毛」の原因・対策法!生活習慣は髪に関係ある?

更新日:2018.01.17
公開日:2016.07.28
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

髪がどういった状態になると切れ毛が起こるのか、切れ毛の原因、対策方法などを、切れ毛に悩む方にとって気になる情報を、ドクター監修の記事で解説します。正しい知識をつけて悩みのない髪を目指しましょう。

まとめ髪がしにくい、見た目がきれいに決まらないなど、切れ毛に悩まされることもあると思います。そもそも、なぜ切れ毛ができてしまうのでしょうか。その原因と対策を見ていきましょう。

切れ毛とはどういう状態なのか

切れ毛とは、髪が中途半端なところで切れてしまっている状態のことです。髪の内部に空洞があるなど、健康に育っていない髪がある程度まで伸びたときに、髪の組織が本来の形状を保てなくなることで起こります。

切れ毛になる原因とは

髪が切れ毛になるようなダメージは、どのようなことが原因で発生するのでしょうか。主な原因には、次のようなものがあります。

女性ホルモンの不足

女性ホルモンのエストロゲンには、髪のコラーゲンを増やしたり、髪の成長をサポートしたりする働きがあるため、その分泌量が減ると髪がもろくなって、切れ毛が起こりやすくなります。女性ホルモンの分泌量が減る原因には、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、冷え、体調の変化などがあります。

タンパク質やミネラル不足

過度なダイエットや偏食などで、タンパク質やミネラルなど、髪に必要な栄養が不足すると、髪の内部がスカスカになったり髪が健康に育たなくなったりします。

キューティクルのダメージ

髪の一番外側には、硬いタンパク質でできた細胞がうろこ状に重なったキューティクルという層があり、髪を保護するバリアの役割をしています。しかし、摩擦や熱、カラーリングやパーマ、紫外線などのダメージを受けると、キューティクルがはがれたり、めくれたりします。すると、髪の内部のタンパク質や水分が流出して髪がもろくなり、切れ毛が起こりやすくなります。

切れ毛の対策方法とは

切れ毛を防ぐためには、次のことを心がけましょう。

シャンプー前のブラッシング・予備洗い

シャンプーをするときは、あらかじめ目の粗いヘアブラシで髪のもつれをほぐしてから、ぬるま湯だけでしっかり予洗いをしましょう。こうすることで、髪に付着したホコリや汚れの大半が落ちて、シャンプーが泡立ちやすくなるので、大量にシャンプーを使ったり、洗浄力の強いシャンプーを使ったりせずに済みます。

アミノ酸系のシャンプーを使ってみる

正しいヘアケアをしているのに髪のパサつきが気になるなら、アミノ酸系シャンプーに変えてみるのもいいかもしれません。アミノ酸系シャンプーは、肌細胞と同じアミノ酸から作られる界面活性剤を洗浄剤として使ったシャンプーで、低刺激で髪や頭皮にやさしいといわれています。

髪を濡れたままにしない、無理な力をかけない

髪が濡れるとキューティクルが開いた状態になります。そのままの状態で放置したり寝たりすると、バリアが開いている髪は大きなダメージを受けます。洗髪後はドライヤーを使ってなるべく早く髪を乾かしましょう。また、ブラッシングの際に無理な力をかけることも避けましょう。絡まりやすい毛先からとかす、頭頂部から毛先までを何回かに分けてとかすなど、丁寧なブラッシングをしましょう。

長時間・至近距離でのドライヤー

髪の毛は、表面温度が高くなりすぎるとケラチンタンパク質が変性します。髪を乾かすときは事前にタオルドライをして、ドライヤーを使う時間を短縮しましょう。また、ドライヤーを髪から10cm以上離したり、1か所に集中して当て続けたりしないことも大切です。

生活習慣の改善で健康な髪の毛を

髪の主成分となるタンパク質、タンパク質の代謝に必要なミネラル、血行をよくするビタミンなどを毎日の食事で積極的に摂るようにしましょう。ただし、栄養素はすべてが体の中に充足することでてはじめて効果を発揮するので、さまざまな栄養素をバランスよく摂取することが大切です。栄養バランスのよい食生活や、十分な睡眠、ストレスを溜め込まない工夫を心がけるなど、毎日の生活習慣を見直しましょう。髪を健康に保つための栄養を摂る、髪に栄養がいきわたるよう促すことが大切です。

髪は死んだ細胞の集まりなので、自己治癒力がなく、受けたダメージを修復することができません。切れ毛ができてしまった場合は、毛先をカットして整えることが対処法としてあげられます。まずは傷んで切れ毛になってしまった髪を整え、次に伸びてくる髪をケアすることを心がけましょう。

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