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入れ歯用の歯ブラシを使ったケア

更新日:2017/11/22 公開日:2016/08/25

入れ歯・差し歯・ブリッジのケア

入れ歯も自分の歯と同じように、毎日お手入れすることが口臭予防や健康につながります。とはいえ、はじめての入れ歯では歯ブラシの使い方に戸惑いがあるものです。ここでは、ドクター監修の記事で入れ歯用の歯ブラシを使ったケアについて解説します。

入れ歯専用の歯ブラシは、さまざまな種類が販売されています。まず、それぞれの特徴を知り、自分の入れ歯にぴったりの歯ブラシを選んでから磨き方を学びましょう。手の力が弱くても、片手でラクラク使用できる歯ブラシもあります。

「入れ歯用歯ブラシ」ってどんなもの?

入れ歯は形が複雑なうえ、水で流しただけでは汚れが落ちません。汚れをきれいに落とすためには、「入れ歯専用歯ブラシ」でしっかり磨くことが大切です。

入れ歯用歯ブラシは、植毛部分は通常の歯ブラシと同じナイロン製の毛でできていますが、通常の歯ブラシよりも硬くて大きく、頑固な汚れも磨き落としやすいという特徴があります。

この植毛部分が2か所に分かれ、毛の硬さや形が異なるように作られているタイプが一般的です。毛の硬さが普通で植毛部分が大きい部分は義歯床や入れ歯全体を磨くときに使い、毛が硬く小さい部分は入れ歯の針金部分や細かく複雑な部分などを磨くときに使います。

柄の部分は太く持ちやすくなっており、力を入れて磨きやすくなっています。柄の形状はメーカーによっていろいろな工夫がされているため、現物に触れて握りやすいものを選ぶとよいでしょう。

片麻痺があるような人には吸盤付きの歯ブラシが便利です。ブラシの背面にある吸盤を洗面台などに付着させて固定できるため、片手でも効率よく入れ歯を磨けます。

入れ歯用歯ブラシを使う磨き方

入れ歯も普通の歯と同様、毎食後磨くことが理想的です。口から外して、下記の手順でしっかりと磨きましょう。

入れ歯の義歯床をしっかりと持ち、流水下で入れ歯に付いている食べカスやヌルヌルしたプラークのかたまりを洗い流します。

おおまかな汚れが洗い流せたら、入れ歯用歯ブラシを使ってヌルヌルがなくなるまで磨きます。人工歯と人工歯の間にブラシを入れ、義歯床から歯の先に向けてブラシを動かすと、細かい汚れもきれいに落とせます。

特に汚れやすい場所の磨き方は、総入れ歯と部分入れ歯では異なります。

総入れ歯

人工歯が自然歯のように並んでいる総入れ歯は、人工歯と人工歯の間や義歯床との境目、粘膜部分にあたる義歯床のくぼみにも汚れが溜まりやすいので、注意して磨いてください。

部分入れ歯

部分入れ歯の特徴であるクラスプ(金属の留め具)が特に汚れやすいため、入れ歯用歯ブラシの小さい植毛部分を使って細部までていねいに磨いてください。このとき、力を入れすぎるとクラスプを変形させてキズをつくる原因になるため、軽い力で磨くようにしてください。

(1)夕食後など、寝る前には入れ歯を保管する容器に水を張って義歯洗浄剤を入れ、入れ歯を浸して洗浄されるまで入れておきます。義歯洗浄剤は入れ歯用ブラシでも届かない繊細な部分を洗い、細菌の繁殖を防ぐ役割があります。理想は毎日使うことですが、週1〜2回の使用でも効果があります。

順番としては、入れ歯用ブラシで汚れを落としてから洗浄剤を使ってください。洗浄剤だけでは不十分です。部分入れ歯の場合、義歯洗浄剤の種類によってはクラスプが変色・変形することがありますので、どのような種類のものが適しているか歯科医に相談してみてください。

また、部分入れ歯の場合、歯の残り方によっては夜間に入れ歯をはめたまま寝たほうが良い場合もありますので、その点も歯科医に相談してみると良いでしょう。

(2)浸しておいた入れ歯を取り出し、もう一度流水下で入れ歯用ブラシを使って浮き上がったヌルヌルを磨いて洗い流します。義歯洗浄剤の薬成分が残っていると歯ぐきが炎症を起こす恐れがあるため、それを防ぐためにもしっかりと洗い流すことが大切です。

入れ歯磨きは自分自身で

入れ歯磨きには時間がかかりますが、慣れれば難しいものではありません。できるだけ自分の入れ歯は自分でお手入れすることが大切です。

その理由は、自分自身でお手入れすると、汚れの付き方などからかみ方や食べ方の特徴がわかり、入れ歯が合わないと感じたときに原因を早期発見できる場合もあるからです。

入れ歯のお手入れをきちんと習慣化して、おいしい食事を楽しみましょう。

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