消えたい…。1人で悩む前に「うつ病重症度」をセルフチェックしよ。

更新日:2016/08/15 公開日:2016/08/12

メンタルヘルス

年々、社会人の中で増加し続けているうつ病の患者数。うつ病は、悪化すると心の病であるだけでなく、疲れやすくなったり、食欲不振になってしまうなど、健康を脅かす原因にも。私は大丈夫!と思っているあなたも、もしかしたら「隠れうつ」かもしれませんよ?今回は、重度のうつ病についてご紹介します。

どう違うの?「重度のうつ病」とは

重度のうつ病の場合、気分の落ち込み、食欲不振、睡眠障害などの症状ほかに、もっとも特徴的なものとして「自殺願望」が起こります。

長期間続いた抑うつ状態が自尊心の喪失を招き、「この世から消えてしまいたい」という思考状態に陥っている場合が少なくありません。

また、重度のうつ病には、妄想、幻覚のような精神症状をともなう場合もあります。どちらにしても非常に危険な状態。うつ病を放っておいたり、間違った治療を行ってしまうとこのような状態に陥ってしまう恐れがあるそうなのです。

早めに気づくために…「うつ病重症度」をチェック!

うつ病の重症度をチェックする方法はさまざまありますが、ここではICD-10を紹介します。これはWHO(世界保健機構)が設定したうつ病の分類表で、うつ病を「軽症うつ」「中等症うつ」「重症うつ」の3つに分類します。

うつ病の重症度セルフチェック

典型的な症状
□1 ほとんど1日中憂鬱で沈んだ気分である
□2 仕事や趣味、対人関係などに興味や喜びを感じられない
□3 疲れやすくなった。活動性が低下した

そのほかの症状
□4 集中力や注意力が低下している
□5 自分はだめだと思う、自分に自信がない
□6 「悪いのは自分だ」という罪悪感や、「自分は無価値だ」という思いにとらわれる

□7 将来に希望が持てない
□8 自殺したいという思いにとらわれる。自傷行為をしたことがある。
□9 不眠(まれに過眠)がある
□10 食欲が低下する(まれに増加)している

・軽症うつ
設問1~3で2つ、4~10で2つ当てはまる項目があり、それが2週間以上続く

・中等症うつ
設問1~3で2つ、4~10で3つか4つ当てはまる項目があり、それが2週間以上続く

・重症うつ
設問1~3で2つ、4~10で5つ以上当てはまる項目があり、それが2週間以上続く

もちろん、必ずしもこの結果が全ての人に当てはまるわけではありません。「うつ病」は、自分で気付かないこともよくあるそうなので、セルフチェックが意識をするきっかけになるといいですね。

重度のうつ病になったときの対処法

「うつ病」は長く付き合っていく病気

うつ病は、きちんと治療を受ければ必ず治る病気です。

しかし、風邪のように「薬を飲んで熱が下がったから治った」と簡単にはいきません。個人差はありますが、半年~1年程度は治療を行うケースが多くあります。

うつ病は2~3年以内に50~80%が再発するといわれているほど再発率の高い病気。医師との連携を図り、焦らずゆったりと治療を進めていくことが改善への近道となります。

うつ病の「急性期と回復期」とは?

「うつ病」の再発を防ぐために…

維持療法で予防する

「維持療法」とは、病気が治った後も薬による治療を継続することです。うつ病の場合はある日突然服用を止めるのではなく、段階的に減らしていくことになります。服薬期間は、1~2年です。重症、慢性化している人は数年かかる場合もあります。

認知をコントロールして予防する

うつ症状を起こしやすくしている思考パターンを変えていくことも大切です。たとえば、自分の抱えこんだ仕事を見て「こんなに処理できない」と悩むのではなく、「できないところは誰かに手伝ってもらう」と考え方を改めることで、気分も変わってきます。

不眠に注意する

夜眠れない、夜中に何度でも目が覚めてしまう、などの不眠の兆候があらわれたときは注意しましょう。うつ病再発のサインかもしれません。放置せず、医師に相談してください。

再発を何度も繰り返してしまうと、「もうあんな思いはしたくない」「消えてしまいたい」という願望が増してしまう恐れがあるようです。そんなことにならないためにも、再発をしないように治療していく必要がありそうですね。

うつ病患者の“周囲の心がけ”は?

心配せずに、まずは穏やかに過ごすこと

「うつ病」と聞くと、身構えてしまったり、引け目に思ってしまう人も多いですが、「病気」という意識を持って医師に相談してみるのも大事な一歩。もしかしたらと感じていたら、一歩踏み出してみましょう。

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