マイボーム腺炎とは?原因、症状、治療法について

更新日:2016/12/09 公開日:2016/09/23

ものもらいの原因と症状

マイボーム腺炎が起こる原因や症状、治療法についてドクター監修の記事でお伝えします。マイボーム腺とは何か、ものもらいと違う病気なのかも知っておきましょう。コンタクトレンズやアイメイクをしている人は注意が必要です。

ヘルスケア大学参画ドクター

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まぶたが赤く腫れているのは、マイボーム腺炎が原因かもしれません。聞きなれない名称のマイボーム腺炎とは、どのような病気なのでしょうか。

マイボーム腺とは

まつげの生え際には、ポツポツとした小さな穴が並んでいます。上下のまぶたにそれぞれ30個くらいずつあるのですが、非常に小さいため、肉眼で確認することは難しいでしょう。これがマイボーム腺です。マイボーム腺は油(脂質)を分泌しており、この油のおかげで涙の蒸発を防ぐことができているのです。

マイボーム腺炎の原因

マイボーム腺の穴(開口部)に細菌が入り込んで炎症を起こした状態がマイボーム腺炎で、一般的にものもらいと呼ばれている病気のことです。地域によっては「めばちこ」や「めんぼ」と呼ぶこともあります。特に気をつけたいのが、アイメイクによる炎症です。アイライナーやアイシャドウ、マスカラなどを目のふちギリギリまで塗っている人が多くいます。これでは、マイボーム腺の開口部をふさいで炎症を起こしてしまいます。

ほかにも、汚れたコンタクトレンズの装用など、目の周りを不潔にしているとマイボーム腺が炎症を起こしやすいので注意してください。

ものもらいという呼び方から感染する病気のように思われがちですが、この病気の原因は細菌です。ウイルスのように人から人へ伝染するものではありません。

マイボーム腺炎の症状

マイボーム腺に細菌が感染すると、まぶたが赤く腫れて触ると痛みを感じます。そして、マイボーム腺が正常に機能しなくなるので、涙の蒸発を抑えることができなくなり、ドライアイになります。マイボーム腺炎は短い期間に何度も再発することが多い病気です。一度治ったと思っても、反対側の目など違う場所に次々と発症することが多いのが特徴です。

マイボーム腺炎の治療法

マイボーム腺炎の原因は細菌感染なので、治療には抗生物質が使われます。周辺のマイボーム腺に炎症が広がるのを防ぐ効果も期待できるでしょう。マイボーム腺に膿(うみ)がたまっている場合には、切開して膿を出す必要があります。ただし、この処置はタイミングが重要です。あまり早い時期に切開をしても膿があまり出ないこともあるので、適切な時期に行う判断が大切になるのです。