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機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)ってどんな病気なの?

更新日:2018/06/14 公開日:2016/10/24

機能性ディスペプシアの基礎知識

機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)は、みぞおちの痛みや胃もたれという症状があっても、検査で物理的な異常が見つからない病気です。ここでは機能性ディスペプシアの基礎知識について、ドクター監修の記事でわかりやすく解説します。

機能性ディスペプシアとは、内視鏡検査でがんや潰瘍などの物理的な異常が確認されないにもかかわらず、胃腸に慢性的な症状が現れる状態をいいます。機能性ディスペプシアの症状や原因、治療方法についてみていきましょう。

ディスペプシアとは

みぞおちの痛みや胃もたれなどの、みぞおちを中心とする腹部症状をディスペプシアといいます。機能性ディスペプシアは、こうした症状が現れるにもかかわらず、胃潰瘍やがん、ポリープといった物理的な異常がみられない状態をさします。

機能性ディスペプシアの症状

機能性ディスペプシアの症状は、主に以下の4つです。

  • 食後のもたれ感
  • すぐにおなかいっぱいになるように感じる
  • みぞおちが痛む心窩部痛(しんかぶつう)
  • みぞおちが焼けるように熱くなる心窩部灼熱感(しんかぶしゃくねつかん)

この4つの症状のうち、1つ以上の症状を6か月以上前に発症し、その症状が3か月以上続いている場合、機能性ディスペプシアと診断されます。また、これらの症状はタイプによって、空腹時に起こる場合と、食後に起こる場合に分けられます。

詳しくは、こちらをご覧ください。

『機能性ディスペプシアに起こりやすい症状』

機能性ディスペプシアの原因と合併症

機能性ディスペプシアの原因はさまざまであり、原因をひとつに絞るのは難しいです。現時点では、以下の3つが主な原因とされています。

  • 消化管の運動機能異常
  • 内臓知覚過敏
  • ストレス

また、機能性ディスペプシアには気分障害、神経症性障害を合併することが多いことから、ストレスとの関係性は強いものであると考えられます。このほか、機能性ディスペプシアと合併頻度が高い病気としては、胃食道逆流症(GERD)、過敏性腸症候群(IBS)、慢性便秘、慢性膵炎(すいえん)があげられます。

詳しくは、こちらをご覧ください。

『うつにもなる?機能性ディスペプシアの合併症』

機能性ディスペプシアの治療方法

機能性ディスペプシアは物理的な異常が見られないため、手術で腫瘍を取り除くような治療方法はとれません。そのため、他の病気と同様、薬物療法、生活指導、食事療法の3つの組み合わせが治療の基本となります。

薬物療法は、酸分泌抑制薬、消化管運動機能改善薬、胃粘膜保護薬、抗不安薬・抗うつ薬といった西洋医学にもとづいた服薬を行うこともあれば、漢方治療を行う場合もあります。とくに六君子湯(りっくんしとう)という漢方薬は、臨床的にもっとも注目されています。ピロリ菌が原因となっている場合はピロリ除菌を行います。

詳しくは、こちらをご覧ください。

『機能性ディスペプシアに有効な治療薬は大きく分けて5つ』

『機能性ディスペプシア症状改善の可能性がある漢方薬とは?』

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