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円形脱毛症が完治するまでの期間について

更新日:2016/12/09 公開日:2016/10/24

円形脱毛症の治療

円形脱毛症は、脱毛範囲が広いほど長引きやすいといわれていますが、完治するまでに、どのくらいの期間が必要なのでしょうか。ここでは、円形脱毛症が治るまでにかかる期間について、ドクターの監修のもとで詳しく説明します。

円形脱毛症は、完治する病気なのでしょうか。また、再び髪が生えてくるまでにどのくらいかかるのでしょうか、今回は、円形脱毛症が完治するまでにかかる期間について説明していきます。

脱毛範囲が広いほど完治までに時間がかかる

円形脱毛症は、脱毛部分が少なければ、特に治療を受けなくても自然に治るケースがほとんどです。しかし、脱毛の範囲が広くなるほど、脱毛が長引きやすくなります。まず、円形脱毛症には、単発型や多発型など、いくつかのタイプに分けられ、それぞれ完治する期間が異なります。

単発型

円形の脱毛斑が1~2か所できるタイプで、もっともよく見られます。自然に治ることが多く、約80%の人は1年以内に治癒するといわれています。ただし、中には再発をくりかえす人もいます。

多発型

円形の脱毛斑が3か所以上できるタイプです。髪が生えてきても、別の部分で脱毛が起きるというようなことをくり返しやすく、治療を行っても、完治するまでに半年~2年くらいの期間はかかるといわれています。

蛇行型

後頭部から側頭部の生え際に沿って、細長く蛇行するように脱毛が起きるタイプで、治療期間が複数年に渡ることもあります。

全頭型

脱毛部分が広がって、頭髪が全体的に抜け落ちてしまうタイプです。治療への耐性ができたり、症状が改善してきていても、治療を中止すると再び脱毛が起きたりするなど、治りにくいケースが多く、治療が長期間に渡ることも珍しくありません。

汎発(はんぱつ)型

頭髪のみならず、眉毛やまつげ、体毛など、全身の毛が抜け落ちてしまうタイプで、円形脱毛症の中でもっとも重い症状です。全頭型と同じく、治療が長期間に渡るケースが多いようです。

円形脱毛症の治療では副作用が出ることも

円形脱毛症の治療法には、さまざまなものがあります。そして、どの治療法にも程度に差があるものの、副作用が起こる可能性があります。主な治療法の副作用を見ていきましょう。

ステロイド剤の副作用

円形脱毛症は、誤作動を起こした免疫細胞が毛包を攻撃してしまい、炎症が起きることで生じると考えられています。ステロイド剤には、免疫機能を抑えて炎症を抑える作用があるので、さまざまな形のものが治療に用いられています。ステロイド剤の投与方法により生じる副作用は、以下の通りです。

  • 塗り薬…ニキビや毛包炎ができることがあります。
  • 局所注射…注射した部位が陥没することがあります。また、注射をする際に強い痛みをともないます。
  • 飲み薬…肥満、ムーンフェイス(満月のように顔が丸くパンパンに腫れ上がる)、生理不順、糖尿病、消化器不全などを発症することがあります。また、服用を中止すると高確率で脱毛が再発します。原則として、子供は対象外になります。
  • ステロイドパルス療法…3日間ほど点滴で大量に投与する治療法です。短期間の投与なので、副作用はそれほど多くありませんが、不眠、動悸、頭痛、微熱、倦怠感などが現れることがあります。こちらの治療法も子供は対象外です。

局所免疫療法の副作用

薬品を使って患部をかぶれさせ、毛包を攻撃しているリンパ球とは別のリンパ球を患部に集める治療法です。副作用はそれほど多くありませんが、かぶれ、リンパ節膨張、じんましんができることがあり、アトピー性皮膚炎、湿疹などがある人は、一時的に症状が悪化する可能性があります。

PUVA療法(紫外線療法)の副作用

患部に紫外線を照射し、毛包を攻撃しているリンパ球を抑制する治療法です。肌が炎症を起こすことで、肌にヒリヒリした感覚や、かゆみが生じることがあります。ひどい場合は、みずぶくれができることもあります。

根気強く治療を続けることが肝心

このように、円形脱毛症は重症の人ほど治療期間が長引きやすいものですが、治療中に副作用が現れることもあります。また、治ったと思っても、再発をくり返してしまう人もいるようです。

しかし、円形脱毛症の脱毛部分は、髪をつくる毛包が完全に破壊されているわけではありません。炎症を抑えられれば、毛包が回復し、髪の毛が再び生えてくるので、諦めずに治療を続けることが大切です。

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