原因不明の全身の痛みが続く難病、線維筋痛症とは?

更新日:2017/01/11 公開日:2016/10/24

線維筋痛症の基礎知識

全身の激しい痛みが長期的に続き、日常生活に支障をきたすケースもある線維筋痛症。原因には不明な点も多く、完治する割合も低い難病といわれています。線維筋痛症の主な症状や治療法について、ドクター監修のもと解説します。

線維筋痛症は、全身の筋肉や関節部に激しい痛みやしびれが継続して生じる難病です。原因には不明な点が多く、痛みの現れる部位が不規則に広がり、痛みの程度も重くなっていくのが特徴です。また、倦怠感や頭痛、睡眠障害といった、さまざまな神経症状や精神症状をともなうことが多いため、一般的に線維筋痛症の診断には、長い時間が必要です。ここでは、線維筋痛症の主な原因や症状、治療法について解説します。

線維筋痛症を引き起こす2つの要因

線維筋痛症を引き起こす根本的な原因はわかっていません。しかし、発症を引き起こす要因として、生活環境の変化で生じるストレスなどの内的要因と、けがや手術をはじめとする外的要因の2つがあるといわれています。特にストレスは、なかなか解消されない痛みによって不眠やうつ状態になり、そのストレスで症状がさらに悪化するケースも多いため注意が必要です。

さまざまな症状をともなう線維筋痛症

線維筋痛症を発症すると、全身に激しい疼痛(とうつう)が生じます。痛みは腱付近や筋肉、関節をはじめとして、不規則に全身へ広がっていきます。頭痛や不眠や微熱を伴うことがあり、重症化すると、少しの刺激でも痛みを感じるようになり、日常生活が困難になることもあります。リウマチ性の病気に症状が似ていますが、関節の破壊は起きません。また、同時に現れる症状もさまざまなため、各科で診察を受けたものの原因が特定できず、それぞれに対する対症療法で終わってしまい、適切な治療につながらないことも多いです。

線維筋痛症の原因や症状について、詳しくは『身体が激しく痛む線維筋痛症の原因と症状』をご覧ください。

線維筋痛症の治療法

2016年現在、線維筋痛症には明確な治療法はありません。生命への直接の危険は少ないものの、完治率も低いため、痛みをコントロールしていく対症療法が治療の基本方針となります。ストレスを軽減したり、しっかりと休養をとることによって症状が改善することもありますが、症状の重さによっては、薬物療法や運動療法、心理的なアプローチなどさまざまな治療が行われます。通院による治療が主ですが、まれに症状のコントロールのために入院が必要となる場合もあります。

線維筋痛症の治療法について、詳しくは『線維筋痛症に有効な薬物療法とは』をご覧ください。

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