栄養失調になった場合の治療法、入院期間について

更新日:2016/12/09 公開日:2016/10/24

栄養失調の治療方法

重度の栄養失調になると、最悪の場合、命を落としてしまう危険性もあります。栄養失調や新型栄養失調になってしまった場合の診断方法、治療方法、入院などについて、ドクター監修のもと解説します。

カロリーや必要栄養素が不足することにより栄養失調になると、免疫力や代謝などが低下するため、他の病気にかかりやすくなります。それによって最悪の場合、死にいたる危険もあるので、早期に医師の診断を受け、治療することが大切です。

栄養失調の診断

多くの場合、医師はまず外見に基づいた診断を行います。顔色、目がうつろである、髪の色があせている、脱水症状が見られる、皮膚にハリがない、むくみがある、お腹がふくれている、などが主な外見的な特徴です。また、体重減少の有無、食事方法、食事内容、生活環境、薬の使用の有無などについても問診します。これにより、原因を明らかにすることを試みます。そして、血液検査、身体検査、X線検査、皮膚検査などを行い、重症度を測ります。それぞれに判断基準がありますが、たとえばタンパク質を十分に摂取していないと減少するアルブミン値が3.5g/dl以下だと、進行した栄養失調と判断されます。

栄養失調の治療と入院

重度の場合は入院が必要となり、点滴や栄養成分の経口補給などを行います。飢餓状態の人に食事を与える際には、摂取するカロリーを徐々に増やしていくなど、注意が必要です。口からの栄養摂取が望ましいですが、困難な場合は消化管や静脈から挿入したチューブで栄養補給することもあります。栄養失調の程度にもよりますが、治療期間は1週間から数か月程度です。

新型栄養失調の診断と治療

特定の栄養素の欠乏によって起こる新型栄養失調は、不足する栄養素によって症状が異なります。医師は、まず問診を行い、患者の食事内容や方法の見直しを図ります。また、消化器官である胃腸の状態も検査します。栄養を消化・吸収する機能の低下が、栄養不足の原因になっている可能性があるためです。そのうえで、不足している栄養素を補給するために、必要に応じてサプリメントの処方や点滴などを行います。治療には数か月かかるのが一般的ですが、入院を要するケースはほとんどありません。

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