猫はダメ?ハッカ油使用時の注意事項

更新日:2016/11/24 公開日:2016/11/17

ハッカ油の基礎知識

さまざまな効能を持つハッカ油は、日常的に活用しやすい精油の1つです。しかし、猫のいる家庭では気をつける必要があるなど、注意すべき点もあります。具体的にどのようなことに注意すればよいのか、管理栄養士監修の記事で解説します。

ハッカ油は、虫よけや消臭などに効果をもたらすだけでなく、気分転換にも適しています。生活のあらゆる場面で使用することが多いハッカ油の正しい使用法について見てみましょう。

使用するときの注意点

ハッカ油は、すぐれた効能と使いやすさから、医療品や生活用品、食品などにも利用されていますが、使用の際には、十分な注意が必要です。誤った使い方をしてしまうと、危険がともなうこともあるため、注意事項をよく守り、正しい使用法を心がけてください。

使用量に注意

ハッカ油は、使用量に十分な注意が必要です。飲料や食品などにたくさん入れ過ぎるのは大変危険です。一般的なものは1~2滴が適量とされていることが多いので、使用方法に記載してある適量を必ず守るようにしてください。また、入浴や、肌に直接塗る場合にも、適量を必ず守るようにしましょう。ハッカに含まれるL-メントールという成分の一般的な濃度は37.60%が適量とされており、この量を超えてしまうと肌荒れなどが起こる原因になります。

猫への危険性に注意

ハッカ油には、高い消臭効果が期待できることから、小動物のニオイを防ぎたい場合にも使用が可能です。しかし、小動物など生き物へ使用する際には十分に注意してください。特に、猫は、ハッカ油のほか、アロマテラピーなどに使用される精油(エッセンシャルオイル)が合わないといわれていますので十分にご注意ください。

猫に精油が危険な理由

猫に精油が危険である理由には、猫特有の肝機能に関係することが考えられています。通常、人や犬の肝臓には解毒の作用が備わっていますが、猫には解毒ができないといわれています。猫の肝臓には、解毒に必要であるグルクロン酸抱合がありません。そのため、分解されるはずの精油の成分が、解毒できずに猫の体内に留まってしまう可能性があります。解毒に必要なグルクロン酸抱合を猫が持ち合わせていない理由は、猫の肉食性があげられます。猫は、動物性タンパク質(肉類)が必要不可欠なため、野菜や穀物のみで生きていけません。このような理由から、猫は有害な物質を自力で解毒できないため、強い作用をもたらす精油が合わないと考えられています。猫がいる部屋ではハッカ油を含む精油の使用を控えることや、精油を猫の触れない場所に保管するなど、必要に応じて対処してください。

精油がもたらす危険性に注意

精油とは、植物から抽出された純度100%のものをいいます。一切の不純物を含まず、何百倍あるいは何千倍にも濃縮されているものも多く、強い作用があるため、使用する場合は過度な使用は控えるようにしましょう。

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