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頭を動かすとクラクラするのは良性発作性頭位めまい症かも

更新日:2017/12/20 公開日:2016/11/16

良性発作性頭位めまい症の基礎知識

めまいを引き起こす病気にはさまざまなものがありますが、中でも、もっとも頻度が高いといわれているのが良性発作性頭位めまい症です。ここでは、この病気で起こるめまいの症状や原因、治療法などをドクター監修のもと解説します。

横になったり寝返りを打ったりすると、周囲がグルグル回っているようなめまいが起きるという人は、良性発作性頭位めまい症かもしれません。ここでは、良性発作性頭位めまい症で起こるめまいの特徴や原因、治療法などを解説していきます。

頭を動かしたときにめまいが起こる良性発作性頭位めまい症

良性発作性頭位めまい症は、耳の異常が原因で起こるめまいの中でもっとも頻度が高く、特に30~60歳の女性に多く見られる病気です。良性発作性頭位めまい症では、寝ようとして横になったとき、起き上がったとき、寝返りを打ったとき、急に上を向いたとき、下を向いたときなど、頭の位置を急に変えたり、頭を特定の位置にしたときに、くり返しめまいが起こります。めまいにはいくつかタイプがありますが、この病気のめまいは、自分や周囲がグルグル回っているように感じる回転性のめまいであることが多く、めまいの持続時間は、数秒から数十秒と短時間です。また、めまいの症状が大きいと、吐き気や嘔吐をともなうことがありますが、耳鳴りや難聴などは起こりません。

良性発作性頭位めまい症の原因とは

耳の一番奥にある内耳には、平衡感覚をつかさどる三半規管と耳石器があります。耳石器の中には、炭酸カルシウムでできた耳石という小さな石がたくさん入っており、頭が傾いたり、重力や遠心力がかかったりすると、耳石の位置がずれ、そのずれを感覚細胞が捉えることで、身体の向きや傾きが認識できる仕組みになっています。良性発作性頭位めまい症の原因は、まだはっきりとはわかっていませんが、なんらかの理由で、この耳石が本来ある場所からはがれ落ち、三半規管の中に入り込んでしまうことで、めまいが起こると考えられています。頭部の外傷や打撲、中耳炎、耳の手術、長時間の安静のあとなどに起こりやすいといわれています。

良性発作性頭位めまい症は治るのか

良性発作性頭位めまい症は、くり返しめまいが起こりますが、病名に良性とあるように、大半はそれほど深刻な状況にならずに治癒します。めまいを何度かくり返すうちに、身体が慣れてきて、症状が軽減したり、自然に消失したりするケースもあります。めまい症状や、それにともなう吐き気などをやわらげるための薬物治療が行われます。薬物治療のほかには、三半規管の中に入り込んだ耳石を三半規管から出す、頭位治療(耳石置換法)というものがあります。診察や検査によって三半規管のどこに耳石があるかを診断し、そのタイプに合った頭位治療を行うことにより、めまいの治癒が早まるとされています。

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