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痛みはないけど受診すべき?肛門やお尻のかゆみの対処法とは

更新日:2017/08/29 公開日:2016/12/28

肛門やお尻のかゆみが生じるメカニズムとは

肛門部やお尻の皮膚に存在する知覚神経に、物理的・化学的な刺激が加わることで、かゆみが生じます。加わる刺激にはさまざまな種類があります。特にかゆみの原因で多いのが、便の拭き残しによるかゆみです。肛門などに便が付着し不潔な状態のままにしていることにより、弱酸性である皮膚がアルカリ性に傾くことで起こります。また、固すぎる紙でお尻を拭きすぎてしまい、皮脂まで拭き落とした場合にもかゆみが発生します。

肛門やお尻のかゆみの対処法

お尻や肛門がかゆくなっても、かきむしることは厳禁です。指先などからばい菌が入り、症状が悪化してしまう可能性があります。お尻がかゆくなった場合、まずは清潔に保つようにしましょう。しかし、洗浄力が強い石けんや固いタオルなどでごしごしとお尻を洗うのは逆効果になります。刺激の少ない石けんやタオルなどを使用してください。お尻を清潔に保つのに有効なのは座浴です。洗面器などの底の浅い容器にぬるいお湯を溜め、石けんを使わずに優しく手で洗います。トイレに行った際、シャワートイレを使用するのもよいでしょう。ただし、シャワートイレなどの使い過ぎには注意が必要です。洗いすぎにより皮膚のバリアが破れてしまいます。強すぎる水圧、高すぎる温度設定にせず使用しましょう。また、シャワートイレの乾燥モードは過度の乾燥を招きやすいので使用を控えましょう。

肛門やお尻のかゆみに市販薬は使用できるのか

お尻のかゆみにはさまざまな原因が考えられるので、ここではお尻の清潔さが保たれていなかった場合の薬について解説します。お尻が不潔な状態におかれ、皮膚のバリアが弱まっている場合、かゆみをやわらげてくれる市販の軟膏やクリームを数日使用するだけでよくなることもあります。ただし、使用する際は患部を清潔にしましょう。不潔な状態で塗布すると、逆にトラブルを起こす可能性がありますので、お尻のかゆみが何週間も続いたり、市販の軟膏で改善しない場合には、早めに病院を受診してください。

肛門やお尻のかゆみで受診するなら

お尻全体であっても肛門であっても、皮膚のかゆみであれば、皮膚科で問題ありません。肛門付近の問題であれば肛門科を受診してください。また、婦人科や泌尿器科でも対応可能な場合もあります。何科かわからない場合は、かかりつけの医師に相談するのもよいでしょう。

肛門やお尻のかゆみの検査や治療法

診察と同時に必要に応じて真菌、細菌の検査をするなどして原因の精査を行い、適切な軟膏などを患者の状況を考慮したうえで選択し、経過観察します。原因となる病気によってステロイド軟膏、抗真菌薬軟膏、抗生剤入り軟膏、抗ヒスタミン軟膏、亜鉛華(あえんか)軟膏など、使用する薬も変わってきます。ただし、原因が特定できるとは限りません。この病気には、原因不明のものも少なくありません。経過観察している間も、皮膚の見た目の変化が重要となりますので、画像を記録するなどし、その変化を見ます。通院し、症状、皮膚の見た目の変化、使った薬剤の反応などをもとに、話し合いながら治療を進めていくことになります。

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