呼吸がポイント?右胸が痛いときに考えられる原因と病気とは

更新日:2016/12/09 公開日:2016/11/18

胸痛の基礎知識

右胸が痛い場合、肺や胆嚢などの呼吸器や消化器を中心とした病気が原因として考えられます。具体的にはどのような病気があり、どのように胸が痛むのでしょうか。ドクター監修の記事で詳しく解説いたします。

ヘルスケア大学参画ドクター

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右胸が痛むといっても、どのような痛み方なのか、どのようなときに痛むかによって、何が原因となっているのかは変わってきます。右胸が痛む場合、具体的にどのような病気が考えられるのか解説します。

右胸の痛みの症状を整理しよう

右胸は、呼吸器官である肺のほか、消化器官の1つである胆嚢(たんのう)が位置します。痛みによって原因に違いがある可能性があるので、まずはどのようなときに痛み、どのように感じるのか整理しましょう。

呼吸時に感じる右胸の痛み

呼吸に合わせて右胸に圧迫するような痛み、息苦しさを感じる場合は、呼吸器系の病気が疑われます。また、呼吸器に異常がない場合でも、肋骨や背骨、または周囲の神経が起因していることもあります。痛みを感じる場合、圧迫感があるのか、チクッとした痛みなのか確認しましょう。

呼吸時のみならず咳き込む際にも痛む場合

呼吸に合わせて右胸が痛むだけでなく、咳き込む際にも痛みを感じる場合は、肋骨など右胸周辺の骨に異常が見られることがあります。

耐えられないほどの痛みを感じる場合

右胸には、胆嚢も位置しているため、胆嚢の病気が原因で激しい痛みが引き起こされている可能性があります。

右胸が痛い場合に疑われる病気

右胸が痛い場合の症状について整理したところで、具体的に右胸が痛い場合どのような病気の可能性があるのか確認しましょう。

胆嚢炎

胆嚢は、肝臓でつくられた脂肪を分解するための胆汁を貯蓄するための臓器です。胆嚢炎は、この胆汁が、胆石によってせき止められることによって起こります。急性胆嚢炎を起こした場合は、右胸に激しい痛みを感じるのが特徴で、胆石症も同時に見られることが多い病気です。

胆石症

胆汁が固まり石化したものが、胆嚢、または胆管につまる病気です。右胸から右の脇腹に激しい痛みを感じます。

気胸(ききょう)

気胸は、肺に穴があく病気のことです。症状としては、右胸を含む胸の痛みのほか、息苦しさや咳があげられます。

肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)

背骨や肋骨の神経が圧迫されることによるもので、チクチクと刺さるような痛みを感じます。

腎結石(じんけっせき)

腎臓に大きなかたまりである結石ができる病気です。通常は、腰や背中などに激しい痛みを感じますが、右胸にも痛みを感じることがあります。

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

腕を上げた際に、手を中心に腕や肩甲骨あたりまでしびれを感じる病気です。なで肩の人に多いといわれる病気で、症状が悪化すると右胸などにも痛みを感じることがあります。

日常生活で気をつけたいこと

右胸が痛む原因の1つとして、生活習慣の乱れやストレスが考えられます。予防策としては、生活習慣を見直し、適度にストレスを発散することが大切です。たとえば、胆嚢からくる病気の予防としては、脂肪分を摂りすぎないようにすることも重要になります。

もし、すでに痛みを感じているようであれば、軽度な場合、安静にしていたり、痛み止めなどの外用薬を服用したりすることで症状が改善される場合もあります。耐えられない痛みや、痛みが継続するようであれば、早めに医療機関を受診しましょう。受診する科は、主に内科ですが、肋骨の病気や胸郭出口症候群が疑われる場合は整形外科になるため、原因がわからない場合は、総合病院を受診することをおすすめします。

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