冷凍でポリフェノールが増える?バナナの賢い保存方法

更新日:2016/12/27 公開日:2016/12/27

バナナの基礎知識

美容やダイエットによいとされるバナナですが、大量に買い込んでしまい、食べ切る前に腐らせてしまったことはありませんか。今回は、ドクター監修の記事で、バナナ適切な保存方法と、冷凍させることによるメリットについて解説します。

生鮮食品を長持ちさせる目的や、作り過ぎてしまったおかずを長期保存させるための冷凍庫は、もはや私たちの生活に欠かせない必需品と言っても過言ではないでしょう。冷凍保存によって、作りたての鮮度を保ち続け、いつでも好きなときに解凍して食べられるようになりました。

空気をいかに遮断するかが、冷凍のポイント

バナナは時間が経つと皮が茶色く変色し、中身も同様に変色するとともに、ブヨブヨに軟らかくなります。夏場は3日、冬場でも10日を過ぎると劣化が確認できるようになり、他の果物と比べても劣化が目に見えてわかりやすいことから、バナナの保存に頭を悩ませている人も多いことかと思います。しかし、バナナは冷凍庫で凍らすことで、いつまでもフレッシュな味わいを保つことができます。また、バナナに含まれるビタミンB群やカリウムなどの栄養素も、劣化することなく維持することができます。

その保存方法は、まず皮をむき、ラップで包み、真空パックに入れて保存するのがベストです。皮をむいた状態でも、冷凍すれば2か月以上鮮度が保てます。食品は酸化が進むことによって、本来食品が持つ風味などが失われ、味が落ちていきます。極力外気を遮断することが、少しでも長持ちさせるための秘訣です。また、皮をむいたバナナをそのままラップで包んでも問題ありませんが、手のひらで押して、棒状にして凍らせるのもよいでしょう。薄く延ばした状態ならば、人間の歯でも噛み砕きやすく、アイスキャンディーのようにして食べることもできます。また、包丁でもカットしやすく、牛乳と一緒にミキサーに入れてジュースにして飲んだり、焼き菓子やケーキの具材として使ったりするのもよいでしょう。

シュガースポットにはポリフェノールがたくさん

バナナの皮に現れる黒い斑点は、鮮度を見分けるための基準にもなりますが、これはシュガースポットと呼ばれ、茶褐色に変色したバナナ本体が糖度を増し、さらにおいしく食べることができるサインでもあります。シュガースポットは、バナナの皮が劣化し、バナナの栄養素の1つであるポリフェノールが酸化酵素と結びついた結果現れます。中身が茶褐色になったバナナは、一見腐っていて食べにくいように見えますが、実はポリフェノールの含有量が倍増しているという研究結果や報告があります。ポリフェノールには、動脈硬化や肌荒れの原因となる活性酸素を取り除く働きがあります。赤ワインに多量に含まれていることで一時期話題になりましたが、身近にあるバナナでも簡単に摂取できます。

バナナを冷凍する際は、買ってきたものをすぐに冷凍するのではなく、シュガースポットが現れ始めたころを見計らって冷凍庫に入れるとよいでしょう。つい大量に買い込んでしまっても、冷凍保存と少しの手間をかけるだけで、バナナをおいしく、さらに健康的にとり入れることができます。