ベーチェット病の検査方法について

更新日:2016/12/19 公開日:2016/12/14

ベーチェット病の診断と治療

ベーチェット病と診断するために行われる検査について、ドクター監修の記事で解説します。ベーチェット病の症状は多種多様なため、さまざまな検査が行われます。また、症状の組み合わせによる分類も解説します。

ベーチェット病の疑いがある場合、どのような検査が行われるのでしょうか。ベーチェット病であると診断するポイントとあわせて見てみましょう。

ベーチェット病の診断基準

厚生労働省は、ベーチェット病を診断する基準を定めています。ベーチェット病には発症する頻度の高い主症状と、その後に現れる可能性のある副症状があります。その症状の組み合わせにより、次のタイプに分類されているのです。

完全型

口腔内アフタ、皮膚症状、眼症状、陰部潰瘍の4つの主症状が全て出現します。

不全型

3つの主症状、もしくは2つの主症状に2つの副症状が見られます。あるいは、目の症状に1つの主症状か2つの副症状が確認できるケースです。

特殊病変

血管型、腸管型、神経病変の副症状が見られます。これらは重篤化して後遺症を引き起こす可能性があるため、最優先で治療が必要です。

疑い

主症状の一部が見られるが、不全型に当てはまらないケースです。もしくは、主症状はなく、副症状をくり返したり症状が悪化したりする場合を含みます。

ベーチェット病の診断・検査法

ベーチェット病にはさまざまな症状があるため、1つの検査で診断を確定することはできません。主に次のような検査を複数行うのが一般的です。

視診

問診と視診で皮膚症状などを確認したうえで、医師の判断により行う検査が決まります。

血液検査

血液にCRP陽性や赤沈亢進(せきちんこうしん)という炎症反応が出ると、ベーチェット病の特徴である免疫反応の活発化が起きていると考えられます。約半数の患者でHLA-B51が陽性になります。

皮膚の針反応

太い注射針を刺して皮膚が赤く反応すると、ベーチェット病の疑いがあります。ただし、針反応が必ず見られるとは限らないため、近年はあまり行われていません。

連鎖球菌ワクチンによるプリックテスト

ベーチェット病患者は、口腔内レンサ球菌に強く反応する傾向があるため、わずかな傷を付けた部分に薬液を浸透させて反応をチェックする、プリックテストを行います。

眼科検査

細隙灯(さいげきとう)というランプで眼球を照らして顕微鏡で観察し、肉眼ではわからない眼球の異常を発見します。また、フルオレセイン蛍光眼底造影という検査では、網膜の毛細血管を細かく観察することができます。

大腸内視鏡検査・小腸造影剤検査

内視鏡で大腸と小腸の境目に深い潰瘍(深掘れ型)が確認できた場合は、腸管ベーチェット病の可能性が高くなります。

超音波検査・血管造影検査・造影MRI検査

血管の状態を確認することで、血管ベーチェットの診断をします。

このような検査をいくつか組み合わせて行うこととなるので、実際に検査を受ける際は医師に詳細を確認しましょう。

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