骨が痛む、折れやすくなる骨軟化症の症状

更新日:2016/12/20 公開日:2016/12/20

骨軟化症の基礎知識

骨軟化症を発症すると、骨の変形やビタミンD、リン不足に関係する症状が現れます。時には骨が体重を支えきれなくなり寝たきりになることもあります。骨軟化症の症状を中心に検査・診断について、ドクターの監修のもと解説します。

内田毅先生

この記事の監修ドクター

内田毅クリニック 院長
内田毅先生

骨の成長には、カルシウムのみならずビタミンDやリンが必要です。これらの栄養素のどれかが不足している、または栄養素は足りていても骨に異常があると、骨の石灰化がうまくいかず骨軟化症が発症しやすくなります。

症状

骨軟化症を発症すると、骨にまつわる症状や、ビタミンDあるいはリンに関係する症状が現れます。原因によって症状が異なる場合もあります。

よく見られる症状

骨軟化症は、骨が完全に成長する前に発症するとくる病と呼ばれます。骨軟化症の患者には、くる病に現れやすいO脚や低身長の症状を、大人になってもそのまま引き継いでいる人が多いようです。大人になってから発症した場合、はじめは症状を感じることはあまりありません。しかし、病気が進行すると、骨折や関節痛、腰や背中に痛みがはしる腰背痛(ようはいつう)、骨痛と呼ばれる太ももの痛み、筋力の低下、脱力感などが主な症状として現れます。骨軟化症を放置すると骨が体重を支えきれなくなり、最悪の場合、寝たきりになることもあります。筋力低下により歩行に支障が出たり、関節や骨が強く痛む場合は入院が必要です。

原因別の症状

リン不足が原因で骨軟化症を発症した場合、正常では2.5~4.5mg/dLである血中のリン値が1.0mg/dL以下になると、赤血球の変形や、白血球・血小板機能の低下、意識障害、けいれんといった症状が出たり、骨の成長が障害されたりします。また、ビタミンD不足が原因の場合も似たような症状が出ますが、ビタミンD依存性骨軟化症2型と呼ばれる病型の場合、髪が抜ける禿頭の症状をともなうことがあります。

骨軟化症の原因について詳しくは、『ビタミンDとリンが足りない?骨軟化症の原因とは』をご覧ください。

検査・診断について

骨軟化症の検査には、X線検査と血液検査が用いられます。血液検査で、血中のカルシウムやリン値などを調べ、X線検査で骨の形を調べた結果と照らし合わせて診断します。確実な診断のためには、骨の組織を顕微鏡で調べ、類骨(石灰化していない骨)が増えているかどうかを確認する必要があります。

骨軟化症の診断について詳しくは、『骨軟化症の診断方法について』をご覧ください。

ヘルスケア大学へのご意見・ご感想

このページはお役に立ちましたか?
皆様のご意見・ご感想をお聞かせ下さい。

※いただいたご意見・ご感想に対してのお返事は差し上げておりません。

公式アプリ

fem.
fem.

毎日1つ。ドクター監修の簡単ヘルスケア・ビューティー習慣!