ストレスやダイエットにも!? 腹式呼吸に期待できる効果とは

更新日:2016/12/15 公開日:2016/12/15

腹式呼吸の基礎知識

腹式呼吸をすると、自律神経が安定しリラックス効果が得られるほか、新陳代謝が活性化されるのでダイエット効果も期待できます。ここでは、腹式呼吸がもたらすさまざまな効果について、ドクター監修の記事で解説します。

呼吸は、自律神経を自分でコントロールできる唯一の身体的運動といわれています。中でも腹式呼吸は、副交感神経を優位にすることでリラックス効果が期待できるほか、肩こりや便秘などの身体的な不調を感じたときにも有効です。また、女性にはうれしいダイエット効果もあるといわれています。ここでは、腹式呼吸に期待できる効果について詳しく解説します。

腹式呼吸で得られる効果の医学的根拠

欧米では、心身症の治療に有効なリラクゼーション法のひとつとして、腹式呼吸が臨床の世界でも広く用いられています。日本でも、腹式呼吸がセロトニンの分泌に作用することが大学の医学部の研究によって認められており、心身症の治療のひとつとして指導されています。ただし、心身症の中でもうつ病やパニック障害の場合は、呼吸法によって状態が不安定になることもあります。治療として行う呼吸法は、必ず医師の指導に従いましょう。

腹式呼吸で期待される効果

腹式呼吸を行うことによって得られるメリットには、さまざまなものがあります。

ストレスの緩和

人は長時間緊張した状態におかれると交感神経優位の状態が続き、強いストレスを感じてしまいます。そのようなときに腹式呼吸を行うと副交感神経が優位になり、脳や体がリラックスしてストレスが緩和されます。ストレスの緩和のために腹式呼吸を行うタイミングとしては、ストレスを感じたときに行うのが一般的ですが、毎日くりかえし行うと、交感神経と副交感神経のバランスがよくなり、ストレスを受けにくい体質になります。

身体的不調(肩こり、冷え性、便秘・下痢など)の改善

腹式呼吸を行うと、脊柱起立筋など呼吸に関わる筋肉がしっかりストレッチされるので、血流がよくなり肩こりや冷え性が緩和されます。内臓や血管の働きをコントロールしている自律神経のバランスが整うので、腸の調子がよくなり便秘や下痢の症状も改善されます。

基礎代謝のアップとダイエット効果

体の内部にある横隔膜という筋肉を動かしてお腹を引っ込めたり膨らませたりする呼吸をすることで、お腹まわりの筋肉を刺激し、ウエストを引き締める効果が期待できます。

また、腹式呼吸をするとインナーマッスルが鍛えられるので、基礎代謝が向上し、痩せやすい体を作ることができます。さらに、深い呼吸になる腹式呼吸では、酸素を多く取り込むことができます。これは、脂肪の燃焼を促進する有酸素運動と同じ効果があります。