更年期になるとゼッタイ太る?

更新日:2017/01/27 公開日:2017/01/27

更年期による肥満

まだまだ大丈夫と思っていても、確実に更年期は近づいています。更年期に入ると、これまでと同じ生活をしていても太りやすくなるため、注意が必要です。太る原因と解消法について、ドクター監修の記事で詳しく解説します。

澤田彰史先生

この記事の監修ドクター

東京警察病院 医師
澤田彰史先生

更年期では本当に太るのか、また、更年期太りを健康的に解消する方法について、解説します。

更年期に太るのはなぜか?

更年期は、女性のライフサイクルにおいて大きな転機といわれています。女性ホルモンが減少し、基礎代謝が低下するのが、この更年期です。

女性ホルモンの低下

更年期には閉経が起こります。閉経前までは、卵巣からエストロゲンという女性ホルモンが分泌されています。エストロゲンには、動脈硬化を予防する機能として悪玉のLDLコレステロールの減少、善玉のHDLコレステロールの増加があります。閉経で卵巣機能が低下すると、悪玉のLDLコレステロールが増えて太りやすくなり、虚血性の心臓病になる可能性も上がります。これによって、更年期の女性には、肥満に加えてさまざまな障害が生まれます。

基礎代謝の低下

更年期には、基礎代謝が低下しやすくなります。基礎代謝のピークは男性は18歳、女性は15歳とされ、加齢にしたがって低下していきます。女性のライフサイクルでは、とくに基礎代謝量が低下しやすい時期があり、結婚・出産、更年期などがこの時期に当たります。基礎代謝は、呼吸や体温調整をはじめとする生命維持のために消費されるエネルギーで、低下するにつれ身体は太りやすくなってしまいます。

更年期太りを解消するために

自分の健康状態をきちんと把握したうえで、生活習慣を見直していきましょう。

生活習慣の見直し

禁煙・節酒を心がけましょう。アルコールは、糖質が多いものを飲んでしまうことも問題であり、食べすぎにもつながります。飲むならば、糖質の少ないものを選び、適量にとどめましょう。糖質の少ないお酒とは、糖質オフのビール、焼酎、ワイン(甘口のものは除く)、ウイスキー、ウォッカ、ラム等です。食事や運動の記録をつけましょう。

自分の体重やBMI、健康状態を把握する

体重、肥満度などは記録に残しましょう。

毎日続けられる適度な運動を心がける

自分に合った運動を生活の中にとり入れましょう。ウォーキング、スロージョギング、サイクリング、水泳、ダンスなどの有酸素運動とストレッチ、軽い筋トレなどを日常的にできるよう、継続していくのが理想です。

食生活に気をつける

基本は、主食・主菜・副菜をバランスよくそろえ、よく噛んで腹八分目を心がけます。食物繊維の豊富な海藻や温野菜などの副菜からはじめて、良質なタンパク質の豊富な主菜、最後に主食という順にとりましょう。食べすぎ、糖質のとりすぎを防止できます。

質のよい睡眠をとる

遅くとも夜12時前には休みましょう。睡眠時間は6.5~7時間は必要です。ノンレム睡眠とレム睡眠をくり返すことのできる睡眠が理想です。また、心からリラックスしながらの睡眠が望まれるため、アロマテラピーなどの活用もおすすめです。

無理なダイエットは厳禁

更年期太りに対して、若い人が行うような激しいダイエットは適しません。また、過度に食事制限を行うと、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になる可能性もあり、安全ではありません。

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