スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

高血圧治療の進め方について

更新日:2017/04/13 公開日:2017/04/01

高血圧の予防・改善方法

高血圧の治療には、生活習慣の改善(非薬物療法)と、降圧剤を使った薬物療法があります。ここでは、具体的に生活習慣をどのように改善するのか、また、薬物療法はどのような場合に用いられるのかなどをドクター監修のもと解説します。

高血圧は、治療せずそのままにしていると動脈硬化を促進させ、心筋梗塞や狭心症、脳卒中などを引き起こす危険性がある病気です。ここでは、高血圧を診断されたときに、具体的にどのような治療を行っていくのかを解説します。

高血圧とは

血圧とは、血液が血管を流れるときに血管壁にかける圧力のことです。血圧は、心臓が収縮して全身に血液が送り出されるときにもっとも高くなり、このときの血圧を収縮期血圧(上の血圧)といいます。反対に、心臓が拡張して全身をめぐった血液が再び心臓に流れ込むときは、血圧がもっとも低くなり、このときの血圧を拡張期血圧(下の血圧)といいます。

高血圧は、収縮期血圧か拡張期血圧のどちらか一方、または両方が基準値以上に高くなった状態のことです。日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」では、医療機関で測定した血圧の収縮期が140mmHg以上、もしくは拡張期が90mmHg以上の場合と、家庭で測定した血圧の収縮期が135mmHg以上、もしくは拡張期が85mmHg以上の場合を高血圧としています。

高血圧には、本態性高血圧(一次性高血圧)と二次性高血圧があります。本態性高血圧は、原因をはっきりと特定できない高血圧で、その発症には、高血圧になりやすい遺伝的な体質や生活習慣が深く関わっています。一方、二次性高血圧は、他の病気や薬の副作用など、原因を特定できる高血圧です。日本人の高血圧患者の約9割は本態性高血圧が占めており、一般的に高血圧というと、この本態性高血圧のことを指します。

高血圧の治療について

高血圧(本態性高血圧)の治療法は、大きく分けると、生活習慣の改善(非薬物療法)と薬物療法の2種類があり、生活習慣の改善が治療の基本となります。また、血圧をどこまで下げればよいかは、年齢や合併症の有無などによって変わってくるので、医師と相談して目標値を決めます。

生活習慣の改善

・食生活…高血圧の治療では、血圧を上昇させる塩分の摂取量を控えめにすることが重要で、塩分の排泄を促すカリウムを多く含む食品を積極的に摂ることも効果的です。また、1日の総摂取カロリーを適正にして肥満を改善し、アルコールを抑え、不飽和脂肪酸の多い魚を積極的に摂ることも効果があります。

・運動習慣…適度な運動には、心肺機能を高めて血流をよくし、血圧を下げる効果があります。ウォーキングなどの有酸素運動を毎日30分以上行うようにしましょう。ただし、有酸素運動でも強度が強すぎるものや、筋力トレーニングや短距離走などの無酸素運動は、高血圧の人には適さないため、どのような運動が適しているか、事前に医師に相談することが大切です。

・その他…タバコを吸うと血圧が上昇するので、禁煙を心がけます。

薬物療法

薬物療法は、生活習慣の改善を一定期間続けても血圧が思うように下がらなかったり、血圧が高くて糖尿病や臓器障害、心血管障害を合併していたりする場合に、生活習慣の改善と併用される治療法です。

薬物療法で用いられる降圧薬(血圧を下げる作用がある薬)については、詳しくは、『高血圧の薬にはどのような種類がある?』の記事をご覧ください。

今すぐ読みたい