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赤みのあるニキビ跡を治すスキンケアのコツ

更新日:2017/08/07 公開日:2016/11/29

ニキビ跡ができる原因

ニキビは正式名称を、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚病の一つです。ニキビだと安易に考えてスキンケアを疎かにすると悪化するばかりです。ニキビは、日常の刺激や化粧品、洗顔料の残り、皮脂の過剰な分泌などが原因となり、毛穴がつまってしまい引き起こされます。過剰な皮脂の分泌は、睡眠不足や食事、間違ったスキンケア、エアコン、ストレス、生理不順などが原因になるといわれています。

ニキビ跡とは、アクネ菌の増殖によって起った炎症が長引くことでできる赤みや、毛穴の破壊によってできる凹凸をともなった瘢痕、炎症後に生じた色素の沈着のことで、ニキビが治ったあとに残ったニキビの跡です。ニキビができたときの対応を間違えると、ニキビが悪化してダメージが肌の深層部の組織まで至り、ニキビが治っても跡が残ってしまいます。

ニキビを悪化させないスキンケアのコツ

白ニキビは、炎症をおこしていないニキビのことでニキビの初期の段階でみられます。過剰な皮脂の分泌や皮膚のターンオーバーの乱れによって、毛穴に皮脂や角質が詰まってしまい、角栓(かくせん)、面ぽうと呼ばれるコメドができることをいいます。油分の多い化粧品やワセリンなどもコメドを悪化させる原因となります。白ニキビの状態があると、ほとんどの人が毛穴の中に持っているといわれる常在菌(じょうざいきん)のアクネ菌が、そこから、異常に繁殖して炎症を引き起こし、赤ニキビや化膿した黄ニキビに変わります。

ニキビを早く治したいと思って、しっかりと洗顔することは、かえってニキビがまたできる結果を招くこともあるので、洗いすぎないことと洗顔の後の保湿ケアがおすすめです。具体的には1日2回の洗顔と洗顔料は肌質にあったものを使い皮脂を過剰にとりすぎないことも重要ですので、専門の医師に相談するもよいでしょう。

赤みのあるニキビ跡ができる原因

赤ニキビの原因となるアクネ菌は、酸素を好まない菌で、毛穴の奥で生息しています。アクネ菌は皮脂をエネルギー源にして繁殖し、その皮脂を分解して毒性の物質に変化させ、これが原因でニキビの炎症が起こるといわれています。毛穴がつまり、ふさがると白ニキビができ、アクネ菌によって毛穴の奥の細胞が破壊されると、免疫反応と壊れた細胞を治そうと体の中で治癒力が働くために、ニキビの周辺にさらに炎症がおこり、壊れた毛穴を修復するために毛細血管が増えてきます。炎症が毛穴の深いところで起こった場合には、炎症が長く続く傾向にあるので、ニキビの赤みも長く続く要因になるのです。その他、ニキビの炎症がよくなっても、体質や炎症の深さ、大きさによって、肥厚性瘢痕やケロイドと呼ばれる硬さのある赤みや、赤紫色のやけど痕のように盛り上がることがあります。

ニキビを予防する生活習慣

皮膚は、常に28日周期で作り替えられますので、残った赤みは時間をかかけると回復するといわれます。肌のターンオーバーとは、表皮の新陳代謝で表皮細胞が日々作られ、代謝活動しながら押し上げらて、皮ふ表面で角質に変化し身体を守るバリアーとして働き、最後は垢となってはがれ落ちることをいいます。この細胞が作られてから垢となってはがれ落ちるまでが、約28日周期であるといわれます。皮膚の回復力が低下するとニキビの赤みの跡も回復が難しくなります。この効果を高めるためにも生活習慣が重要なカギを握っているといわれます。

成長ホルモンの分泌は午後10時から午前2時くらいがピークといわれ、この時間に睡眠をとることを心がけるとよいといわれています。健康のためにも免疫力を高めるためにも大切な睡眠の質を高め、よい睡眠をとることも必要です。また、健康な皮膚の生成に必要なビタミンB群やたんぱく質、亜鉛などの微量元素の摂取にバランスのよい食生活が重要です。特にビタミンCは色素沈着や皮脂の過剰分泌を改善し、コラーゲンなどの生成の促進にも役に立っているので不足しないように心がけましょう。

赤いニキビの跡を作らないためには、白いニキビの予防が一番重要です。まずは肌を清潔に保ち、乾燥を防ぎ、弱酸性の健康な正常な肌を維持することと、糖分や乳脂肪分の多い食事を制限しバランスの取れた食生活をはじめ、睡眠・運動など生活習慣を心がけましょう。

白いニキビの段階から皮膚科で治療することにより、将来的なニキビ跡の予防になります。白いニキビの治療はコツコツと長い時間かかりますが、治療をつづけることによりニキビのできにくい肌質になります。

赤みのあるニキビ跡を改善するスキンケアのコツ

ケロイド上のニキビのスキンケアについては、『ケロイド状のニキビ跡の原因と改善方法について』をご覧ください。

ニキビの赤みの跡はなかなか治りませんが、これ以上の炎症や赤みの悪化を防ぐために、毛穴をきれいに洗い流し、アクネ菌の繁殖を防ぐことが大切といわれます。

洗顔をしすぎるとまた次のトラブルを招くことになりますので、強くこすらないで、周りの皮膚のバリア機能を弱めないように洗顔し、保湿のために化粧水を使うとよいでしょう。使用する化粧水は自然の肌に近い弱酸性の化粧水を使いましょう。洗顔後の肌も乾燥肌はアルカリ性にやや偏っています。

アクネ菌は酸性に弱い菌ですから、乾燥肌や洗顔後の肌を弱酸性に傾けると菌の繁殖が抑えられるといわれています。赤いニキビ跡の悪化を防ぐためにに保湿と弱酸性維持のケアがおすすめです。また、ビタミンCを含む化粧品などは赤みや色素沈着を改善する効果もありますので、より早く改善させたい場合には肌質に合ったものを検討してみてもよいでしょう。多くの皮膚科ではクリニック専用のビタミンCのローションなどを扱っているため、相談してもよいでしょう。

ターンオーバーは時間がかかりますので、赤みの跡の皮ふ表面のスキンケアは、お風呂上がりに化粧水などの効果を高めるために炎症で固くなっている角質を柔らかくし、肌を整え、ターンオーバーを促す美容液の導入液であるブースターを使うスキンケアの方法もあります。

化粧品を使う際の注意点

いくら赤いニキビの跡によい化粧品でも、多くの量の使用は、肌荒れや毛穴をふさぐ原因になり、かえって皮膚を傷めますので、適量の使用を心がけましょう。

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