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ほくろ除去は皮膚科で大丈夫?良くあるトラブルは?

更新日:2017.03.30
公開日:2016.11.29
ドクター画像
この記事の監修者
さやか美容クリニック・町田 院長 皆木靖紀

皮膚科で行われるほくろ除去手術には大きく分けて二種類あります。その違いや皮膚科でのほくろの除去手術、安全性に疑問を持っている方や費用が心配な方へ、ほくろやシミ除去専門のドクター監修の記事でお届けします。

目立つところにほくろがあることをコンプレックスに感じている人は多いですが、手術でなくすのはさすがに不安という人も多いのではないでしょうか。今回は、皮膚科でのほくろ除去に関する術式や安全性、費用などの疑問について解説していきます。

ほくろ除去はレーザーとメス手術の二種類

ほくろ除去にはクリームなどを使う治療法もありますが、一般的な皮膚科ではあまり行われていないようです。皮膚科でのほくろ除去の方法は、炭酸ガスレーザー治療と電気メスによる手術が主流です。

レーザー治療と電気メス手術の共通点

ほくろの破壊に熱を利用する

簡単に説明すると、炭酸ガスレーザーは赤外線を使った治療です。細胞の中の水と治療に用いる赤外線が反応すると熱が発生するので、それを利用してほくろを破壊します。

一方、電気メスはいわゆる手術と聞いてイメージされる切開手術ではなく、メスでほくろの色素を削るという方法で施術を進めます。そのときに傷跡を電気エネルギーの熱などで固めながら手術を進めるため、レーザー治療と似た感覚で治療を受けることができます。

体に大きな負担をかけない

ほくろの手術は、メスによる切開やくりぬきなどによっておこなわれるため、手術や病院に慣れていない人は不安を誘われることも多いようです。しかし、比較的小さいほくろ(5mm以下)に対して行われるレーザーや電気メスの手術は、出血が少なく糸で患部を縫うこともありません。ほくろそのものにターゲットを絞って集中的に治療するので、体や気持ちに負担がかからず安心です。

大きく盛り上がったほくろにも有効

レーザーと電気メスによる治療は比較的小さいほくろに対して有効と説明しましたが、レーザー治療には色々な種類があります。今回紹介している炭酸ガスレーザーでの治療は、普通のレーザー治療より大きなほくろに対しても有効です。

レーザー治療と電気メス手術の違い

電気メス手術は一回の施術で終了する

レーザー治療は大きいほくろに対してはなかなかすぐに効果を発揮しないことがあります。そのため数回に分けて通院・治療することになり、通院の負担や医療費がかさみます。しかし、メス手術は一回の施術効果が大きいため、一度の手術でほくろを除去できることが多いです。あまりに大きかったり色素が強かったりするほくろだと回数が必要な場合もありますが、同じサイズのほくろなら、レーザーよりメスで除去した方が早いと言えます。ただ、皮膚科によっては回数を分ける場合もあるので、事前に確認しましょう。

レーザー治療は傷跡が残りにくい

電気メスによる手術の場合、施術効果が高い一方、跡が残るケースがごくまれにあります。時間経過で改善することもありますが、顔などの目立つところに跡が残ってしまう可能性もあります。しかし、レーザー治療はたとえ傷ができたとしても自然治癒しやすいものなので、術後の心配が小さくなるという大きなメリットがあります。

再発の恐れが高いのはレーザー

必ず再発するというわけではありませんが、レーザー治療でのほくろ除去は100%うまくいくとは限りません。電気メスの方がレーザーより患部に与える刺激が強い分、色素の取り残しが非常に少なく、再発の可能性を防いでくれます。なお、再発に対する保証制度があり、治療を再びしてくれる皮膚科もありますので、事前に聞いておくとよいでしょう

ほくろ除去に関する悩み

治療の回数

レーザー治療の場合、ほぼ確実に数回に分けての治療があると考えましょう。電気メスの場合は、皮膚科の治療方針によって違いがあります。ただ、一回で治療しようとすると、その分体にかかる負担や、傷跡が残る危険が増える可能性もあるでしょう。自分のほくろの大きさを考慮し、無理のない治療プランを立てることが大切です。

手術の痛みについて

強くはありませんが、若干の痛みがあるようです。しかし、気になる人には麻酔を使う場合もありますので、ドクターに痛みへの不安を事前に伝えましょう。

レーザーとメス手術の選び方とポイント

ほくろの大きさによりますが、小さなほくろであるほど炭酸ガスレーザーでの治療をすすめる皮膚科が多いです。理由は、跡が残りにくいことや恐怖感が少ないというメリットがあるからです。しかし、ほくろが若干大きいようであれば電気メスによる手術の方が早く済みますし、再発の可能性も下がるためこちらを選ぶ場合もあります。なお、電気メスでの治療の範囲を超えるほくろ(目安は6mm以上)であれば切開手術の可能性も出てきます。

手術の後はどのような見た目になるのか

レーザー治療ですとほくろのあった場所が白っぽく浮き上がるので、肌色のシールを張って隠すことがあります。その後、かさぶたになり、だいたい1週間でほとんど消えてなくなります。電気メスの場合は、ほくろの除去と同時に止血を行いながら治療するため傷跡が残りにくいです。しかし、ほくろが大きくて治療が深いところまで及んだときには、皮膚がへこんだようになる可能性もあります。事前に皮膚科などから説明があると思いますが、気になる場合はあらかじめドクターに聞いておいた方がいいです。

ほくろの治療に危険はあるのか

ほくろを手術メスで摘出して治療するような場合は出血が続くこともありますが、今回ご紹介したようなレーザーや電気メスならそれほど心配はありません。また、摘出手術をした場合はほくろの細胞の検査を行ってくれることがあり、悪性ならばすぐに教えてもらえ次の治療へ進むことができます。そういう意味では、ほくろの治療には危険が少なく、むしろさまざまなメリットがあると言った方がいいのかもしれません。

手術にかかる費用について

ここまでご説明したような手術であれば、特別高額になることはありません。ただ、詳しい費用については皮膚科ごとに違うため、事前に確認をしてください。

皮膚科で行うほくろの除去手術には重大な危険性はほとんどなく、成功率も高いです。確実な治療を求めるなら、自宅での治療より皮膚科で手術を受けることをおすすめします。

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