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目の周りが乾燥する原因と小じわを防ぐ保湿ケア

更新日:2017.12.22
公開日:2017.01.31
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

乾燥が特に気になる目の周りのケアに関する正しい知識を、ドクター監修の記事で解説します。目の周りが乾燥しやすい理由を理解して、間違ったスキンケア方法を改善しましょう。生活習慣を見直す必要もあります。

目元が乾燥するとシワが目立って、実年齢よりも老けた印象を与えがちです。なぜ目の周りは乾燥しやすいのでしょうか。また、どのようなケアをして乾燥を防いでいったらよいのでしょうか。

目元や目の下、まぶたが乾燥する原因とは

皮膚は3層で成り立っており、一番上の角質層がうるおいを保つためのバリア機能を果たしています。しかし、目元の皮膚の厚さは約0.5mmと非常に薄くて弱いために、少しの刺激を受けただけでバリア機能が失われてしまいます。バリア機能が失われると、うるおいをキープできなくなり乾燥してしまいます。そのうえ、肌のうるおいを保つ働きのある皮脂を分泌する皮脂腺が、まぶたにはほとんどありません。

目の周りはもともとデリケートで乾燥しやすい部位であるにもかかわらず、毎日のようにしっかりとアイメイクをし、洗浄力の高いクレンジング剤でゴシゴシとこすってしまっていることになります。長年に渡ってアイメイクやクレンジングなどで傷めつけられた目の周りの皮膚は、うるおいを保つ機能が正常に働かずにひどく乾燥してしまうことになります。

ただし、目元の乾燥には病気が関係している可能性もあります。パラペン(防腐剤)を含んだ化粧品や軟膏などの医薬品の他、めがねフレームの素材などにアレルギー反応を起こす、接触性皮膚炎によるかぶれを起こしている可能性も考えられます。また、強いかゆみをともなう乾燥をくり返す場合には、アトピー性皮膚炎が原因かもしれません。このような疑いがある場合には、早めに専門医を受診しましょう。

目の周りの乾燥小じわを防ぐ洗顔と保湿ケア

よかれと思って実践しているスキンケアで、乾燥を悪化させているケースも多くみられます。特に気をつけたいのが、スキンケアやメイクのやり過ぎです。過剰な洗顔やクレンジング、メイクなどは肌を傷つけてしまい、乾燥を加速させてしまいます。

洗顔には添加物が入っていない石けんを使いましょう。ぬるま湯で石けんをしっかりと泡立てて、指先で肌をこすらないように丁寧にやさしく洗います。決してゴシゴシとこすってはいけません。軽いメイクでしたら、強力なクレンジング剤を使用しなくても、石けん洗顔だけで落とすことができます。一度で落とすことができなければ、二度洗いしてもよいでしょう。洗顔による負担を減らすためにも、アイメイクは最低限に抑えることをおすすめします。ファンデーションに関しても、リキッドタイプよりもパウダータイプを選ぶと、肌にかける負担を軽くすることができるでしょう。

洗顔後は水分が蒸発しないうちに、保湿ケアを行います。ただし、乾燥が気になるからといって、スキンケア用品をたくさん重ね塗りすればよいというわけではありません。たくさんのケア用品を目元に塗り込むたびに皮膚をこすってしまうだけでなく、添加物による刺激を受けやすくなってしまうからです。ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチン、セラミド、ビタミンCなどの保湿成分が配合されたクリームなど、一種類にしぼって丁寧に保湿ケアをすれば十分です。乾燥がひどい場合には、ワセリンを重ねてもよいでしょう。

乾燥肌には生活習慣による対策も必要

目元の乾燥を防ぐためには、スキンケアだけでなく日ごろの生活を見直すことも大切です。次の点に注意して、肌を乾燥から守りましょう。

部屋をしっかり加湿する

乾燥した空気に長くさらされていると、肌の角質層も乾いてはがれやすくなってしまい、バリア機能が失われます。肌がうるおいを保つためにはバリア機能がしっかりと働かなければならないので、加湿器などを活用して部屋を乾燥させないようにしましょう。

肌によい栄養素を摂る

健康的な肌を維持するには、栄養バランスのとれた食事は不可欠です。特にタンパク質やビタミン、アミノ酸、ミネラル、鉄分は不足しないよう心がけましょう。脂肪分の取り過ぎに気をつけ、緑黄色野菜を多めに摂取することをおすすめします。

ストレスを溜め込まない

ストレスは乾燥肌の原因となります。肌のうるおいに必要なエストロゲンという女性ホルモンの分泌が減少する他、代謝機能が低下して肌の新陳代謝が正常に行われなくなり、保湿成分も十分に生成できなくなります。ストレスを発散する習慣を身につけ、適度な運動や入浴などで血行を促進することも大切です。

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