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「下半身型冷え性」の原因と対策

更新日:2017/08/18 公開日:2016/11/30

この記事の監修ドクター

前橋温泉クリニック
岩波佳江子先生

女性の体の悩みで多い「冷え性」ですが、中でもやっかいなのが「下半身型冷え性」です。下半身だけが冷えてつらい、という症状がある人は特に気をつけましょう。下半身型冷え性の原因を知って、改善と予防のためにできることを実践していくことが大切です。

冷え性の原因とは

まずは冷え性の原因についておさらいしましょう。

体の構造と運動不足

女性は男性に比べると筋肉量が少ないため、筋肉が作ってくれるはずの熱が不足しがちになってしまいます。また、女性特有の腰回りの脂肪は、一度冷えてしまうと温まりにくい特徴があります。さらに、運動不足によって筋肉が衰えてしまい、熱を作り出すことがよりいっそう難しくなるとされています。

薄着になりがち、締め付けるファッション

女性はおしゃれのために薄着をすることが多いです。本来なら靴下を穿くべきときにストッキングを穿いたり、肩を出すスタイルをしたり、ミニスカートを穿くことで体が冷えてしまいます。また、補正下着で体を締め付けることも血流を阻害する原因になるといわれています。

下半身だけが冷える場合

多くの冷え性の人は冷えを自覚しているものですが、中には一切自覚がない人もいます。特に上半身は熱く感じているため下半身の冷えに気がついていない人のことを、「下半身型冷え性」と言います。この状態を「冷えのぼせ」ということもあります。上半身は熱いため自分が冷え性だと気がつかずにいると、冷えが原因の体調不良を引き起こすかもしれません。

下半身型冷え性の場合、このような症状が起こりやすくなるとされています。

・生理不順、生理痛の悪化

・くすみやクマ、シミ、ソバカスなどの肌荒れ

・足のだるさ、むくみ

下半身型冷え性の原因とは

下半身型冷え性では、一般的な冷え性の原因にくわえて、以下のことが原因になるといわれています。自分に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。

加齢

人は歳を取るにしたがって、全身の筋肉量が落ちる傾向があります。特に日常的に運動する習慣がない人によく起こる筋肉量の低下は、体の血流が滞る原因になるとされています。下半身型冷え性が若い人にはあまり見られないのに比べて、中高年になると増えるのは加齢のせいだと言えるでしょう。

梨状筋

お尻の筋肉の一部に「梨状筋」と呼ばれるものがあります。その梨状筋が固くなると、腰からつま先まで伸びる坐骨神経に悪影響を及ぼします。そうなると足の血管が収縮するため、下半身の血流が滞るといわれています。

下半身型冷え性を改善・予防するには

それでは、下半身型冷え性を改善するためにできることをご紹介します。これらを続けることで下半身型冷え性が改善できるだけではなく、予防もできるとされています。ぜひ実践してみてください。

ストレッチ

下半身の血流をよくするために、お尻や足の筋肉を伸ばすストレッチが有効だとされています。特に下半身に重点をおいてストレッチをしてみましょう。ストレッチはお風呂上がりにすることで、体が温まっている状態を利用できるため効果が増します。

マッサージ

マッサージで重要なのは、ふくらはぎです。ふくらはぎは別名「第二の心臓」と呼ばれ、血流を全身に巡らせるポンプのような役割を果たします。ここをマッサージで刺激することで、下半身の血流の巡りがよくなります。ひとつの方法として、足先からひざの裏へとさすっていくと、摩擦熱も起こり、温めることができます。

入浴

体を温めるには、やはり入浴が欠かせません。下半身型冷え性を改善したいときは、熱めのお湯ならあまり長湯しないようにし、ぬるめのお湯ならゆっくり入りましょう。半身浴よりも全身浴で、首までしっかりと浸かりましょう。

運動

運動でおすすめなのはウォーキングです。たとえ一日に30分間だけでも、下半身を使う動きができるため冷え性改善に効果があるとされています。もし30分間すらウォーキングの時間が取れないという人は、普段の歩き方を見直してみましょう。前を向いて姿勢を正し、肩の力を抜いて腕を大きく振るようにすると、自然と大股になって普段の歩き方以上の運動量になるといわれています。

冷えが気になるときやもっと運動ができる人は、スクワットで下半身に負荷をかけてみましょう。

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