あくびが止まらないときの対処法とは

更新日:2017/07/11 公開日:2017/04/12

あくびの基礎知識

あくびをしてはいけない場面であくびが止まらなくて困ってしまったという経験をしたことがある人は少なくないと思います。あくびの原因はどのようなものか、あくびの対処法についてドクター監修の記事で解説します。

大利昌久先生

この記事の監修ドクター

おおり医院 院長
大利昌久先生

あくびのメカニズムや対処法について見てみましょう。

あくびが出る原因

あくびとは

あくびとは、呼吸機能が関係している生理現象の一つです。呼吸機能に関係しているものの、横隔膜の運動と関係していないことから、嘔吐と同じような生理反応であると分類されています。あくびが出る原因には、次のような原因が考えられています。

睡眠

眠気があるときや、就寝前、目が覚めたときなどにあくびが出ます。ただし、意識がない寝ている間などはあくびが起こらないという報告があります。

疲労

身体に疲労が蓄積されたときに、あくびが出ることがあります。

緊張時

過度な緊張におちいったときなどの、心理的要因であくびが出ることがあります。

背伸び

背伸びのときに出るあくびは、目を覚ますのを助けるために出るようです。

片頭痛の前兆

片頭痛が起こる前に、あくびが止まらなくなることがあるといわれています。

脳疾患

脳腫瘍や脳炎など脳疾患があるときに現れる症状の一つといわれています[1]。

血圧低下による酸素不足

血圧低下により脳や身体が酸素不足におちいった際に、酸素を取り込むためにあくびが出ることがあるようです。

あくびが止まらないときの対処法

あくびが出る原因は、数多くありますが厳密な対処法は確立されていないのが現状です。しかし、あくびが止まらない場合、以下のような方法で改善が期待できることもあります。

睡眠をとる

眠気によってあくびが出る場合は、普段の睡眠が浅くなっている可能性があります。日ごろから良質な睡眠がとれるように生活習慣を改善するとよいでしょう。特に、次のようなことを意識するとよいといわれています。

  • 寝る前に身体を覚醒させるような激しい運動をしない
  • 寝る前に緊張を高めるようなことを考えない
  • ぬるめのお湯につかりリラックスする
  • 寝る時間帯を習慣化する
  • アルコールやカフェインの摂取、喫煙を控える
  • 寝具を自分に合ったものにする
  • 部屋を暗くして睡眠に適した環境にする
  • 午前中に太陽の光を浴びる

食生活の改善

血圧低下が原因であくびが出る場合は、血圧の下がりにくい体内環境をつくるとよいでしょう。さまざまな疾患により血圧が下がりやすい場合は、医療機関を受診して投薬などの治療を受けることもあります。

片頭痛の予防

片頭痛の前兆であくびが出てしまう場合、片頭痛そのものを解消するための予防策が必要です。片頭痛が起こる原因や症状は個人差があるため、医師の診断を受けてアドバイスをもらい改善していくようにしましょう。

眠くないのにあくびが出るのはなぜ?

眠気があるときにあくびが出てしまうのは正常な反応ですが、眠くないのにあくびが続けて出てしまうのは、以下の病気である可能性が考えられます。

起立性低血圧

横になった状態から、身体を起こしたり、立ち上がったりしたときに立ちくらみなどの症状が起こる病気です。症状の一つに、あくびがあるようです。

低血糖症

血液中の糖分が減少してしまうと、細胞が栄養不足状態になります。慢性疲労や集中力の欠如などの症状とともにあくびが出てしまうことがあるようです。その他に身体の不調も引き起こされる可能性があるため気をつけましょう。

片頭痛

片頭痛が起こる数日前から数時間前にかけて、片頭痛の前兆であくびが出ることがあるようです。

あくびが出るときは何科にいけばよい?

あくびが止まらなくて困っている場合は、脳神経外科に相談するとよいでしょう。

脳神経外科とは

頭痛やその他の中枢神経疾患に関係するあくびに悩んでいる場合、脳神経外科を受診しましょう。特に脳神経外科の中でも、頭痛専用の窓口がある医療機関などは相談がしやすいようです。一般的な片頭痛に関する治療に加えて、近親者の既往歴によって、MRI(磁気共鳴画像装置)などにより細かな検査を行うこともできます。

参考文献

  1. [1]北一郎. 脳内低酸素とあくび反応, 比較生理生化 2001; 18(2): 96-101

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