プロテインの副作用とは

更新日:2017/04/27 公開日:2017/04/27

プロテインの基礎知識

プロテインの効果を気にする人がいるように、副作用を気にする人もいます。ただし、プロテインは薬ではないので副作用ではなく問題が起きるかどうかです。こちらでは、プロテインの弊害などについてドクター監修の記事で解説します。

ダイエットや健康維持に重宝されているプロテインのサプリメントですが、人によっては健康上の問題を生じる可能性があります。プロテインを飲んでいる人や、これから飲もうと考えている人は、タンパク質の過剰摂取やプロテインの成分による体の不調について注意しておく必要があります。

プロテインの過剰摂取による影響

タンパク質を主成分としているプロテインのサプリメントにも過剰摂取の弊害が指摘されています。誰にでも起こりうる危険性があるとまではいえないものの、一部の人にリスクが生じる可能性があることは知っておくべきです。

腎臓などへの影響

タンパク質の過剰摂取によって、健康な人であっても腎臓の機能に一時的な変化が見られることがあります。ただ、時間とともに平常に戻ることから、正常範囲内の反応と考えられています。しかし、注意すべきは腎臓病を患っている人には悪影響となるおそれがあるとの指摘です。また、断定はできないものの、一定のレベルを超えるタンパク質の過剰摂取によって、心臓の血管の疾患や糖尿病などのリスクが増加する可能性を指摘する調査研究も存在します。プロテインを飲むときは、自分の健康状態を把握しておきましょう。

骨への影響

タンパク質の過剰摂取と骨量など骨との関係については、まったくないとする報告と、一定量を超える摂取量の場合には安全とはいい切れないとする報告があります。どちらを信じればよいのかという話になってしまいますが、安全側に立つ観点からは注意したほうがよいでしょう。

粗悪品による影響

こちらは、タンパク質やプロテインそのものの過剰摂取とは別の次元ですが、主に海外製の一部の製品で、不純物や有害物質の混入事例が報告されています。少量では問題を生じないものでも、多量に摂取することで健康被害につながるおそれがあります。プロテインを購入する際は、信頼できるところから買うことが重要です。

タンパク質の摂取量を考えるときには、プロテインなどのサプリメントだけでなく、食事から体内に入ってくる栄養素を含める必要があります。

プロテインの副作用とは?

プロテインを飲んで副作用がでないか心配だという人がいます。過剰摂取とは別に、プロテインを飲むこと自体によって体調を崩すなどの問題が起きるケースもあります。たとえば、腹痛や下痢、脂肪の増加、水分の欠乏などです。ただ、副作用という言葉は薬品について用いるものです。したがって、健康食品、栄養補助食品であるプロテインサプリメントに副作用と呼べるものはないことになります。ここでは、副作用ではなく問題などの言葉を使用します。

プロテインを飲んでお腹を壊す

プロテインの主成分であるタンパク質はアミノ酸によって構成されている栄養素です。タンパク質としての過剰摂取ではなく、同じアミノ酸をとりすぎた場合、お腹をこわすなどの問題を生じる可能性があります。また、多くのプロテインは乳製品や大豆製品由来のタンパク質を主成分として使用しています。そのため、牛乳でお腹が痛くなる体質の人や、大豆などの原材料にアレルギーを持つ人にとっては気軽に使用できないものとなります。まずは、配合されている成分がなにに由来するのか、原材料はなにが使われているかをチェックしましょう。

プロテインを飲んで脂肪が増える

プロテインを飲む目的が、筋肉質の引き締まったボディの実現だという人にはショッキングな例ですが、脂肪が増えてしまうことがあります。これは、過剰摂取の問題でもありますが、プロテインの飲みすぎなどによって余ってしまったタンパク質の行き先のひとつに脂肪化があるためです。

タンパク質以外の配合成分に要注意

英語のプロテインはタンパク質のことですが、日本語のプロテインは一般にプロテインサプリメントを指します。そして、プロテインサプリメントはタンパク質だけでつくられているわけではありません。主成分がタンパク質であることは間違いないですが、多くのプロテインサプリメントで炭水化物など他の栄養素が一緒に使われています。さらに、ビタミン類やミネラルを配合しているものまでありますが、とり過ぎると問題を生じる可能性があるものかどうかを確認する必要があるでしょう。それも踏まえて、自分自身のアレルギーの有無、タンパク質以外に不足しているものがあるのかどうかなど、細かく確認してから飲むプロテインを決めることです。

プロテインの正しい飲み方

タンパク質だけが必要量に達していても、他の栄養素が不足していると期待する効果を得られる可能性が低くなります。つまり、プロテインを飲むのであれば、同時に食事もバランスよくすることが望まれます。また、より効果を期待するなら、運動をして筋肉を鍛えます。その運動が終わったらすぐに適量を飲みましょう。ただし、多量に飲むと害になる可能性があるため、決められた量を守りましょう。

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