スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

明らかな体の不調はない?慢性頭痛とは

更新日:2017/04/09 公開日:2017/04/09

頭痛の種類と症状

身体に病気などの異変がないのに起こる「慢性頭痛」は、命に別状がなくても日常生活に支障をもたらすケースがあります。ドクター監修の記事のもと、多くの人を悩ませる慢性頭痛についてお伝えします。

頭痛は、日本人の約3~4割の方が悩まされる身近な症状のひとつです。まれに病気によって引きこされる重篤な頭痛もありますが、大半は頭痛以外には明らかな体の不調を感じない「慢性頭痛」です。そこで今回は、頭痛以外に目立った病気がない「慢性頭痛」について詳しく解説します。

慢性頭痛とは

頭痛は「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分類されます。頭痛以外に病気を疑われるような症状がなければ「一次性頭痛」です。慢性頭痛の多くは頭痛以外に原因がなく、いわゆる「頭痛持ちの頭痛」のことです。頭痛の原因となるような、脳腫瘍などの病気があり、1つの症状として頭痛が見られる場合は「二次性頭痛」と呼ばれます。

一次性頭痛つまり慢性頭痛は、これといった明確な原因がないのに繰り返し起こるのが特徴で、命にかかわるような危険性が低いですが、痛みが日常生活に支障や不便さをもたらすことがあります。

慢性頭痛の症状と原因

慢性頭痛は、「片頭痛」「緊張型(緊張性)頭痛」「群発頭痛」の3タイプあります。それぞれの症状と原因を見ていきましょう。

片頭痛

<症状>

男性よりも女性に多くみられ、なかでも20~40歳代の女性患者が多い。月に数回、多い場合は週に1~2回発作的に左右どちらかのこめかみ付近に頭痛が現れます。まれに両側に痛みを感じるケースもあります。ズキンズキンと脈を打つような痛みが特徴で、吐き気や嘔吐、光をまぶしく感じるなどの症状をともなうことが多く、目の前がチカチカして視野が狭くなるなどの前兆や、「片頭痛になりそう」という漠然とした予兆があることもあります。

<原因>

片頭痛は、家族からの遺伝的要素もあります。また、女性の場合は、生理前や生理中に乱れやすい、女性ホルモンのバランスも原因のひとつといわれています。

緊張型頭痛

<症状>

慢性頭痛患者の約8割にみられる緊張型頭痛は、一度起こると30分から1週間程度の間、何かで頭を締め付けられているかのような、圧迫感のある痛みが続くのが特徴です。階段を上るといった日常的な動作では症状が悪化することはありませんが、目の疲れやめまいなどをともなうことがあります。

<原因>

この緊張型頭痛は、2つの原因があるといわれています。それは、長時間の運転やデスクワークなどで起こる筋肉の緊張や血液の循環が悪くなるなどの身体的ストレスと、仕事や家庭、ご近所などとの対人関係に対する不安や悩みによる精神的ストレスです。

群発頭痛

<症状>

女性に多い片頭痛とは逆に男性に多い頭痛で、20歳代~30歳代の男性によくみられます。起こる頻度は1年から数年や1か月から数か月に1回程度と少ないですが、必ず片側の目の奥やこめかみの周囲に強烈な痛みを生じさせるのが特徴です。毎日続く期間があり、1回あたり15分から3時間程度痛みが持続します。また、発作のタイミングで目の充血や鼻水などの症状をともなうことが多いとされています。

<原因>

原因はいまだはっきりとされていない群発頭痛ですが、血管を拡げる働きのアルコールや薬を飲むと頭痛を誘発させることから、頭部の血管の拡張によって頭痛を引き起こしているのではないかともいわれています。

慢性頭痛の治療

慢性頭痛の一般的な治療は、「薬」「体質改善」「生活習慣の見直し」の3パターンあります。まずは「薬による治療」です。や頭痛薬は適切に使われれば頭痛の軽減につながりますが、一方で痛みの度に飲むことで薬物の使用過多になりかねません。使用は必要最小限に留めながら治療を進めていきます。薬と併用しつつ、頭痛の根本的な部分を治すために、運動不足な生活や食事、睡眠などの生活習慣を改める指導といった治療をすることもあります。

少しの意識で慢性頭痛の予防につながる

頭痛が長く続くときには、予防薬を用いることもあります。片頭痛の場合に処方される薬は、血管収縮薬、カルシウム拮抗薬などです。食生活の乱れや睡眠不足とならないよう規則正しい生活を心がけ、ストレスの原因をとり除くことが慢性頭痛の一番の予防法と言えるでしょう。

慢性頭痛を引き起こすきっかけを少しでも除外することで予防効果が期待できます。目が疲れたときはその周囲を冷やして休ませる、筋肉が緊張しているときは温めて血行を促進させるというような簡単なことでも予防効果が高まります。日々の生活において頭痛を誘発しないように意識をして、頭痛の少ない生活を楽しみましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 内科

今すぐ読みたい

関連記事