低気圧で頭痛が起こるのはなぜ?

更新日:2017/03/23 公開日:2017/03/23

頭痛の種類と症状

頭痛の原因はさまざまありますが、低気圧もその原因のひとつです。低気圧になると、頭痛だけでなく体調を崩す人も少なくありません。低気圧による頭痛の特徴と原因、対処法についてドクター監修の記事でお伝えします。

頭痛は、さまざまなことが原因で起こることがあります。その要因のひとつに、低気圧があります。低気圧になると体調を崩したり、頭痛が起きたりする人も少なくありません。低気圧による頭痛の原因と症状、また、治療方法や予防について、詳しく解説します。

低気圧による頭痛の特徴とは

低気圧になると、具体的には以下のような症状が現れます。

頭痛の特徴

低気圧による頭痛は、「緊張型頭痛」と「片頭痛」だと考えられます。その他、後頭神経痛も低気圧で起こります。全てストレスや身体の変調、気圧の変化が原因として発症するといわれています。緊張型頭痛は、頭全体が締め付けられるような重い痛みがあるのが特徴です。片頭痛は、脈打つようなズッキンズッキンとした痛みがあるのが特徴です。個人差はありますが、ひどい場合は寝込んでしまうなど、日常生活や仕事に支障をきたすほどになります。後頭神経痛は片頭痛と異なり吐き気はなく、また、痛みはズキズキするものの脈のドクドクとは一致しません。

頭痛以外の特徴

低気圧になると、頭痛以外にも症状が現れる場合があります。具体的には、身体がだるい、やる気が出ないなどになります。低気圧による空気中の酸素濃度が低くなることで、自律神経のバランスが崩れるため、このような症状がでると考えられています。

低気圧による頭痛の原因

低気圧になると、雨や台風などの天候の変化が現れます。低気圧で血圧も少し下がる傾向にあり、体の血液循環が悪いところに天候の変化による急激な温度変化が生じるため、それが頭痛を引き起こす原因(緊張型頭痛)と考えられています。また、気圧が低くなると、頭の中の血管にも影響が出てきます。気圧が低いと、酸素濃度も低くなります。そのため、血管が拡張し頭痛(片頭痛)が発症します。それ以外にも、頭蓋内の脳や血管、神経が圧迫されるため、頭痛の原因になっていると考えられます。

低気圧による頭痛の検査・治療

頭痛が起きた場合、検査をすることで原因を見極めることができます。病気が原因で起こる頭痛もありますので、頭痛を頻繁に感じたら、ドクターの診察を受けましょう。

問診

以下の内容を中心に、詳しく問診を行います。記憶だけではあいまいになってしまうこともあるので、頭痛を感じたら、こまめにメモを取っておくといいでしょう。

  • 頭痛を感じだした時期、1日の中で何時ごろに現れるのか
  • 痛みが持続する時間
  • 頭痛が起きる頻度(毎日、数日に1回、1年~数年に1回など)
  • 痛みがある部分、どのような痛みなのか(ズキズキ、重たい感じ、など)、程度(寝込んでしまうほど、など)
  • 頭以外で症状があるかどうか(特に吐き気など)

検査

血液検査、尿検査、CT検査、MRI検査などを必要に応じて行います。問診と検査の結果から、診断を確定していきます。

治療

頭痛の原因は人それぞれで違います。頭痛を引き起こす原因を知っておくことで、頭痛発作を予防することができます。頭痛の治療には、薬を用いるケースが多くあります。緊張型頭痛の場合には、筋肉の緊張を和らげる筋弛緩薬や、血流をよくする循環改善薬などが処方されることが多くあります。また、精神的ストレスが大きい場合は、抗不安薬や抗うつ薬など、頭痛の症状と問診の内容、検査結果をもとに治療を行います。

低気圧による頭痛の予防

低気圧による頭痛は、市販薬はあまり効果がないとされています。頭痛により体調を崩すこともありますので、我慢せずに外来を受診することをおすすめします。また、普段の生活の中でも、頭痛を軽減することはできます。以下を参考に、低気圧でも快適に過ごせる工夫をしましょう。

無理をしないで休む

頭痛が起きたときは、なるべく安静にすることが大切です。少し横になったり、可能であれば仮眠を取ったりするなどして休みましょう。暗くした部屋で横になるのがおすすめです。「いつもの頭痛だから」と我慢せず、必要であればドクターの診察を受けましょう。

身体を温め、リラックスする

低気圧による影響で、普段から頭痛もちの人はさらなる頭痛発作を引き起こすこともあります。すでにもっている頭痛を悪化させないために、身体を温め、リラックスした生活を心がけましょう。首や肩など、緊張で硬くなった筋肉は、温めてマッサージすると痛みが和らぎます。お風呂に入りながらゆっくりとマッサージすれば、硬くなった筋肉をほぐせるだけでなく、精神的な安らぎも得られるのでおすすめです。身体と心の両方をリラックスさせることが大切です。

軽い運動やストレッチをする

低気圧で天候が悪いと、気分もふさぎ込みがちになります。ストレスは頭痛を悪化させる原因となりますので、軽い運動やストレッチで気分を変えるといいでしょう。運動をすることで、筋肉がほぐれ血流がよくなり、頭痛の改善にもつながります。また、ほどよい疲労を感じることで質のよい睡眠にもつながり、自律神経も安定します。悪天候により屋外に出られない場合でも、家の中でストレッチやヨガをするなどして、頭痛を軽減することが期待できます。

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