セルライトができる原因・改善方法とは?

更新日:2017/04/25 公開日:2017/04/25

セルライトの基礎知識

セルライトは、ボコボコとした肌の状態を指します。セルライトの原因ははっきりとは解明されていませんが、改善方法もいくつかあります。今回は、「セルライトの原因と改善方法」をドクター監修の記事でお伝えします。

セルライトとは

セルライトとは、脂肪細胞の内外に老廃物や線維組織がたまり、膨張することで、肌の表面に凹凸を生じる状態を指し、オレンジピールスキンと呼ばれることもあります。成人女性に一般的にみられる肌状態で、セルライトがあるから不健康というわけではありません。血行不良と脂肪の代謝不良が重なった状態により、過剰に線維組織が形成されます。これにより表面上、ボコボコとした肌に見えてしまうのです。セルライトは一度形成されると、なかなか元には戻らないといわれています。

セルライトの正体についてはいまだはっきりとは解明されていません。しかし、有力な説としては、皮下脂肪の蓄積と老廃物の結合があげられます。脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪がありますが、皮下脂肪はその名の通り、皮膚の直下にある脂肪のことです。その皮下脂肪の代謝が、血行不良でうまくいかず、老廃物と結びつくことにより線維組織が硬くなりセルライトとなります。

多くの女性がプニプニとした皮下脂肪を気にしてダイエットを実践してますが、皮下脂肪自体は悪ではありません。皮下脂肪にはエネルギーを蓄える役割や女性らしい体の形を作る要素でもあります。多すぎる皮下脂肪は血行不良などの要因と重なりセルライトの要因になりうるというだけです。つまり、セルライトは痩せれば解消するという問題ではなく、血行不良や脂肪蓄積の根本的な原因を改善する必要があるということです。

セルライトの原因

セルライトの原因としては諸説ありますが、その中でも女性ホルモンと肥満の影響が大きいと考えられています。脂肪細胞が肥大してリンパの流れを阻害し、水分、エネルギー代謝が低下する、または、酵素、ホルモン異常により、脂肪細胞のサイクルが乱れるなどで、脂肪細胞の内外に老廃物や線維組織が沈着すると考えられています。

運動不足と血行不良

第一に考えられる原因が運動不足です。デスクワークばかりで運動を一切しない方は注意しましょう。運動をしないと褐色脂肪細胞が活性化せず、脂肪の燃焼がうまくできません。すると、脂肪が蓄積されてしまい、セルライトの元になってしまいます。また、運動不足の方に多いのが、冷えやむくみなどの症状です。冷えると血行不良に陥り、むくみになります。これに運動不足が重なると脂肪が燃焼しづらくなり、皮下脂肪がたまりやすい状況を作ってしまいます。また、運動不足だけでなく食べ過ぎてしまっている場合にも、エネルギー過多となり脂肪として蓄積されてしまいます。

ストレスやホルモンバランスの乱れ

ストレスやホルモンバランスの乱れもセルライトの原因になるといわれています。ストレスや疲労などが原因で女性ホルモンバランスが崩れると、脂肪の分解と生成のバランスが崩れ、脂肪細胞が膨張します。脂肪細胞が膨らむと、周囲の血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物がうまく排出されず皮下脂肪に蓄積すると、凹凸の原因であるセルライトが増えてしまうのです。

老化

老化もセルライトの原因といわれています。人は老化により基礎代謝が低下し、動脈硬化により血液が悪くなります。基礎代謝低下にともない増えた皮下脂肪に、排出されにくくなった老廃物がたまりやすくなるため、老廃物と皮下脂肪が結びつきセルライトの原因になるといわれています。

セルライト改善の方法

気になるセルライトですが、なかなか解消するのは難しいといわれています。しかし、改善する方法はあります。ここでは、セルライトを改善するいくつかの方法を見てみましょう。

運動不足の解消

脂肪の蓄積を改善するという意味では、運動不足を解消するのがおすすめです。運動によって筋力をつけることで、脂肪の燃焼効果を高めます。運動方法としては、継続的にできるスポーツがおすすめです。たとえば、ウォーキングは日々続けやすい運動方法です。また、水泳なども筋力アップには効果的です。どの運動方法をとるにせよ、日々継続して運動不足を解消していくことが重要です。

食生活の改善

いくら運動不足を解消しても、カロリー過多であれば脂肪は蓄積されます。食べ過ぎず、健康的な食生活を心がけましょう。ビタミンB群やタンパク質などを多くとると、代謝をあげる食生活となります。肉なら牛肉より豚肉、そして、魚を積極的にとりましょう。豚肉にはビタミンB1が多く含まれているため代謝促進につながります。

魚や牛乳、小松菜などには豊富にビタミンB群が含まれています。また、カプサイシンが成分の唐辛子などを摂取すると、脂肪燃焼がしやすくなるといわれています。もっとも、食生活はバランスが重要です。肉類中心の食事を控え、野菜を摂取し適度な量を保つようにしましょう。食事回数を減らすことは、代謝が下がる行為ですので控えましょう。

マッサージ

カフェイン配合のボディクリームによるマッサージも有効です。3~5%程度のカフェイン配合により、セルライト改善したという研究結果がでています。同程度の配合量のボディクリームによるマッサージを行いましょう。マッサージ方法は、下から上へが基本です。足の裏から始めて、ひざ裏のリンパ節、太ももの付け根のリンパ節まで流していきます。気になる部分は、セルライトを潰すような感覚で優しくマッサージします。ほぐしてあげることは重要ですが、あまり強くすると、皮膚を傷つけてしまうので、優しく老廃物を流すようなイメージで行いましょう。

衝撃波による治療

衝撃波によるセルライト治療も効果的です。衝撃波は、結石を粉砕するのに使われる医学的手法で、セルライトに対しては、線維質の結びつきを弱め、血行不良によるむくみを改善するために行う治療法です。完全に解消するわけではありませんが、治療を受けた人の86%がよい効果を実感したという研究結果が出ています。

ご自身・ご家庭でいわゆるマッサージや指圧(ツボ押し)などをする際の注意点

  1. 1.マッサージや指圧などは身体に影響を及ぼす行為です。ご自身・ご家庭で行う場合は、部位の把握や力の加減が難しく、身体への影響には個人差があります。
  2. 2.病気やケガ、痛みがある場合は、マッサージや指圧などをするまえに医師の診断やアドバイスを受けましょう。
  3. 3.食後、飲酒時、妊娠中など、普段と異なる体調の際は、自己判断によるマッサージや指圧などは避けましょう。
  4. 4.マッサージや指圧などをしたことで体調が悪くなったり、痛みなどが出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。また、症状が改善しなかったり悪化したりするようなら、医療機関を受診しましょう。