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老人性しみをケアする方法

更新日:2017/09/18 公開日:2017/04/26

この記事の監修ドクター

東京警察病院 医師
澤田彰史先生

肌にできるシミは加齢とともにどうしても増えていくものです。女性としてはそのシミをどうにかして予防したい、除去したいと思うのが当然でしょう。ただし、シミにはさまざまな種類があり、それぞれ対策方法も異なります。ここでは、老人性色素斑の予防やケア方法について見てみましょう。

老人色素斑を理解する

シミには、さまざまな種類があります。肝斑とよばれるシミは、頬などに左右対称に現れます。閉経前の30~40代の女性に中心にあらわれ、閉経とともに消えます。濃淡が均一で、女性ホルモンに起因していると考えられます。

ソバカスもシミの一種です。正式名称は雀卵斑と呼ばれ、鼻を中心に顔全体に広がる小さな斑点があらわれます。遺伝に起因すると考えられており、小学生くらいの年齢から出ます。また、加齢とともに増え、紫外線の影響で濃くなることもあるため、一度発生した場合、その後のケアが必要となります。

遅発性両側性太田母斑とよばれるシミもあります。こちらは生まれつきあるシミのことを指し、額、頬などに現れ、日本人に多いとされています。また、20歳を過ぎてから発生するものもあります。美白化粧品は効果がなく、治療する場合はレーザーや、レチノイン酸・ハイドロキノンなどの外用剤を用いる必要があります。

もっとも多いシミとしては、紫外線起因のシミがあります。このシミは高い場所(たとえば、ほお骨やコメカミ)にできやすく、丸い色素斑であることが大半です。老人色素斑もこのシミに分類されます。このシミは、その名前から加齢によってできると思われがちですが、実際は長時間、もしくはくりかえし浴びた紫外線によってメラニンが過剰に発生し、それが排出されず表皮に留まることでシミになります。加齢とともに紫外線を受ける量は増えていきますので、加齢と関係しないわけではありませんが、単純に長い間、紫外線によるダメージを受けた結果です。

老人色素斑は早ければ20代から発生しますが、主に30~50代にかけてシミが発生しやすくなり、50代女性の8割が老人色素斑で悩んでいるとのデータもあります。紫外線によるダメージは、細胞を劣化させ、メラニンを還元したり、酵素チロシナーゼを抑制したりする作用が衰えるために、加齢した女性にとくに発生しやすくなります。このシミは顔の中心ではなく、頬の外側で発生しやすいため、脂漏性角化症(日光角化症)につながる場合もあります。

どのようにして予防するか

老人色素斑をどのように予防するか解説します。もともと、人はシミの主要な原因である紫外線によるダメージを防ぐ機能を持っています。紫外線をあびて日焼けをしたあとに皮膚が黒くなるのはメラニン細胞が活性化するためです。メラニン細胞は紫外線が真皮まで届かないように働きますが、黒くなった皮膚はターンオーバーにともなってメラニン色素と一緒に排出され、もともとの肌の色を取り戻すことができます。ただし、これらの働きが正常に行われないまま紫外線を浴びつつけたり、ターンオーバーがうまく進まず肌を痛めてしまった場合、肌にメラニンが過剰に沈着し、最終的に老人色素斑としてシミとなります。

そのため、老人性色素斑の予防方法として、まず、日焼け止めクリームなどで日々の紫外線対策をしっかり行いましょう。また、ターンオーバーの周期を意識することも大切です。若いうちは、肌のターンオーバー周期が乱れることも少なく、日焼けによってシミが発生することも少ないですが、加齢とともにターンオーバーの周期は長くなったり、乱れるということがあります。その乱れと紫外線を浴びるタイミングによっても、予期せず老人色素斑が発生することがあります。その場合は、適切なタイミングでピーリングを行う、保湿を十分に行う、そして日々の生活をきちんと健康的なものにすることで、ターンオーバーが乱れないように意識してください。

シミができてしまった場合のケア方法

やむをえず、シミができてしまう場合もあります。その場合はまず、メラニンを取り除くことからはじめます。そのために、アルブチンやビタミンC誘導体、フラーレンといった美白成分配合の化粧品でのケアを行います。同時にメラニンを含んだ角質を取り除きやすくするために、レチノールやECFが配合された化粧品を併用し、ターンオーバー周期を守って適度にピーリングをすることも効果的です。

さらに即効性がある方法としては、レーザーを用いた治療法があります。メラニン色素に反応するレーザー光によって、メラニンを破壊する治療法です。レーザー治療を行った後は、軽いやけどのような状態になり、そこから徐々にシミが薄くなっていきます。治療中は紫外線防止のために、日焼け止めクリームなどを塗るようにしてください。また、同時に、メラニンの合成を抑えるハイドロキノンクリームやレチノイン酸クリームでスキンケアすることで、治療効果の向上と、再発防止につながります。

このように老人色素斑は、日々の紫外線で徐々に成長し、目立つ大きさになった後は、除去することが難しいシミになります。普段から紫外線ケアとターンオーバー周期を一定に保つための生活習慣改善を忘れず、シミができないように気を配ってください。もし、シミにお悩みの場合は、ドクターに相談しましょう。

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