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美肌を目指すなら肌にいい食べ物を

更新日:2017.09.18
公開日:2017.04.24
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この記事の監修者
ノエル銀座クリニック 医局長 厚田幸子

美肌を目指すうえでは、普段の食生活を見直すことも欠かせない条件となります。どのようなものを積極的に食べ、どのようなものを控えるようにしたほうがいいのかを、ドクター監修の記事でご紹介します。

人の体は、毎日の食事によってできています。その中でも肌は、食べた物の影響が一番出やすい場所です。いい加減なものばかり食べていれば、肌はすぐにトラブルだらけとなり、老化も進んでしまいます。なんでもバランスよく食べるのは基本ですが、そのような中でも少し積極的に食べたほうがいいものや、逆に控えめにしたほうがいいものなどもあります。自分のその時々の肌状態に合わせて、食べるものも少しずつ調整していくことが、美肌への近道となります。

体内環境と肌の関係

美肌の持ち主は、いい体内環境を持っています。逆に言うと、体内の環境が悪い人は美肌になることができません。バランスよく食べ、日本人に合った食生活をすることが重要です。

切っても切り離せない関係

便秘をすると肌が荒れるという人は多いです。お腹の調子が悪い時には顔色も悪くなります。体内環境、特に腸の調子と肌とは切っても切り離せない関係と言えます。いい加減な生活を続けると血液の流れが悪くなり、内臓も弱ってしまいます。

バランスのよい食生活が美肌への近道

乱れた食生活はすぐ肌に出ます。ジャンクフードやお菓子などばかり食べていては、美肌になれるはずがありません。そして肌に健康にいいからと、ある特定の食品のみなどの偏ったものばかりを食べるのも勧められません。

ご飯やパンなどの主食、肉や魚などの主菜、そして野菜や海藻などの副菜をバランスよく食べるようにしましょう。さらに、乳製品や果物なども多少とり入れていくといいでしょう。

欧米化した食事は合わないことが多い

パスタやパン、乳製品を多くとるような欧米化した食事は、日本人の体には合わないこともあります。実際にこのような食生活をしている人の中には、肌トラブルに悩まされている人も多くいます。その国で長く続けられている食事こそが、その国で生活する人に合った食事と言えます。たまに洋食を楽しむ分には問題ありませんが、普段の食事は和食にするほうが体にも優しく、体内環境も整いやすくなります。

肌にいい食べ物・悪い食べ物

全てをバランスよく食べることが重要ではありますが、その時々の肌状態に合わせて食事を多少調整するのも、美肌を目指すうえで効果的と言えます。目的によってどのような食べ物がよいかなどは違ってきますが、ここでは代表的と言える肌トラブルからみていきましょう。

ニキビが気になる

目立つニキビは、美肌を目指すときにまずなくしたいものかもしれません。ニキビができる原因にはいろいろありますが、食事との関係で考えるなら、皮脂が出過ぎないようにしたり脂質の代謝をよくしたりするような栄養素が効果的です。

●ニキビ対策にはビタミンB2やB6をとる

皮脂が出過ぎないようにしたり脂質の代謝をよくしたりするような栄養素には、ビタミンB2やB6があります。これらが多く含まれる食品には、卵やアーモンド、牛乳、緑黄色野菜、魚などがあります。さらに、ビタミンB2やB6を含むこれらの食品と一緒にビタミンCもとるとより効果的です。

●ニキビや悪化させるものに注意

皮脂が出過ぎるとニキビは悪化しやすくなるので、皮脂の分泌を促してしまうような食品は控えたほうがいいということになります。具体的には、油の多いファストフードやスナック菓子などがこれにあたります。たまに楽しむ程度ならいいですが、常食しないように気をつけましょう。

そして、カフェインのとり過ぎも皮脂を増やす原因となるので気をつけましょう。カフェインはビタミンやミネラルを体内から排出してしまいます。

肌の乾燥が気になる

肌の乾燥は、ニキビほど目立つものではないかもしれませんが、多くの人が気になるものでもあります。肌が乾燥していては美肌とは言えません。乾燥が気になるときには、保湿を促すものや新陳代謝を促すような食品を多めにとり入れるといいでしょう。

●乾燥対策にはヒアルロン酸や亜鉛をとる

ヒアルロン酸は化粧品にもよく含まれていますが、肌を保湿するうえで大切な栄養素となります。具体的には、軟骨やフカヒレなどに多く含まれています。

新陳代謝がいいということは美肌に欠かせない条件であり、この新陳代謝を促す栄養素には亜鉛があります。具体的には、牡蠣(かき)や卵、ホタテ、納豆などに多く含まれています。日々の食事で少しずつとり入れていくといいでしょう。

●乾燥を促進させるものに注意

乾燥の一番の原因ともいえるものが、冷えによる血行を悪さです。体が冷えて血行が悪くなると、肌に十分な栄養が行き渡らずに新陳代謝も落ちてしまいます。冷たいものやサラダなどの生野菜を食べ過ぎると体は冷えてしまいます。体温以下の食品のとり過ぎには気をつけなければいけません。アルコールのとり過ぎも乾燥の原因となるので注意しましょう。

シワやたるみが気になる

シワやたるみは、ある程度の年齢になるとどうしても多少はでてきてしまうものではあります。しかし、美肌のためにもある程度の肌のハリは保ちたいものです。肌のもととなるような食品を多めにとり入れ、老化を促進させるようなものを避けて、少しでもハリを保てるようにしましょう。

●シワやたるみ対策にはこれらの食品をとる

肌のもととなる栄養素には、タンパク質や鉄分、ビタミンCがあります。これらを日々の食事の中で多めにとることで、ハリのある肌を保つことができます。タンパク質は、肉よりも大豆製品でとるようにしましょう。鉄分はカツオやひじきに多く含まれ、ビタミンCはレモンなどの柑橘類や葉物の野菜に多く含まれています。

●シワやたるみの原因になるものに注意

肌を酸化させる食品は、とり過ぎに気をつけなければいけません。糖分や脂肪分が多く含まれる食事ばかりしていると、肌が酸化しやすくなります。肌の酸化はすなわち老化なので、ほどほどにしておきましょう。

肌トラブルの回復を遅らせる食べ物

内臓が疲れていると、肌トラブルを治すほうにエネルギーを使うことができません。体に負担のかかる食べ物は、とり過ぎないように気をつけましょう。

カフェインで新陳代謝が遅れる

コーヒーや緑茶にはカフェインが多く含まれています。ビタミンCは体が酸化しないように働くのですが、カフェインをとり過ぎるとこのビタミンCを壊してしまいます。これによって、新陳代謝も遅くなってしまいます。

脂分で肌が酸化する

脂分の多いものを食べ過ぎると肌に悪い影響を与えます。油いっぱいの食べ物やスナック菓子などは、肌を酸化させやすくします。食べ過ぎに気をつけないと、それらの食べ物によって肌の老化を促進させてしまう可能性があります。

冷たいものは内臓の動きを鈍らせる

内臓が冷えると働きも悪くなります。健康のためであっても、生のサラダや冷たい飲み物ばかりとっていると、内臓が疲れてしまうので気をつけましょう。冷えて腸の働きが悪くなると便秘や下痢にもなりやすくなり、肌が荒れてしまいます。

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