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とびひってうつる?とびひの感染経路とは

更新日:2018/04/26 公開日:2017/03/31

とびひの症状は他の皮膚の病気と共通点があるため、安易な自己判断は禁物です。病気によって人にうつるかどうかが異なります。とびひは、人にうつることはあるのか確認していきましょう。

とびひ(伝染性膿痂疹)とは

とびひには、黄色ブドウ球菌が原因菌の水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)と、A群β溶血性連鎖球菌の痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)があります。これらは人の身体のいたるところに常在しているため、誰もがとびひにかかる可能性があります。

水疱性膿痂疹では、かゆみをともなう水疱や膿胞が現れます。夏に多く、乳幼児や小児に多くみられる病気です。

痂皮性膿痂疹では、膿胞が破れた後に厚いかさぶたが形成されます。痛みをともなうことが多く、子供よりも大人がかかりやすいといわれています。重症化すると、毒素が全身に回って全身の肌が赤くなります。まれに、糸球体腎炎という病気を合併し、腎機能が低下して血尿やタンパク尿がみられるようになります。

とびひはうつるのか

外傷などができると、そこから黄色ブドウ球菌やA群β溶血性連鎖球菌が侵入して、とびひを引き起こします。とびひはうつるのかというと、黄色ブドウ球菌などは皮膚に付着しますが、とびひそのものがうつることはありません。しかし、外傷があればそこから黄色ブドウ球菌が侵入してとびひを発症する可能性があるので、とびひにかかっていない人との接触は避けるべきだといえます。

また、夏はあせもや虫さされによって菌が侵入しやすくなっているので注意が必要です。細菌は高温多湿の環境で増殖することも夏にとびひが増える理由の一つです。また、A群β溶血性連鎖球菌が原因の痂皮性膿痂疹には、特に流行の季節というのはありません。とびひは年齢に問わず発症するので、子供がとびひになった場合はバスタオルの共用や入浴などに注意が必要です。

学校や保育園は休むべきか

学校保健安全法という法律があり、その中でとびひは第三種という部類になります。これは、出席停止の必要がないという部類であるため、とびひになっても保育園や学校を休む必要はありません。しかし、黄色ブドウ球菌をうつす可能性があるため、出席するのであればガーゼなどで患部を保護しておくことが大切です。全身に水疱が広がっている場合、それらをすべてガーゼで保護することは難しいので、現実的には出席は困難かもしれません。医師と相談して決めましょう。

とびひの感染経路

とびひの感染経路は、黄色ブドウ球菌が付着したドアノブなどを触れた手で傷に触れるなどの接触感染です。また、プールや入浴を避けるべきとの意見がありますが、プールや入浴ではうつることはないという意見もあります。ただ、皮膚科学会などの統一見解では「プールや水泳はとびひが完全に治るまでは禁止」としています。

とびひの潜伏期間

とびひの潜伏期間は2~5日です。とびひの患者と接触してから2~5日後に症状が現れた場合には、とびひの可能性が高いと考えられます。しかし、水疱をともなう病気はさまざまなので、いずれにしても自己判断は禁物です。市販薬などは塗らずに、まずはクリニックを受診しましょう。

とびひの治療

水疱性膿痂疹の場合、原因となる黄色ブドウ球菌に有効とされる抗生物質を使用します。軽度の場合は抗生物質の外用薬だけで治療します。また、水疱や膿胞に含まれる液体を取り除き、外用薬を塗ってからガーゼで覆う治療を行います。清潔を保つことが重要であるため、ガーゼは1日に数回交換する必要があります。この治療を約1週間続けます。水疱や膿胞が広範囲に広がっている場合には、抗生物質を内服します。7~10日かけて内服しますが、3日程度で効果が現れはじめるといわれています。痂皮性膿痂疹の原因菌はA群β溶血性連鎖球菌ですが、黄色ブドウ球菌にも感染していることがあるので、これら2つの細菌に対して有効とされる薬を使用します。

とびひの予防、対策方法

とびひを予防するために、肌を清潔に保つことを心がけましょう。とびひを発症しても入浴はしても構いません。ただし、発熱などの全身症状が現れている場合は医師に指示を仰ぎましょう。入浴時はしっかりと泡立てた石けんで患部をやさしく洗いましょう。湯船に浸かっても構いませんが、家族にうつしてしまう可能性があるので、最後に浸かることをおすすめします。

入浴後は、患部に外用薬を塗り、ガーゼで保護しましょう。また、鼻の入り口に黄色ブドウ球菌などが常在しているため、鼻に指を入れないように指導が必要です。そして、手洗いを徹底させ、爪は短く切りましょう。

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