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虫刺されがしこりになったら

更新日:2017/10/26 公開日:2017/03/31

虫による皮膚疾患

虫に刺されたあとに、ゴロゴロと硬い「しこり」が発生することがあります。虫刺されのあとに起こるしこりの発生理由や改善方法などを、ドクター監修の記事で解説していきます。

かゆみや痛み、腫れといった症状を発生させることが多い虫刺されですが、ゴロゴロしたような「しこり」ができるといった症状ができることもあります。このしこりは、放置すると皮膚病へと悪化することがあるので、注意が必要です。

虫刺されによってできたしこりの状態とは

しこりは、虫に刺されたあとで皮膚が盛り上がり、硬いイボができたような状態となります。しこりができるまでの順番は、虫刺されによる湿疹ができた部位をかゆくてかいてしまうと、やがてこげ茶のような色になり、水ぶくれ部分が小さなしこりになるといったものです。しこりができたあともかゆみは続き、このような茶色いしこりができた皮膚の状態を「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」と呼びます。

結節性痒疹とは

結節性痒疹は、かゆみをともなう皮膚のもりあがり(丘疹)が散らばってできる病気です。蚊やブヨなど虫に刺されることがきっかけとなります[1]。露出することが多い腕や足にできやすことがわかっています。早ければ1か月以内で治りますが、ときには、数か月~数年かかることもあります。

結節性痒疹の見られる人のうち8割は、アトピー性皮膚炎にもなっています。喘息、湿疹、花粉症も一緒にかかっていることもあります[1]。

皮膚のかゆみは、糖尿病や血液疾患などの病気による可能性もあるため、血液検査が行われる場合もあります[1]。

しこりを改善する方法

虫刺されによるしこりを改善する方法について紹介ます。

ステロイド療法が一般的

かゆいしこりの治療にはステロイドが配合された外用薬が使われます。かゆみに対しては、抗ヒスタミン薬が用いられることが多いです。活性型ビタミンD3が配合された軟膏薬などが使われることがあります。

また、服薬以外にも下記のような治療法もあります。

  • 紫外線療法(エキシマライト)
  • 液体窒素による冷凍療法
  • 免疫抑制剤による治療

しこりの治療はゴツゴツとしたしこりがなくなるまで続きます。治療中でも患部をかくことが皮膚を刺激して、しこりを治りにくくしてしまうこともあるので、できるだけ薬でかゆみを抑えて、かきむしらないようにしましょう。

参考文献

  1. [1]PATIENT INFORMATION LEAFLET. “NODULAR PRURIGO” BRITISH ASSOCIATION OF DERMATOLOGISTS.
    http://www.bad.org.uk/shared/get-file.ashx?id=110&itemtype=document(参照2017-10-10)

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