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ドーナツ型クッションは痔に効くの?

更新日:2017/04/24 公開日:2017/04/24

痔の基礎知識

痔になった際は、ドーナツ型のクッションをイスに敷くのがおすすめとなります。お尻の負担を減らし、痛みを軽減してくれるといわれているのです。ドクター監修の記事で、クッションの痔に対する効果などを解説していきます。

痔の痛みを軽減させるためには、ドーナツ型クッションがいいといわれています。今回はドーナツ型クッションの役割やメリットについてまとめました。

痔の対策としてのドーナツ型クッション

痔になってしまった場合、ドーナツ型クッションの利用が推奨されています。痔にはさまざまな種類があり、その原因もそれぞれで違っています。しかし、長時間の座り仕事などで、お尻への負担が大きくなっている場合、その症状が悪化してしまう可能性が高くなるということは、どのタイプの痔でも同様です。そのため、その負担を軽減するためのクッションの利用が推奨されています。特にドーナツ型クッションでは、肛門周辺をイスから浮かせることができるため、痔の痛みを押さえていくこともできるといわれています。

それぞれの痔の原因

痔にはイボ痔や切れ痔、あな痔などがありますが、それぞれで原因が違います。詳しく見ていきましょう。

  • イボ痔の原因

イボ痔の原因は、肛門周辺の血流の悪化です。長時間同じ姿勢でいると、血流が悪くなり、肛門周辺の皮膚がうっ血してイボ痔ができてしまうのです。特にデスクワークなどで座っている姿勢が長時間続く場合は、血流が悪くなるだけでなくお尻への負担も大きくなってしまうため、イボ痔になりやすいといわれています。

  • 切れ痔の原因

切れ痔の原因は、主に硬い便です。硬い便を無理矢理だそうとしてしまうと、肛門上皮に裂け目が入ってしまい、切れ痔になってしまうのです。特にダイエットなどで食事を制限しているという方は、腸の動きも鈍くなってしまい、便が硬くなりやすくなってしまいます。

  • あな痔の原因

あな痔の原因は、細菌です。便の中に含まれる細菌が、肛門陰窩という小さな穴に存在する肛門腺に入り込み、そこを化膿させてしまうことで肛門周囲膿瘍となり、発熱や激しい痛みなどをともないます。さらに、症状が進行してしまうと、膿が皮膚を突き破ってトンネル状の管を作ってしまい、あな痔を発症します。あな痔は、基本的には手術が必要になるという点も特徴です。

ドーナツ型クッションの目的とメリット

ドーナツ型クッションは、あくまで補助的な役割であり、これさえあれば大丈夫というわけではありません。痔を治していくには、普段の生活習慣や薬の使用などが必要ですし、そこをきちんとしなければ、いくらドーナツ型クッションを使っていても痔が悪化していく可能性はあります。とはいえ、ドーナツ型クッションには下記のようにさまざまなメリットがあるというのも事実です。1つ持っておけば、いろいろなことに役立ってくれるでしょう。周囲の方に痔だと悟られてしまうのが嫌という方もいるかもしれませんが、最近のクッションはデザインもさまざまなものが取りそろえられているので、そういった心配もほとんどなくなってきていきます。

痔の痛みを軽減して症状の悪化を防ぐ

症状の程度によっては、座っているだけでも激しい痛みを感じることもあるかと思います。しかし、痛みを我慢してでも座ろうとすると、さらにお尻に力が入ってしまい、痔の悪化を招いてしまうことがあるのです。しかし、ドーナツ型クッションでは、肛門部分を浮かせて座ることができるので、痛みを軽減して痔の悪化を防ぐこともできるといわれています。

姿勢をよくして血流を改善することができる

クッションの中には、姿勢を矯正させる機能がついているものもあります。特にイボ痔の場合、血流の悪さから痔になってしまうともいわれているため、姿勢を矯正して血流を改善するのは非常に大切です。

痔の予防、および再発防止

また、症状の悪化を防ぐことができるだけでなく、痔の予防という観点からクッションを導入することもおすすめです。普段から少しでもお尻の負担を減らすように生活すれば、痔のリスクも抑えることができます。また、痔の再発予防にも一役買ってくれることでしょう。特に切れ痔の場合、治療後の再発率が非常に高いといわれているため、完治後もお尻に負担をかけ続けることは避けるのが望ましいといわれています。そのため、再発防止の観点からも、ドーナツ型クッションがおすすめです。

手軽に購入することができる

さらに、こういったドーナツ型クッションは手軽に購入できるという点もメリットでしょう。使い方も簡単ですし、普通のクッションとしても使用できますから、無駄になりにくいというのもポイントです。

ドーナツ型クッションを使用する際の注意

たしかにドーナツ型クッションを使えば、お尻への負担は減っていくのですが、そこで安心するのではなく、必ず医療機関での診察を受けるようにしましょう。先ほど説明したように、軽度の痔なら生活療法や薬によってある程度改善することはできます。しかし、あな痔のように完治させるためには手術が必要ですし、また腸の疾患によって出血が発生している可能性もあるのです。たとえば大腸ポリープでも出血は見られますし、これを放置してしまえば大腸癌にもつながる可能性があるといわれているほどです。そのため、自己判断で痔と決めつけるのではなく、まずは医療機関での診察を受けるようにしてください。

この病気・症状の初診に向いている科 肛門外科

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