ダイエット運動を行うべき時間帯とは

更新日:2017/04/12

有酸素運動の基礎知識

ダイエットの効果を高めるための運動を効率よく行うためには、1日のうちでも適した時間帯というものがあります。ここでは、ダイエット運動に最適な時間帯をについて、ドクター監修の記事で解説します。

工藤孝文先生

この記事の監修ドクター

工藤内科 副院長
工藤孝文先生

ダイエット運動に適している時間帯とはいつなのでしょうか。また、行うべき運動の種類や頻度についてもご紹介します。

ダイエット運動に最適な時間帯

ダイエットを効率よく行うためには、自分の毎日の生活に合っている運動を続けやすいかたちでと入れることが重要です。有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせはダイエットに効果的であるとされてはいますが、日々の生活で継続が難しいものであれば、それはどのようにいい運動であったとしても、効果を実感できることはないでしょう。反対に、単純な運動であったとしても、毎日続けて行うことができれば、ダイエットの効果は十分にあるといえるでしょう。つまり、ダイエットのために運動を始める場合は、自分の日々の生活を振り返り、どのような運動を、どの時間帯に行なえば続けやすいのかをよく考えて選択するようにしなければいけないのです。

そこでおすすめなのは、日々の生活の中に必ず存在するすきま時間を有効活用して行う運動です。仕事や家事などでできたほんの少しの時間であっても、ダイエットに効果的な運動を行うことはできるのです。たとえば100kcalの消費は、ラジオ体操であれば20~30分、早歩きであれば10~15分、縄跳びであればたったの5~10分で行うことができるとされています。たった5分であれば、どれだけ忙しい人でも時間の確保ができると思います。

すきま時間を有効に運動時間に充てるには、日頃からどういった運動をすきま時間に行なうのかということを考えておくといいでしょう。たとえば、朝は歯磨きをしながら片足立ちをする、昼はバランスボールに座りながらテレビをみる、夜はお風呂上りにストレッチを行うといった具合です。また、すぐに運動を始めることができるように、スポーツウェアやシューズは取り出しやすいところにまとめて置いておくといいでしょう。

ダイエット運動に最適な頻度

ダイエット効果を得ることはもちろん、生活習慣病を避ける目的や、生活の機能低下のリスクを減らすために行なう運動の頻度は、以下のようになっていると考えられています。

18~64歳の運動の基準

ウォーキングやそれと同じ程度の運動は、毎日60分以上行うことが理想とされます。これは、息が弾んで汗をかく程度のものであることが望ましいとされます。

65歳以上の運動の基準

65歳以上になると、18~64歳の運動の基準とはまた違った基準で考えることになります。65歳以上の場合、横になるまたは座るといったことがなければ、どのような動きでもかなわないので、運動を毎日40分以上行うことが理想と考えられます。

ただし、ひざや腰を痛めている場合や、高血圧などの持病をもっている場合は、まずはかかりつけのドクターに運動を行う旨を話、どの程度の頻度であれば問題がないのかを確認しておくようにしましょう。また、今まであまり運動をしていなかった人や、ヴランクがあるといった人の場合は、軽い運動から少しずつ慣れていくように心がけましょう。

運動を行うのに向いていない時間帯

運動を行うのに向いていない時間帯というものもあります。それは、自分の生活に合っていない時間帯です。たとえば朝にお弁当作りなどの家事を行わなければいけないのに、同じく朝に運動の時間を設定してしまうと、なかなか継続することが難しくなってしまいます。生活をするうえで無理のある時間帯は避けるようにしましょう。

また、空腹状態となる時間帯や、食事の直後の時間帯も避けましょう。空腹のときに運動をすると、低血糖を招きやすくなってしまいます。また、心臓にも負担がかかることにもなるので、やめておきましょう。そして食後の運動は、胃に流れるはずであった血液が運動によって分散してしまうことで、消化不良を招いてしまうことがあるため、控えた方がいいとされています。

また、運動を始めようと思っても、体にだるさを感じる、睡眠不足で対象がすぐれない、足腰に痛みを感じるといったような不調の場合も、運動を控えた方がいいと考えられます。無理のない範囲で行うようにしましょう。

ダイエットを効率よく進めるための運動を行うのに適した時間帯や頻度には、日々の生活スタイルが大きく関わっています。どの時間帯であれば運動を継続することが可能か、よく考えて時間設定をしましょう。また、すきま時間を有効活用することもおすすめです。そして、生活をするうえで無理が生じる時間帯や、空腹となる時間帯、食後の時間帯は避けるようにしましょう。もちろんそのときの体調も考慮し、少しでも体調に異変を感じるような場合は、その日はお休みをするなど、無理のない範囲で運動を続けていくようにしましょう。