骨盤矯正の運動で痩せるって本当?

更新日:2017/05/01 公開日:2017/03/31

マッサージ・生活

体を支える部位である骨盤のゆがみを骨盤矯正でなおすと、下半身のダイエット効果が得られる場合もあります。ダイエットと骨盤の関係や、自宅でできるセルフケアなどについて、ドクター監修の記事でお伝えします。

狩谷哲先生

この記事の監修ドクター

院長
狩谷哲先生

骨盤矯正をすると、ウエストやヒップなどにダイエット効果が出ることもあるといわれています。骨盤矯正とダイエットの関係や具体的なエクササイズの方法などについてお伝えします。

骨盤がゆがむ原因

骨盤は、上半身の体重を支える大切な役割を担っています。上体を起こしているだけでも骨盤には大きな負荷がかかりますが、猫背など、体のバランスを崩す悪い姿勢をとるクセや習慣がついている場合は、骨盤のゆがみを生じさせてしまう場合があります。猫背の他にも、足を組む、ハイヒールを履く、いつも同じ方の肩にカバンをかけるなどの習慣があると骨盤がゆがみやすくなるといわれています。

また、女性の場合は毎月の生理のために女性ホルモンの影響で骨盤を動かす機会が多いので、骨盤がゆがみやすい傾向にあります。出産などで骨盤に大きな負担をかけてしまった場合も骨盤にゆがみやずれが生じやすくなります。

骨盤矯正で痩せるのか

骨盤矯正をすると、それまで上手に使えていなかった筋肉をバランスよく使えるようになり、新陳代謝も活性化されるため、ダイエット効果があるといわれています。骨盤矯正がダイエットにどのような効果を与えるのか、部位別に解説します。

ウエスト

骨盤にゆがみがあると、それに合わせて背骨もゆがみ、正しい姿勢をとれないようになってきます。正しい姿勢がとれないと、腹筋やわき腹の筋肉などを上手に使うことができず、ぜい肉が付きやすくなってしまうと考えられています。

骨盤のゆがみを取り、同時に背骨を真っすぐ伸ばすことができるようになると、ウエスト周りの筋肉を効率的に動かすことができるようになります。そのため、運動によって効率よくぜい肉が落ちていくということが考えられます。

ヒップ

姿勢が悪いなどの理由で骨盤がゆがんだり、開いたりしてしまっていると、ヒップの幅が大きく見えてしまう場合があります。また、骨盤がゆがんでいるとヒップに余分な脂肪がついてしまいやすくなるといわれています。

骨盤のゆがみを取り、開いてしまった骨盤を元通りに締めることで、ヒップそのものの横幅が小さくなる効果が期待できます。また、骨盤の位置が正常になることでヒップの位置が上がるので、より引き締まって見えるようになります。

太もも

骨盤がゆがむと、「大転子」と呼ばれる太ももの付け根の骨がどんどん外側に出っ張ってくるようになります。大転子が外側に張り出してくると太ももが太く見えるようになってしまいます。また、余分な脂肪もつきやすくなるといわれています。

骨盤矯正を行い、骨盤を正常な位置に戻すことで大転子の位置も元に戻り、太ももも本来の太さに戻る効果が期待できます。

骨盤矯正によい運動:寝たままできる体操

骨盤矯正というと整体院やカイロプラティックなどで行うものというイメージがありますが、自宅でストレッチや簡単なエクササイズを行うことで多少改善できる場合もあります。ここでは寝たままできるストレッチをご紹介します。

寝たままできるストレッチ

まず仰向けになり、両足を外側に曲げ、腰の横に足を持っていきます。ちょうど両足がアルファベットのWの字になるようなイメージです。この状態を数十秒キープします。痛みが出ないくらいの角度で止めておき、無理のない範囲で行ってください。

W字のストレッチができたら、次は両足を逆に曲げ、足の裏同士を合わせます。このとき、できるだけひざを床に近づけるようにしてください。こちらのストレッチも、ケガをしない程度に無理なく行ってください。

骨盤矯正によい運動:タオルを使った体操

バスタオル2枚とひもがあれば、エクササイズをより効率的にする「骨盤まくら」を作ることができます。

骨盤まくらの作り方

骨盤まくらの作り方はいたって簡単です。バスタオル2枚重ねてきつく巻き、あとはほどけないようにきつく結ぶだけです。ある程度の硬さが必要ですので、ひもで強めに結ぶようにしましょう。

骨盤まくらの使い方

骨盤まくらは、仰向けになった状態で腰の下に敷いて使います。手順として足を伸ばした状態で床に座り、お尻に骨盤まくらを当てたら、ゆっくりと上体をそらし、仰向けになりましょう。おへその真下に骨盤まくらが来るように調整したら腰がそらないようにお腹をへこませ、足の親指同士をつけて足がハの字になるようにします。その状態から両手を真っすぐ上にあげ、5分ほどキープします。エクササイズの途中で痛みやしびれが出たらすぐに中止してください。

運動の際の注意点

ここまでに紹介したストレッチやエクササイズは、あくまでセルフケアの一環です。腰痛などに深刻な悩みがある方は、セルフケアではなくきちんと医療機関を受診し、医師による診察を受けるようにしてください。また、早くエクササイズの効果を出したいからといって、無理をしたり、長時間エクササイズを続けてしまったりすると思わぬケガにつながってしまうこともあります。できる範囲で少しずつ取り組んでいくようにしましょう。

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