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ストレスがニキビの原因になる?メカニズムと治療方法

更新日:2017/12/20 公開日:2017/03/31

ストレスを感じてしまうと男性ホルモンが活発化し、皮脂の分泌量が増えてニキビを作りやすい状態になります。普段からストレスをためないように、自分なりのリラックス方法を知っておくことが大切です。

ストレスでニキビができるメカニズム

人はストレスを感じると中枢神経系の視床下部に信号を送り、ストレスに対抗するためのホルモン分泌を促します。このホルモンは、コレチゾールやアドレナリンが体表的だとされています。さらに、副腎からのアンドロゲンやテストステロンなどの男性ホルモン分泌バランスが崩れるといわれています。こうして増加した男性ホルモンが、皮脂の分泌量を増やして角質を分厚くする作用があります。そのため、ストレスが続くと男性ホルモンが増えて毛穴がつまりやすくなると考えられます。特に、男性ホルモンのテストステロンは、皮膚腺に入ることでジヒドロテストステロンに変化します。ジヒドロテストステロンに変化すると10倍以上の活動能力を発揮するため、皮脂の分泌量が急激に増えてニキビのできやすい環境になるといわれています。

また、ホルモンを分泌している視床下部は自律神経のコントロールも行っています。そのため、強いストレスを感じ続けるとホルモンバランスが上手くコントロールできなくなるだけでなく自律神経が乱れて、肌荒れなどの症状が起こりやすくなります。

ストレスで起こるニキビの特徴

ストレスで起こるニキビは男性ホルモンの増加でできると考えられています。男性ホルモンは皮脂分量を増加させ、角質を府暑くするといわれています。そのため、皮脂の分泌量が多いTゾーンや背中などにできることが多いようです。また、皮脂や汚れにより毛穴が炎症を起こしているため、白いニキビよりも赤いニキビが多いのも特徴です。

掻破行動もニキビの原因に

ストレスにより引き起こされる掻破行動(そうはこうどう)は、ニキビを悪化させる原因になると考えられています。ニキビを悪化させる掻破行動には大きく分けて2種類あります。1つ目は、顔全体に引っ掻き傷や色素沈着ができるケースです。これは、ストレスを感じているときに小さなニキビを見つけるとそれを潰してしまうというものです。ニキビができる度に潰してしまうため徐々に悪化してしまう傾向があると考えられます。2つ目は、無意識のうちに頬杖をついたり額を触ったりするくせがついてしまうケースです。これは、ストレスにより同じ場所を触ることで、皮膚に汚れや皮脂がついて炎症を起こしニキビができる原因となるようです。

ストレスで起こるニキビの対策

ストレスが原因となるニキビの場合は、ニキビの治療と平行してストレスの原因を取り除くことが大切だと考えられています。医療機関では、次のような治療を行いストレスニキビの症状を緩和します。

ニキビの治療方法

ニキビの炎症を抑え、増殖を防ぐために内服薬を処方します。特に、ニキビを触り増殖させてしまう場合は、それをくい止める必要があります。ニキビの治療は長期間の服用となるので、マクロライド系抗生物質と呼ばれる比較的副作用の少ない抗生物質が処方されることが多いようです。内服薬と併用して、殺菌効果のある塗り薬を使用する場合もあります。塗り薬には、ニューキノロン系抗生物質とリンコマイシン系抗生物質があります。リンコマイシン系抗生物質のほうが比較的新しい塗り薬で、ニキビの原因となるアクネ菌やブドウ球菌を殺菌する効果が優れているといわれています。

カウンセリングでの治療

ストレスによる掻破行動がある場合は、まずはそれを止めさせることから始めます。本人が自覚していない場合が多いため、引っ掻いてしまう症状や頬杖をついてしまう症状を自覚させるようにします。また、同時にストレスの原因を取り除くためのカウンセリングを行い、ニキビの原因となっているストレスを緩和させていきます。状況に応じて抗不安剤などを処方します。

また、ニキビが原因でメイクを抑えることがかえってストレスになるケースもあります。オイルフリーの化粧品を使い、正しいスキンケアを行うようにすることで肌の負担を軽くして、メイクをすることができるといわれています。メイクにより少しでもニキビを隠すことで、心身的な負担は軽減できるとされています。

ストレスニキビは病院で治療を

ストレスによってできるニキビは、セルフケアでは改善することが難しい場合が多くあります。ストレスによってニキビが悪化していると感じた場合は、医師に相談をして自分にあった治療を受けることをおすすめします。投薬治療だけではなく、カウンセリングも併用することで改善を促すことができます。

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