ニキビがある人の8割近くが、できれば跡を残さずきれいに治したいと思っているという調査結果があります。ニキビやニキビ跡が目立っていると、気持ちが落ち込んだり、消極的になってしまったりという影響が出ることも考えられます。そこで、ニキビを早く、きれいに治す方法には、どのようなものがあるのか見てみましょう。
ニキビができる原因
ニキビの原因と聞くと多くの人は、皮脂の分泌のように感じるかと思います。しかし、皮脂の分泌だけではなく、ストレスやホルモンの乱れなどさまざまな原因が潜んでいます。
ストレスによる原因
私たちの体は、ストレスがかかった場合、交感神経が優位になります。その状態になると、脳からノルアドレナリンが分泌され皮脂が増えたり、皮膚が角化(かくか)異常を起こし毛穴が詰まってしまったりするといわれています。そのため、ニキビができやすくなります。
ホルモンバランスの乱れによる原因
ホルモンの中でも、男性ホルモンは皮脂の分泌を増やす働きがあり、女性ホルモンは、逆に皮脂の分泌を抑える働きがあると考えられています。よって、ホルモンのバランスが整っていると、ニキビはできにくくなるといえるでしょう。
肌の乾燥による原因
肌は、乾燥すると水分が失われ、バリア機能が低下します。この機能が低下してしまうと、皮膚は皮脂をたくさん分泌するようになります。この皮脂の分泌がニキビの原因となります。
毛穴汚れによる原因
毎日のメイクなどをしっかり落とさず寝てしまうと、毛穴には汚れが溜まります。この毛穴に詰まった汚れに、アクネ菌が入り込むと、皮脂を栄養成分として繁殖していき、ニキビを引き起こす有害な物質を発生させてしまいます。
睡眠不足による原因
睡眠不足になると、交感神経が刺激され、男性ホルモンが増えます。これは、先のホルモンバランスでも説明したように、皮脂の分泌の増加につながりますので、肌がニキビを作りやすい状態になってしまいます。
ニキビを早く治すための洗顔方法
ニキビができてしまう原因はいくつかありますが、予防には毎日の肌ケアが大切です。そこで、ニキビ予防にも、できてしまったニキビを治すうえでも効果的な洗顔方法の基本をご紹介します。
手の汚れとメイクを落とす
洗顔は、顔の汚れを落とします。顔の汚れを落とすために手が汚れていては本末転倒です。まずは、手洗いで手の汚れを落としましょう。メイクをしている場合は、洗顔の前にクレンジングをしますが、肌を傷つけないよう気をつける必要があります。クレンジング剤で汚れを浮き上がらせ、やさしくおさえて拭き取ります。
ぬるま湯で洗顔
洗顔は、初めに水か体温くらいのぬるま湯で素洗いをします。続いて、洗顔料や石けんなどを泡立てて、指の腹を使って円を描くように、おでこ、目のまわり・あご・口のまわりなどをやさしく洗います。泡を落とすには、体温に近いぬるま湯を使います。熱すぎるお湯は皮脂を落としすぎるのでお湯の温度には注意してください。だいたい30回くらい、顔全体にぬるま湯をかけてすすぎます。また、額の毛の生え際や、あごの部分などは洗顔料が残りやすいので、丁寧に洗い落としてください。
洗顔後は化粧水で保湿
柔らかく清潔なタオルを使用し、擦らないように顔の水気を拭き取ってください。その後、化粧水などを使ってしっかり保湿をします。洗顔後の肌は乾燥しやすい状態ですので、保湿は欠かさないようにしましょう。
ニキビの症状で見るニキビケア方法
ニキビは、炎症状態の進行によって、白ニキビ、赤ニキビ、黒ニキビ、さらには黄色や紫色のニキビへと悪化していきます。ニキビを治すには、それぞれのニキビの状態に合わせたケアが大切です。
初期ニキビは保湿重視でニキビケア
できたばかりの初期のニキビの場合、保湿を重視したスキンケアがおすすめです。洗顔で肌の汚れを落として、保湿をすることで、肌を清潔な状態に保ち、角質層を乾燥から守ります。
白ニキビと黒ニキビは面皰圧出でニキビケア
白ニキビを見つけると、ついつい自分で出してしまいたくなりますが、病院で面疱圧出(めんぽうあっしゅつ)をしてケアしましょう。また、白ニキビが酸化して黒くなった状態(黒ニキビ)も同じように、病院へ行き面疱圧出でケアして治すことができます。
赤ニキビは炎症を抑える薬でニキビケア
黒ニキビがさらに悪化すると赤ニキビとなります。これは皮膚の深い部分が炎症を起こしているので、まず炎症を抑える必要があります。治療には、抗生物質やステロイドなど薬が用いられることもあります。
黄色ニキビと紫ニキビは医療機関でニキビケア
黄色ニキビや紫ニキビができた場合は、炎症が悪化し皮膚に膿や血液が溜まっている状態です。ここまでくると跡が残る可能性も高くなります。専門の医療機関で、ホルモンバランスを整えるホルモン療法や、溜まっている膿を出すために切開する、といった方法が必要になることもあります。
ニキビをきれいに早く治すために生活習慣を改善
ニキビを予防したり治したりするためには、肌の清潔やうるおいを保つスキンケアはとても大切です。そのほかに、食べる、寝るといった毎日の生活習慣にも気を配りましょう。ニキビをできやすくするといわれる動物性油脂の多いメニューや甘いお菓子、香辛料などの刺激物を控えめにすることで、ニキビを予防できる可能性があります。また、睡眠をしっかりとることも大切です。睡眠時間をしっかりとることで、皮脂の分泌を正常の状態に保ち、肌の細胞のターンオーバーを促すことにもつながります。このように、毎日の生活習慣を見直すことは、ニキビを予防し、治すうえで効果があると考えられます。
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