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VIOラインのアンダーヘアの脱毛方法と脱毛後のケア

更新日:2017.12.07
公開日:2017.03.31
ドクター画像
この記事の監修者
M'sクリニック南麻布 院長 伊藤まゆ

気になるアンダーヘアの脱毛ですが、なかなか周囲の人には話せない話題でもあり、1人で悩みを抱えている人も少なくありません。そこでここでは、アンダーヘアの脱毛について、ドクター監修の記事で解説します。

アンダーヘアには脱毛の種類や脱毛方法がいくつかあります。今回はそれらの特徴をそれぞれ詳しくご紹介します。脱毛後のケアや、脱毛の際の注意点などにも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

アンダーヘアの脱毛の種類

アンダーヘアの脱毛には、Vライン、Iライン、Oラインの3つの脱毛方法があり、これらは「VIO脱毛」とも呼ばれています。それぞれの脱毛の部位は、以下のようになっています。

Vライン

下着を穿いて正面から見た際にあるビキニラインを指します。範囲が広めになるため、クリニックや脱毛サロンによってはVラインを上下や両サイドなどに分けて施術を行うことがあります。

Iライン

女性器の周りの下着によって隠れる部位を指します。Iラインを脱毛すると、生理やおりものによる雑菌の繁殖が抑えられるため、デリケートゾーンを清潔に保つことができるようになります。

Oライン

肛門の周辺の部位を指します。クリニックなどによっては、ヒップ奥と表現する場合もあります。自分自身では鏡などを使用しないと確認することが難しい部位となりますが、意外にもムダ毛が生えている女性は多いです。

VIOラインのアンダーヘアの脱毛方法

アンダーヘアの脱毛方法としては、次のようなものがあります。大きく分けると自宅で行うセルフ処理と、クリニックや脱毛サロンで受ける施術となります。この中から脱毛部位や脱毛度合いに適したものを選びましょう。

カミソリなどでの剃毛処理

コストが安くて済み、手軽に広範囲の脱毛が可能な処理方法です。ただ、肌への負担が大きく、ムダ毛がすぐ伸びるため、頻繁に処理を行う必要があります。

毛抜きなどで毛を抜く処理

毛根から毛を引き抜いてしまうため毛が伸びるまでに時間がかかり、処理の頻度が少ないと言えます。ただ、毛を引き抜く際に痛みを感じ、ときには埋没毛(まいぼつもう)という皮膚の中に毛が埋まってしまう症状を引き起こしてしまうことがあります。

脱毛クリームでの処理

クリームを脱毛したい部位に塗るだけで脱毛ができるので簡単なうえ、1度に広範囲のアンダーヘアを処理できます。ただ、薬剤でかぶれが生じることがあり、そのため粘膜部分には使用できないので、デリケートゾーンに塗る際は注意が必要となります。

ヒートカッター

アンダーヘアを熱線によって処理する方法となります。毛先を丸くカットすることができるため、チクチクとした感覚がなく、肌への負担も少ないというメリットがあります。ただ、あくまでもアンダーヘアをカットする処理方法であるため、毛そのものをなくすことはできません。

ワックス脱毛

粘着力のあるワックス剤を脱毛したい部位に塗り、ワックスをはがしてアンダーヘアを根本から脱毛します。1度に広範囲のアンダーヘアの脱毛が可能ですが、肌への負担が大きく、痛みも強いといわれています。また、埋没毛の症状を引き起こしてしまう可能性もあります。

レーザー脱毛

主に医療脱毛としてクリニックにて行われます。医療レーザー脱毛の場合は、個人差はありますが、ほぼ永久的に生えてこない脱毛方法であるとされています。毛の中のメラニン色素に反応するため、皮膚への負担が少なくて済みます。自己処理が難しい部位でも処理が可能です。2~3か月ごとに3~6回、約1年程度を目安で通院が必要です。医療脱毛のメリットは、脱毛の際に皮膚の炎症があった場合も医療的なケアができるため、肌が弱い方や、脱毛に不安を感じる方はクリニックでの脱毛がお勧めです。

光脱毛

主にエステティックサロンや脱毛サロンで行われます。レーザー脱毛に比べて痛みや皮膚への負担が少ないとされています。また、自己処理が難しい部位であっても処理ができます。ただ、レーザー脱毛よりも毛が再生しやすくなっており、1年以上通い続ける必要があります。

脱毛後のケア

脱毛後に気になる症状について、どのようにケアをすればいいのかをご紹介します。

デリケートゾーンの黒ずみ

デリケートゾーンの黒ずみは、色素沈着の原因とされる「メラニン」の働きを抑えることが重要となります。メラニンは刺激によって活性化する性質があるため、具体的にはデリケートゾーンの刺激を減らすように心がけましょう。締め付けるようなサイズの小さい下着はやめ、柔らかく肌ざわりのいい素材のものを穿きましょう。

生理痛の悪化や生理中のかぶれ

アンダーヘアがなくなって下腹部が冷えてしまうことで生理痛が悪化したように感じることがあります。また、ナプキンに肌が直接当たり、かぶれが引き起こされる場合もあります。毛が無くなることで、より敏感に感じられる部分となるので、ナプキンはこまめに交換しましょう。

自己処理後のデリケートゾーンのチクチク

チクチクするような感覚は、脱毛後時間がたてば治まります。しかし、それでも治まらない場合や違和感がある場合は、施術を受けたクリニックやサロン、自己処理の場合は近くの皮膚科などに症状を相談するようにしましょう。

脱毛する際の注意点

脱毛をきれいに仕上げるために気をつける点をあげます。脱毛をするのであれば、以下の点に注意し、処理を行うか、または施術を受けるようにしましょう。

あまり若い場合は適さない

第二次成長期前など、あまりにも若い段階で脱毛を行うと、第二次性長期のホルモンバランスの影響で、脱毛処理を行ってもアンダーヘアが生えてしまうことがあります。年齢的に早いのではないかと不安になる場合は、1度前もってドクターに相談してみましょう。

保護クリームを活用する

自分で処理を行う際は、できるだけ肌の負担を減らすため、保護クリームを活用するようにしましょう。

アンダーヘアの脱毛の種類には3種類あり、数ある処理方法の中から自分に合ったものを選ぶかたちとなります。ただ、アンダーヘアはデリケートゾーンの近くであるため、特にOラインの場合はクリニックや脱毛サロンでの処理がおすすめです。また、肌トラブルを避けるためにも、脱毛後のケアや脱毛の際の注意点には気をつけておくようにしましょう。

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