渡瀬恒彦死去 胆のうがんと胆のうポリープの関係

更新日:2017/03/17

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兄弟そろって俳優として活躍していた、渡哲也さんの弟、渡瀬恒彦さんが「胆のうがん」のため亡くなりました。胆のうにできたポリープがきっかけで発症する「胆のうがん」とはどのような病気なのかをご紹介しましょう。

渡哲也さんの弟で俳優の渡瀬恒彦さんが、多臓器不全のため入院先の病院で死去しました。2015年から胆のうがんのため俳優活動を休止し、闘病していたものの復帰は叶いませんでした。渡瀬恒彦さんが患っていた「胆のうがん」についてご紹介します。

大きな胆のうポリープはがん化する恐れも

胆のうとは、肝臓の下に張り付くように存在している袋状の形をした臓器です。胆のうには、肝臓で作られた脂肪分を消化する胆汁という消化液が蓄えられ、必要に応じて胆汁を十二指腸へ送り出し、食べ物の消化を促す役割があります。胆のうがんは、胆のうに悪性腫瘍ができたり、「胆のうポリープ」ががん化して起こると考えられています。

大きさが10mm以上の胆嚢ポリープの約25%はがんになっているとの報告があります。がんが認められる確率はポリープの大きさに比例して高くなり、16mm以上になると約60%、20mmを超えると約80%にもなるといわれているのです。そのため、10mm以上で茎が太く、盛り上がりの少ない形をした胆嚢ポリープが発見された場合にはがんを疑う必要があります。がんの疑いがある場合には、超音波内視鏡など精密検査を行うことで、がんであるかどうかの確かめるのが一般的です。

引用:ヘルスケア大学

注意すべき胆のうポリープのポイント

胆のうにポリープが発見されたとしても、すぐに摘出手術をしなくてはならないというわけではありません。ポリープの「大きさ」と「茎の状態」、「腫瘍性」か「非腫瘍性」のどちらなのかが判断のポイントとなります。胆のうの内部にある粘膜細胞が増殖してできる「腫瘍性」のポリープは、悪性化する危険性が高いため、定期検診を受けて、ポリープの状態を把握することが重要です。

茎が幅広い場合にも「広基性病変」というがんが疑われますから、治療しなければなりません。「広基性」は「こうきせい」と読み、ポリープが「きのこ」のようになっている形ではなく、丘のような盛り上がりになっている状態を指します。

引用:ヘルスケア大学

ポリープに悪性の疑いがあり、10㎜以上の大きさがある場合は摘出手術を行いますが、胆のうポリープだけを取ることはできません。治療のためには、胆のうごと摘出する必要があることを知っておきましょう。

胆のうポリープがある人は経過観察を意識して

胆のうポリープは、胆のうがんになるきっかけを孕んでいます。胆のうポリープができても、自覚症状がなく、早期段階では血液検査の結果にもあらわれにくいため、定期受診を怠らず、半年に1度くらいは経過観察をしていくことが重要でしょう。

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