間食でおいしく健康的に!新提案「ヘルシースナッキング」とは

間食には「太る原因」「健康に悪いもの」といったイメージがあるかもしれません。しかし、上手に活用すれば間食は健康的な生活に役立ちます。間食を積極的に取り入れる「ヘルシースナッキング」の考え方について、森永製菓株式会社の高波健二さん、寺内理恵さんにお聞きしました。

ヘルシースナッキングでこまめに食べる食習慣、罪悪感のない間食を

ヘルシースナッキング

森永製菓株式会社 マーケティング本部 菓子食品マーケティング部長
高波健二 氏

(ヘルスケア大学) 仕事がひと段落したときに食べるお菓子は、なかなかやめられないものですよね。「ヘルシースナッキング」が提案する、お菓子との新しい関わり方とはどのようなものですか?

(高波) 「こまめに食べる食習慣、罪悪感を感じなくていい間食」。これがヘルシースナッキングのコンセプトです。オフィスでお菓子を食べている人はたくさんいますよね。でも、多くの人はそれを良いことだとは感じていません。お腹がすくのでついつい食べてしまうけれど、ガマンできるならそのほうが体によいと思っています。太ってしまうのでは…という不安もあるでしょう。

(ヘルスケア大学) 確かに、ダイエットを始めるときの最初の目標は「間食をやめること」だったりしますね。

(高波) ところが、間食を上手に取り入れた方が健康的で、ダイエットにとっても決してマイナスにならないという考え方があります。それがアメリカで生まれた「ヘルシースナッキング」です。

アメリカで2000年以降に成人した、現在20~35歳くらいの若者のことを「ミレニアルズ」というのですが、健康意識の高いミレニアルズたちは「3度の食事より間食を好む」傾向があります。間食といっても、特にヘルシーなお菓子、ナッツ、フルーツといった、栄養価の高い食品を積極的に取り入れているそうです。

私たちは、このような間食の文化を、健康に役立つかたちで日本にも根づかせたいと考えています。

極端な炭水化物の制限が、隠れ肥満を呼ぶ!?

ヘルシースナッキング

森永製菓株式会社 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
寺内理恵 氏

(ヘルスケア大学) 間食に期待される役割は何でしょうか?

(寺内) 私たちは、間食の役割を正しく理解するために、大妻女子大学の青江誠一郎教授(家政学部 学部長 食物学科)にご協力いただきました。青江教授は主に、肥満を原因とするメタボリックシンドロームの発症に、食事がどのように関わっているのかを研究されています。

青江教授が特に大切にしているのが、低炭水化物の防止です。炭水化物を極端に制限すると、体は不足したエネルギーを補うために筋肉を分解します。筋肉は骨格を動かし、熱を生み出すことでエネルギーを消費します。しかし、その筋肉の総量が減ってしまえば、体内で消費できるカロリーも減少してしまう心配があります。筋肉が減り、脂肪は増える――。気づかないうちに、隠れ肥満が進行してしまうかもしれません。

そこで、間食を取り入れると、低炭水化物を防ぐことができます。エネルギー消費に関わる筋肉の減少を防ぎ、極度の空腹感を感じなくてすむので、食べすぎの抑制にもつながるでしょう。

健康的な間食は、糖質、食物繊維、たんぱく質を重視

(ヘルスケア大学) 間食にも、良い間食と悪い間食があるように思います。良い間食の条件は何だとお考えですか?

(高波) 空腹感をできるだけ感じないようにするために、ある程度の糖質が含まれた食品が良いでしょう。体のエネルギーが不足すると、血液中の遊離脂肪酸が増加します。遊離脂肪酸は空腹物質とも呼ばれ、摂食中枢を刺激して空腹感を引き起こします。糖質を摂ると、血液中の遊離脂肪酸が減少し、空腹を感じにくくなります。

このように有益な糖質ですが、糖質だけを摂ると血糖値が急激に上昇してしまいます。一方、食物繊維には、糖質の吸収を緩やかにして、血糖値の急上昇を防ぐ働きが期待されています。穀類や豆類など、食物繊維を豊富に含む食品を選ぶと良いでしょう。

米ミズーリ大学が研究!高たんぱく質のおやつの満足感

また、たんぱく質は筋肉の材料となる栄養素であるとともに、食事の満足感に関係していると考えられています。米ミズーリ大学で行われている研究の例[1]をご紹介しましょう。

13~19歳の被験者31人を3つのグループに分け、それぞれ「高たんぱく質のおやつ(大豆スナック)」「高脂肪のおやつ」「おやつなし」で、3日間すごしてもらいます。そして、4日目には、自由に食べることのできる夕食と夜食を用意し、被験者の反応をアンケートと脳活動の検査で確かめました。

その結果、高たんぱく質のおやつを食べたグループでは、強い満腹感が得られ、夕食の時間まで持続する傾向がありました。また、夕食には高たんぱく質・低脂肪の食品を選ぶ傾向が見られ、夕食以降も空腹を感じにくく、加糖飲料を飲む回数も減少したそうです。

こういった研究結果から、間食には炭水化物、食物繊維、そして、たんぱく質を含む食品をお勧めします。

参考文献
[1]Douglas SM,et al. Consuming Beef vs. Soy Protein Has Little Effect on Appetite, Satiety, and Food Intake in Healthy Adults. J Nutr.2015; 145(5), https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25809680(accessed 2017-1-12)

間食の大切さを丁寧に伝えていきたい

(ヘルスケア大学) 最後になりますが、今後どのようにヘルシースナッキングを普及させていきたいとお考えですか?

(高波) ヘルシースナッキングは「お菓子の持っている可能性への挑戦」と言えるかもしれません。健康のために口にするものといえば、サプリメントやヨーグルトなどが思い浮かぶのではないでしょうか。お菓子にも、これらに負けないような利点があります。まずは「おいしい」ということ。お菓子メーカーとして、味にはもちろん自信があります。そして、簡単に持ち運べて、どこででも食べられるということ。手軽においしく食べられて、健康にも役立つ――。そんな、お菓子だからこそ実現できる商品を展開していきたいですね。

お菓子の世界では、短期間で注目を集める大ヒット商品が生まれることがあります。ヘルシースナッキングは、そのように急激に売り上げを伸ばすものではなく、時間をかけて少しずつ浸透していくものだと考えています。

間食は、決して悪い食生活ではありません。空腹が深刻になる前に、栄養価の高い食品を口にすることはむしろ良いこと。もう、オフィスで罪悪感を感じながらお菓子を食べなくてもいいのです。健康的な食生活について、そして、ヘルシースナッキングについて、正しく知っていただくことが何より大切だと考えています。

ヘルシースナッキング

ブランド情報

ヘルシースナッキング

「ヘルシースナッキング」とは、こまめに食べることで極度な空腹状態をつくり、一度にたくさん食べてしまうことを防ぐ、アメリカで話題の新習慣。森永製菓のヘルシースナッキングは、健康的な体づくりに役立つ、たんぱく質と食物繊維を含むお菓子。1袋あたり200Kcal以下なのに、いつものお菓子と変わらないおいしさが楽しめます。

http://www.morinaga.co.jp/healthysnacking/

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