かぜ薬「ルル」は目的によって使い分けられる?

かぜ薬のルルには常備薬として支持を集めるルルAシリーズのほかに、2009年から特定のかぜ症状にフォーカスしたかぜ薬としてのブランド展開を始めたルルアタックシリーズがあります。第一三共ヘルスケア株式会社の工藤祐輔さんに両シリーズの違いや、上手な活用法について尋ねました。

ファミリーユース処方とパーソナルユース処方の違い

ルル

第一三共ヘルスケア株式会社 マーケティング部 カテゴリーグループ カテゴリーマネジャー
工藤祐輔 氏

(ヘルスケア大学) 「ルル」ブランドといえば、オレンジのイメージカラーのルルAシリーズを思い浮かべる人が多いと思います。一方、近年では、ルルアタックシリーズが売り上げを伸ばしていると伺っています。2つのシリーズの違いは何でしょう?

(工藤) かぜ薬は、症状全般に対応する常備薬としての「ファミリーユース処方」、特定の症状に狙いを定めた「パーソナルユース処方」に分けて考えることができます。常備薬は、かぜをひいたときにすぐに使えるように、各家庭に備えておく薬です。お子様からご年配の方まで幅広く使えることが重要になります。

かぜ薬に使われる成分の中には、年齢制限があるものもあります。お子様からご年配の方まで使える処方が常備薬の条件です。一方、パーソナルユース処方には、特定の症状をすばやく改善するために、ファミリーユース処方には入っていない成分も含まれます。

「ルル」ブランドにおいては、ルルAシリーズがファミリーユース処方、ルルアタックシリーズがパーソナルユース処方となっています。

かぜ症状の「原因」にアプローチする、ルルアタックシリーズ

(ヘルスケア大学) ルルAシリーズとルルアタックシリーズの違いは大きいのでしょうか。

(工藤) 2つのシリーズはコンセプトが異なるので、違いは大きいといえるでしょう。ルルは、1951年から続く総合かぜ薬です。ルルの歴史の中で見ると、ルルアタックシリーズは2009年に始まった新しい試みです。ルルアタックシリーズのコンセプトは、「かぜ症状の原因にアプローチするかぜ薬」というものでした。

最初に登場したルルアタックEXのパッケージは、従来のイメージカラーであるオレンジと対極にある青色。かぜ薬のパッケージに暖かみのある色が好まれる中で、この青色の選択は、当時かなりの冒険といえるものでした。こんなところにも、他のかぜ薬との差異を打ち出したいという意気込みの強さが現れています。

2009年に「のどの痛み」にフォーカスしたルルアタックEXが発売された後には、2013年に「発熱」にフォーカスしたルルアタックFX、2015年に「鼻水・鼻づまり」にフォーカスしたルルアタックNXが発売されています。

炎症を鎮めることで、かぜの苦しい症状を和らげる

ルル

(ヘルスケア大学) かぜ症状の原因にアプローチするとはどういうことでしょうか? ルルアタックEXを例に解説をお願いします。

(工藤) かぜは、主にウイルスの感染によって引き起こされます。ウイルスに感染すると、体には炎症反応が現れます。こうした炎症は、ウイルス等を対外に排出するためののどの痛みや、鼻水などの上気道の症状や、せき・たんといった下気道の症状、発熱や頭痛といった全身症状へとつながっていきます。炎症を鎮めることができれば、かぜの苦しい症状も和らぎます。

主にのどの痛みにフォーカスしたルルアタックEXでは、のどの痛みの原因となる上気道炎を引き起こすプラスミン、プロスタグランジンという物質に対し、2つの異なる抗炎症成分によって働きかけます。

(ヘルスケア大学) 2つの抗炎症成分とは? 

(工藤) ひとつはプラスミンの働きを抑えるトラネキサム酸です。のどの腫れや痛みを鎮める薬として高い評価をいただいている「ぺラックT錠」には、このトラネキサム酸のほか、カンゾウ乾燥エキス、ピリドキシン塩酸塩、リボフラビン、L-アスコルビン酸ナトリウムが配合されています。これにより、のどの腫れをしっかり鎮めて、のどの修復も助けてくれるのです。ルルアタックEXは、ぺラックT錠をルーツに持ったかぜ薬だといえます。

もうひとつは、プロスタグランジンの合成を抑制するイブプロフェンです。イブプロフェンは、薬理作用として抗炎症作用や解熱鎮痛作用を持っており、上気道や関節痛などの炎症をともなった痛みに優れた効果を発揮します。なお、イブプロフェンは15歳以上を対象とする成分のため、ご家庭の常備薬としての使用を想定したルルAシリーズには配合していません。

かぜ薬を選ぶときのポイント

(ヘルスケア大学) かぜをひいてしまったとき、手軽に買える市販薬を利用したいという人は多いと思います。ただ、市販薬は種類も豊富でどれを選べばいいのか迷いがちです。かぜ薬の選び方についてご意見を伺えますか?

(工藤) まず、ご家族がかぜをひいたときにすぐに使えるように、ルルAシリーズのような常備薬を用意しておくとよいでしょう。かぜの常備薬には、かぜのさまざまな症状に有効な成分がひととおり含まれています。かぜをひき始めたと感じたら早めの服用をお勧めします。

かぜのひき始めにはカコナール2も有効です。眠くなる成分が含まれていないので、車の運転をする人にも向いています。

そして、のどの痛み、発熱・さむけ、鼻水・鼻づまりといった特定の症状が特につらくて、「仕事を休めない」「すぐに症状を和らげたい」というときには、ルルアタックシリーズを試していただきたいですね。

ルルアタックシリーズには、つらい症状の原因にアプローチする成分が含まれています。和らげたい症状がはっきりしている場合は、ルルアタックシリーズをお選びくだされば効き目を実感できるのではないでしょうか。

インフルエンザの疑いがあるときにリスクのある成分を除外したかぜ薬

1点ご注意いただきたいのは、特に高熱が出ているときはインフルエンザの疑いがあることです。その場合は、適切に医療機関を受診してください。また、インフルエンザの発熱に対して特定の成分が含まれる解熱剤を用いると、インフルエンザ脳症という合併症が生じることがあります。

こうしたリスクを考慮して、「発熱・さむけ」にフォーカスしたルルアタックFXでは、インフルエンザ脳症のリスクを高める可能性のある成分を除外しています。イブプロフェンがルルアタックFXに配合されていないのはそのためです。

このようにルルアタックシリーズでは、症状に対してピンポイントで働きかける成分を配合する一方で、安全面に配慮されてもいます。ルルアタックシリーズを服用する際は、症状に合ったものを選ぶことが大切です。

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ブランド情報

ルル

ルルは、1951年の発売以来、日本のかぜを見守ってきたロングセラブランドです。それから65年以上もの間、より良く効くかぜ薬として、処方のバージョンアップに加えて生活者の方々のライフスタイルの変化にも対応し、進化を続けています。ルルは、健康を支える頼れる存在として、生活者の皆様に信頼され、愛されるブランドであり続けます。

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