昔懐かしい「甘酒」を、美容や健康にもうれしいドリンクに

米麹のやさしい甘み、昔ながらの味わいが魅力の甘酒。寒い季節だけではなく、夏の熱中症対策としても注目されています。1969年の販売以来、国内でもっとも売れているブランドに成長した森永甘酒について、森永製菓株式会社の田仲結子さんにお聞きしました。

米麹と酒粕、伝統素材のおいしさをミックス

森永甘酒ブランド担当

森永製菓株式会社 マーケティング本部 菓子食品マーケティング部
食品カテゴリー担当 管理栄養士 田仲結子 氏

(ヘルスケア大学) 昔ながらの伝統飲料として知られる甘酒ですが、森永甘酒の特徴について教えてください。

(田仲) 甘酒って、実は地域によって昔から飲まれている味わいがぜんぜん違うんです。たとえば北海道では、ほぼ酒粕のみで作られていますし、西日本ではしょうがを入れることもあります。

森永製菓としては、日本全国の皆様に親しんでいただける味わいをつくるために、酒粕と米麹のおいしさを絶妙なバランスでブレンドして作ったのが始まりです。1969年に瓶入りタイプを、1974年に缶入りタイプを発売しました。その後は地域ごとの嗜好にあわせてしょうが味を出したり、ヘルシー嗜好に合わせて甘さ控えめのタイプを出したり、お湯や水でさっと溶けるフリーズドライや粉末タイプ、砂糖不使用タイプを発売するなど、品揃えを増やしつつ、発売以来ご愛顧をいただいています。

季節的な飲み物から、美容と健康を意識したドリンクへ

森永甘酒ブランド担当

(ヘルスケア大学) この4年で、市場が3倍に成長したとお聞きしました。

(田仲) 2009年以降、2ケタで市場が伸び続けているのですが、特に2016年に入ってから当社だけでも前年比180%以上の伸びを示しています。寒い時期など限定されたシーンだけではなく、「夏場に飲んでもいいんですよ」「熱中症対策にもなります」など、さまざまなシーンにおける飲み方を提案し続けてきて、最近になってようやくお客様に浸透したのではと考えています。

また、当社だけでなくさまざまなメーカーが参入することで、甘酒の市場全体が広がったこと、テレビ番組で甘酒の美容・健康効果が取り上げられるようになったことも大きいですね。

森永甘酒をこれまで支えてくださったのは50代以上の世代がメインで、身体を温めたり、ほっとするひとときを楽しむ飲み物として捉えられてきました。ですが、今後はより幅広い世代の方に愛飲していただくためにも、数年前から大学との共同研究で甘酒の美容・健康効果について研究を重ね、研究データなどを発信していきます。日本人には昔からなじみ深いお米を原料とした飲料ですので、懐かしさや癒しとともに、「体にいい」こともアピールすることで、より多くの方に飲んでいただきたいですね。

夏場は熱中症対策として、冷やして飲むのがおすすめ

(ヘルスケア大学) 甘酒というと、やはり温めて飲むイメージですよね。

(田仲) 私は冷やして飲むのも好きですね。それに牛乳や豆乳、ジュース類と割って飲むのもおいしいので、甘酒が苦手という方にもおすすめです。

秋冬は赤いパッケージでおなじみの森永甘酒ですが、2012年からは全国で春夏限定の青いパッケージの「冷やし甘酒」を販売しています。味わいも冷やしたときにすっきり飲めるよう、秋冬商品とは少し変えているんです。甘酒は夏の季語でもあるとおり、水分や糖分・塩分がバランスよく含まれていて、熱中症対策に効果的です。

また、食欲がないときでも、お米から生まれた糖分をしっかり取っていただけるなど、疲れたときにもよさをご実感いただけると思います。東日本大震災の直後には、節電でエアコンや扇風機が使えない東北の皆さんに、昔ながらの涼を楽しんでいただこうと冷やし甘酒を配布し、ご好評いただいたこともありました。

意外性のあるコラボや、「甘酒の日」制定でブランド力アップ

(ヘルスケア大学) 他にも、森永甘酒のブランド力を高めるために、さまざまな取り組みをされていますね。

(田仲) 先ほど森永甘酒のバリエーションをご紹介しましたが、たとえば粉末タイプは、調味料のようにお菓子や料理に使うこともできます。1月から2月にかけて、全国で6店舗を展開するパンケーキ店とコラボレーションし、パンケーキ2種類とソイラテに森永甘酒を使っていただきましたが、本当にコクがあっておいしいんです。「甘酒」というとアルコールだと思われている方もまだいらっしゃるので、「パンケーキに甘酒?」という驚きをお届けしつつ、より身近に感じていただけたらと思っています。

さらに、SNSで発信したり、商品のプレゼントキャンペーンを行ったり、フォトコンテストも開催しています。2009年には、甘酒が一番飲まれるといわれている大寒の1月20日を、「甘酒の日」に制定しました。こうした取り組みによって「久しぶりに甘酒を飲みました」というお声もいただくことができたので、今後も続けていきたいですね。

※パンケーキコラボ期間:2017年1月13日~2017年2月12日
※フォトコンテスト期間:2016年11月1日~2016年11月30日

栄養価の高い甘酒を、より多くのシーンで愛用していただきたい

(ヘルスケア大学) 最後に、森永甘酒の今後や、田仲様の想いをお聞かせください。

(田仲) 先ほどお話したように、甘酒の美容・健康効果をさらに研究して発信していくとともに、異業種とのコラボレーションなどを続けながら、より多くのお客様が甘酒とふれあう機会を増やしていきたいと考えています。

2010年以降、売上は2ケタで伸長。2016年度は前年比2倍ほどに伸びましたが、この伸び率をずっと維持し続けるのは難しいと思います。でも、たとえば豆乳のように「暮らしのなかに甘酒があってあたり前」「美容と健康を考えたら、甘酒を飲もう」と思っていただけるよう、定着していくとうれしいですね。

甘酒に含まれている米麹のよさは、お客様にもかなり浸透してきているのですが、私としては酒粕の機能性にもぜひ注目していただきたいです。酒粕は、米麹の麹菌と酵母による2回の発酵を経て、日本酒を搾る過程で作られるのですが、栄養分が凝縮されており、アミノ酸や食物繊維も豊富です。さまざまな甘酒が販売されているなかで、森永甘酒には米麹と酒粕、どちらも使用しています。2つのおいしさの絶妙ブレン ドで、コクのある味わいが楽しめることを、これからもお伝えしていければと思っています。

森永甘酒ブランド担当

ブランド情報

森永甘酒

森永甘酒は発売から40年以上、多くのお客様に愛され続け、いま日本で一番売れている甘酒です。 日本の伝統的発酵食品である「米麹」、麹菌と酵母が発酵して作り出す様々な栄養分が凝縮した「酒粕」、この2つのこだわりのおいしさがつまっています。

森永甘酒は、今も昔も変わらぬこだわりの味わいで、日本人の元気とキレイを応援してまいります。

http://www.morinaga.co.jp/amazake/

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