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口唇ヘルペスの症状と感染経路、治療法について

更新日:2017/09/25 公開日:2017/05/01

唇や口の周辺がウイルスに感染することで起こるとされる「口唇ヘルペス」は、一度感染して免疫を持っていたとしても再感染や再発の可能性があるといわれています。ここでは、口唇ヘルペスの基礎知識について詳しくご紹介します。

口唇ヘルペスとは

「口唇ヘルペス」は、単純ヘルペスウイルスというウイルスに感染することによって、口周辺や唇に小さな水ぶくれができてしまう病気といわれています。単純ヘルペスウイルスは、唇をはじめとする顔面などの上半身に発症しやすい1型と性器などの下半身に発症しやすい2型の2種類があるといわれています。いずれも非常に感染力が強いといわれており、直接的な接触だけでなく、物を介しても感染する可能性があります。

最近は抗体を持たない人が増えている

以前は、子供の間に家族から感染して抗体を持っていたといわれています。しかし、核家族化などのライフスタイルの変化や衛生状態の改善により、現在は20歳代~30歳代のうち半数程度しか抗体を持っていないといわれるほどです。初めての感染が子供のうちであれば、ほとんど症状がなく、症状があらわれたとしても軽症で済むことがほとんどといわれています。また、1型の抗体をもっていれば2型の感染率が低くなるといわれ、発症したとしても症状が軽いとされています。年齢が高くなるほど抗体を持っているといわれていますが、最近は大人になってから初めて感染するといるケースがあります。この場合、まれに重症化してしまうケースもあるため、子供のうちに感染していない場合は、感染しないように注意した方がよいでしょう。

口唇ヘルペスの症状

ウイルスに感染して起こる症状は、皮膚症状がほとんどといわれており、2週間ほどで症状が治癒するといわれています。経過によってあらわれる症状にも特徴があるとされています。

前駆症状

口唇ヘルペスは、水ぶくれなどの視覚的な症状があらわれる前にその兆しがみられるといわれてます。具体的には、ピリピリ、ムズムズ、チクチクといった感覚や熱感、かゆみなどとされています。

皮膚症状

症状があらわれ始めた直後と数日経過したときで、皮膚症状が少し異なるといわれています。

・初めにあらわれる症状

前駆症状を自覚して半日くらいすると、唇やその周辺の一部の皮膚が赤みを帯び、腫れてくるといわれています。患部でウイルスが増殖をしている時期と考えられており、このタイミングで治療を始めるのがよいとされています。

・2~3日経過後にあらわれる症状

赤くはれた後、その上に水ぶくれの症状があらわれはじめるといわれており、軽いほてりや痛み、かゆみなどの症状をともなうことがあります。初感染の場合は5mm大の水ぶくれができやすく、場合によっては発熱するケースもあります。水ぶくれは、再発を重ねるほど小さくなるとされていますが、やぶれた水ぶくれに触れることで感染してしまう可能性があるため、注意しましょう。

回復期

水ぶくれは、やがてかさぶたとなって徐々に回復し、10日~2週間ほどで症状がなくなることが多いといわれています。

口唇ヘルペスの感染経路

単純ヘルペスウイルスは、患者との接触など直接的な接触が主な原因といわれています。ただ、感染力が強いウイルスのため、患者が触れたタオルやグラスなどの食器といった物を介しても感染する可能性があるといわれています。

口唇ヘルペスの予防

口唇ヘルペスの予防は、発症させないための予防と発症後の予防の2つに分けることができます。

発症させないための予防方法

日常生活で受ける精神的なストレスや肉体的なストレスが体力や抵抗力を衰えさせるといわれています。すると、口唇ヘルペスを再発させる可能性が高まるとされています。また、疲労しきっているときや体調不良の際に紫外線を浴びることで、全身の免疫力を低下させてしまうことがあるといわれています。口唇ヘルペスを再び発症させないためにも、バランスのよい食事や十分な休息を心がけて身体の健康をキープするだけでなく、ストレスをうまく発散して精神的な健康の維持にも努めましょう。

発症後の予防方法

発症後は、感染の拡大を防ぐための予防が重要といわれています。

・自分自身に対する予防

患部に直接触れたり、水ぶくれを故意的に破ったりすると感染が拡大する可能性があります。また、場合によっては細菌感染が加わって、痕が残ってしまうことにもつながるといわれています。気になっても、患部に触れないことが大切です。触れてしまった場合は、しっかりと手を洗うようにしましょう。

・接触に対する予防

口唇ヘルペスを起こす単純ヘルペスウイルスは、物を介して感染する可能性があるため、症状が出ている間は家族をはじめとする身近な人と接触する際に注意を払う必要があるとされています。特に、母親が感染しておらず抗体を持っていない新生児が、免疫機能の発達が未熟なために重症化する可能性があります。白血病や悪性腫瘍、アトピー性皮膚炎などの病気を患っている人も感染しやすいだけでなく、重症化する可能性が高いといわれています。また、口唇ヘルペスの抗体を持たないパートナーとのキスも控えたほうがよいでしょう。

口唇ヘルペスの治療法

治療薬は、抗ヘルペスウイルス薬を使用するケースが一般的で、軽症であれば外用薬を1日数回患部に塗るよう指示されることが多いといわれています。しかし、中等症以上の場合や再発をくり返している人、重症化しやすいと判断される人の場合は、内服薬を用いて治療を行うケースが多いとされています。いずれも薬もウイルスの増殖を抑える働きがあるため、症状があらわれはじめた早い段階で治療にとりかかることで、症状が出現しないか出ても軽症で済むといわれています。

重症化してしまった場合や内服薬を服用しても症状の改善が見られない場合、内服薬の変更や点滴注射を行うこともあります。ひどい場合は、入院治療となるケースもあるため、前駆症状を自覚した時点で医療機関を受診するようにしましょう。

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