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角質粒の取り方とケアについて

更新日:2017/04/23 公開日:2017/04/23

角質粒は皮膚にできる細かい粒状、イボ状の突起です。角質粒がなぜできてしまうのか、除去の仕方やケアの仕方について見ていきましょう。

角質粒とは

角質粒とは、細かいイボ状や粒状のものなど人によってさまざまな形体のものを俗称として使われているようです。中には脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)や、肌に近い色の場合もあれば褐色や黒色のものもあり、見た目を気にしてケアに悩んでいる人も少なくありません。別名で老人性と名前がついているように皮膚の老化にともなう症状ではありますが、20代~30代の比較的若い人でも発生する場合があります。加齢とともに増えていく傾向があり、高齢者の人には多く発生するとされています。

外見的にはいわゆるイボや吹き出物に似たものですが、ウイルスの性のイボとは異なり角質粒は角質層の角化による良性の腫瘍の一種です。そのため感染なども起こらず、放っておいても大きな問題はありません。しかし、角質粒によっては感染性のイボをはじめ、シミやホクロ、有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼうがん)の原因となる日光角化症、悪性黒色腫(皮膚がん)などとの区別がつきにくい場合もあるため、注意が必要です。気になる場合は皮膚科専門医の診察を受けるとよいでしょう。

角質粒ができる原因

角質粒は角質層が厚く膨らんでしまうことで形成されるケースが多くなりますが、この角質層の膨らみは紫外線をはじめとした外部刺激や新陳代謝の乱れによるものが大きいとされています。

シミが変質して角質粒となる場合も

皮膚が紫外線を浴びた場合、紫外線の刺激が真皮に到達することを防ぐために表皮はメラニンを生成して紫外線をブロックしようとします。通常このメラニンを生成した表皮は新陳代謝とともに角質表面にあらわれ、垢となってはがれ落ちますが、新陳代謝の機能が衰えている場合や紫外線の刺激が継続的にあるなど、メラニンの排出が追いつかない場合は表皮に蓄積されシミとなります。

この紫外線の刺激によって起こったシミの層が新陳代謝によって角質表面に至ってもはがれ落ちずにとどまることで、角質層が厚くなり表面が硬くなるなどの変化を起こす場合があり、角質粒となるケースとしては多く見られる原因となります。

紫外線刺激による皮膚そのものの老化

シミによる変質だけでなく、紫外線による皮膚そのものに老化現象が起きることもあります。光老化とも呼ばれるこの現象によって皮膚が硬く厚くなってしまうこともあり、これによる角質の硬化が角質粒の原因となる場合もあります。

新陳代謝(ターンオーバー)の乱れ

表皮は角化細胞によって作られていますが、角化細胞は細胞分裂から成長とともに層となって皮膚の表面に押し出され、やがて角質層となって垢として脱落します。この分裂から脱落までのサイクルをターンオーバーと呼びますが、この周期が乱れることで角質層の脱落が進まずに硬く厚い層となってしまい、やがて膨らむことで角質粒となるケースもよく見られます。

角質粒の除去の方法

角質粒の除去の方法としては、外科的な処置によって除去を行うことが主な方法となります。セルフケアで切除をしている人もみられますが、ウイルス性のイボなどであった場合の感染リスクなどを考慮すると自己判断での処置は避けるべきでしょう。医療機関などで角質粒であると診断を受けてから除去を行うことをおすすめします。

炭酸ガスレーザーによる除去

炭酸ガスレーザーは、使用することで組織を蒸散させる働きをもっており、これによって角質粒を除去します。ホクロやシミなどの除去にもよく使用されているため、紫外線刺激による角質粒の除去に相性がよいと言えるでしょう。メスなどでの切除と比較して出血が少ないことが特徴とされています。

1週間程度かさぶたとなる場合が多いですが、その後皮膚が再生されていき、3か月~6か月程度で平らな皮膚に戻るとされています。メラニン色素によって褐色や黒に変色した角質粒には、メラニン色素に反応するQスイッチヤグレーザーが使用されることもあります。

メスやはさみによる除去

サイズが大きい場合などは、電気メスや通常のメスで表皮を削り取ったり、はさみを用いて切除したりと外科的な除去が行われます。処置後は傷となりますが2週間程度で治癒に向かうことが多いとされています。

液体窒素による除去

角質粒に液体窒素を当てることで凍結させ、かさぶたとともに除去する方法です。麻酔の必要がなく手軽な治療と言えますが、繰り返しの処置が必要なことと、色素沈着が残ってしまうことがデメリットと言えるでしょう。

除去後のケアの注意点

除去後に再発を防ぐために日常生活で注意するべき点としては以下のようなものがあげられます。

紫外線の刺激を避ける

紫外線による肌への刺激は角質粒の再発をまねいてしまいます。日傘、帽子を着用することや日焼け止めの使用などで紫外線を直接浴びないように注意するとよいでしょう。

日常的なスキンケアを行う

ターンオーバーが正常に行われる健康な肌をキープできるように、日常的なスキンケアを行うことも重要です。外部刺激へのブロック機能を高めるためには角質への水分補給が不可欠ですので、保湿ケアをこまめに行うことがおすすめです。メラニンの生成を抑制する美白化粧品やシミに効果のある化粧品も有効となります。

肌にやさしい生活習慣を

肌、皮膚の健康に悪影響のあるものとして、喫煙やストレス、睡眠不足などがあげられます。質のよい睡眠を取ることで肌のターンオーバーは改善するとされますので、規則正しい生活を心がけ、不眠症の原因となるストレスを溜めすぎないようにするのが肌にとってよい影響となります。肌の状態を整えるビタミンを十分に摂取できるよう、食事のバランスにも気を配るとよいでしょう。

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