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治りにくい背中ニキビができる原因と治し方

更新日:2017/09/14 公開日:2017/04/29

背中ニキビは他の体にできるニキビと変わりませんが、背中なので確認が困難です。なぜ、背中ニキビができるのかについて、解説していきます。

背中ニキビが治りにくい理由はケアがしにくいため

背中に発生したニキビですが、顔などにできるニキビと比べて、背中ニキビはできやすく、重症化しやすいといわれています。背中の肩甲骨(肩の下あたり)の付近に、皮脂を分泌する皮脂腺が集中しているのもひとつの理由ですが、最大の理由としては、見えないところに背中ニキビができると考えられています。見えないところなので、背中のケアは他の体や顔のケアよりしづらく、背中に違和感を覚えても確認することが困難です。気づいたときにはすでに背中ニキビが大きくなって、かゆみ、炎症、化膿などが起きてしまったということもあります。

背中の皮膚は顔やその他の体より皮膚が硬く、たとえ背中ニキビができて治ったとしても、ニキビ跡として残ってしまうことが多いといわれています。

背中ニキビの原因はホルモンバランスの乱れ

考えられる原因はホルモンバランスの乱れです。ホルモンバランスの乱れの要因として考えられるのが、過度のストレス、睡眠不足、偏った食生活などです。過度のストレスを受けることで、自律神経のひとつである交感神経が優位になり、それにともなって男性ホルモンが過剰に分泌されるといわれています。

男性ホルモンは角質層の柔軟性を低下させるだけでなく、角栓を発生させる働きを持ち、その角栓が背中の毛穴に蓋をします。ニキビができて、さらにマラセチア菌がそのニキビに入ることで増殖し、その結果、背中ニキビを悪化させる要因につながります。

睡眠不足は、交換神経を優位にさせてしまう作用を持っています。

睡眠不足については『ニキビの原因(6)睡眠不足』をご覧ください。

偏った食生活は、具体的にたとえるなら、脂質や糖質を過度にとっているとか、タンパク質やビタミンなどの不足などが考えられます。

食べ物などについては『ニキビの原因(2)食べ物・食生活』をご覧ください。

背中ニキビは顔ニキビより悪化しやすい

背中ニキビと顔ニキビは、基本的に同じものです。ニキビの悪化の要因のひとつといわれているアクネ菌は皮脂をエサにして増殖しますが、酸素が苦手です。背中は他より皮脂量と汗が多いだけでなく、衣服などによって蒸れやすく、寝ているときに背中と寝具が密着し、それらの要因が重なることで酸素が行き届きにくい状態になるというわけです。酸素を苦手とするアクネ菌にとって増殖しやすい状態になります。

顔は、適切な洗顔方法でニキビを予防することが可能ですが、背中の場合は洗いにくい場所でもあります。洗いにくいために、古い角質がどうしても残ってしまい、その角質が毛穴をつまらせる要因となります。これらの状態が重なり合うことで、背中ニキビができるというわけです。さらにマラセチア菌ができたニキビに侵入することで、ニキビの悪化につながると考えられています。

背中ニキビの皮膚科での治し方

背中ニキビの治療の際、健康保険が適用される治療と適用されない治療があります。健康保険が適用される治療であれば、その治療にかかる費用を抑えることが可能なので、理由がないかぎりは保険適用内での治療をおすすめします。

背中ニキビの治療については『ニキビを皮膚科で治療!治療の種類やメリットは?』をご覧ください。

背中ニキビの治療方法は、そのニキビを引き起こしている原因となっているホルモンバランスの乱れを整えるホルモン治療が行われます。加えて、背中に対する適切なケアを毎日欠かさず行えば改善に期待が持てるでしょう。その他に、ケミカルピーリング、ビタミンCやハイドロキノンなどのイオン導入、スキンスクライバーなどという治療方法があります。ニキビの改善に期待は持てますが、すべて保険適用外となっているので注意しましょう。

背中ニキビの予防法

規則正しい生活を心がけて、睡眠時間を多くとることが大切です。睡眠を多くとることでストレスの軽減につながります。食事に偏りがある場合はその部分を見直し、栄養バランスのとれた食事をとることが求められます。

食べ物による対策については『食べ物からニキビ対策をしましょう』をご覧ください。

また、衣服や寝具に雑菌がある場合、ニキビの悪化につながるため肌に触れるものはすべて清潔にしましょう。背中の風通しをよくして蒸れさせないことも予防につながります。風通しのよい衣服や肌着を選び、汗をかいてしまったらシャワーを浴びて汗を流し、常に背中を清潔に保つことを努力することです。シャワーとはかぎらず、湯船に浸かって入浴した後、ローションやクリームなどで保湿します。

すでに、ニキビができて重症化になっていない場合は、改善の見込みに期待が持てますので、予防を徹底するようにしましょう。

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