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円形脱毛症の病院での治療法

更新日:2017/04/25 公開日:2017/04/25

円形脱毛症とは、円形や楕円形の形に脱毛するものだけではなく、頭全体に起こる、まつげや眉毛、わき毛など全身に症状が及ぶ重度のものもあります。円形脱毛症に対する対策にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

円形脱毛症とは

円形あるいは斑状に脱毛が生じ、頭皮以外にも脱毛の症状が出ることがあります。人口のおよそ0.1~0.2%の人に発症すると考えられていて脱毛症の疾患ではもっとも多いといわれています。

毛髪をつくるおおもとの「毛根」がなんらかの原因により破壊されてしまうことによって発症すると考えられています。コインのように円形や楕円形の形で脱毛することが多いのですが、重症になるとわき毛などの体毛を含めて、全身の毛が失われてしまうようなこともあります。原因としては、確定ではないのですが1つには外敵から身を守るために活躍するリンパ球が、自分自身の成長期の毛包を攻撃し、壊してしまうために起こっていると考もあります。この自己免疫機能の異常が、なぜ起こってしまうのかは分かっていません。まれに甲状腺の病気、膠原病といった自己免疫の病気が原因である場合もあります。

円形脱毛症の治療法

脱毛の状態や症状に応じて、患者ごとに治療法が変わってきます。さまざまな治療法がありますので自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

自然治癒

精神的ストレスが原因で円形脱毛症になってしまった方は、ストレスが軽減すれば自然治癒することがほとんどです。しかし、ストレス解消法を見つけられない場合は、根本的に脱毛症が治癒することはないと言えるでしょう。ストレス解消法は人によって違いますので自分自身で見つけることが大切です。

ステロイド

ステロイドの塗り薬や局部注射を使って治療します。ステロイドの局部注射の場合は効果が高いですが、注射の際の強い痛みや注射をした箇所が陥没してしまうという副作用が出ることがあります。

局所免疫療法

人工的に頭皮に一種の弱いかぶれを起こし、免疫機能の矛先を変えて発毛を促進させるという治療です。1~2週間に1回の頻度で行い、有効率は60%以上といわれています。中止してしまうと脱毛が再発し、治療を何年も繰り返さなくてはいけないこともあります。人によってはかぶれがひどくなってしまうことがあります。

紫外線療法、冷却療法

頭皮を刺激するために医療用の紫外線を照射する方法と雪状のドライアイスをあてて行う治療法です。ドライアイスを使った治療は痛みをともなうことがあります。

円形脱毛症における服薬治療

局所だけではなく頭全体や体の体毛すべてが脱毛してしまうような重症の場合はステロイドの服薬治療を行なうことがあります。効果が高いといわれているステロイドの内服薬ですが、長期間服用することで肥満や糖尿病といった副作用が出てしまうことがあります。そのため、服用期間は2~3か月に限られて行われます。服用を中止すると脱毛症が再発してしまうことがあります。

また、発症してから6か月以内である場合には、ステロイド剤を点滴で大量投与する「ステロイドバルス療法」という療法があります。入院管理下で行う必要があり、不眠、動機、微熱といった副作用が出ることがあります。

ウィッグを使うことも治療の一つ

女性にとって髪を失うことは、精神的な面でかなりの悪影響を及ぼすことが少なくありません。このため脱毛が目立つと思い詰めてしまうなどの悪影響が出てきます。そういった患者のためにつくられた医療用ウィッグを使用することは治療法の一つであるといえるのではないでしょうか。医療用ウィッグおよび附属品について2015年4月に経済産業省がJIS規格を制定したため、厳しい品質検査をクリアした商品には「JIS規格適合品」として認められています。ウィッグを使うことによって生活の質が高まり、社会生活にも前向きになれる効果があります。

あまり落ち込まないことも大切

円形脱毛症対策として、日常生活では頭皮マッサージや栄養バランスを考えた食事を取ることが重要です。適度な運動も血液の循環をよくするので頭皮の血行を促進し発毛を助けます。軽度であれば日常生活のこのような心がけで自然治癒することも多いようです。

円形脱毛症は、治療が長引いてしまうケースも少なくありません。しかしながら、そういったケースの場合でも毛包が完全に壊されているわけではないのであまり落ちこむ必要はありません。脱毛が起こっている部分は休止しているだけなので治療が長引いてしまうような場合でも諦めずに治療を続けることが大切です。主治医とよく話し合ってしっかりとコミュニケーションをとり、1人で悩みを抱えこまないようにしてください。

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