賛否両論!アトピー性皮膚炎の改善にワセリンは効果ある?

更新日:2017/05/17 公開日:2017/05/17

日常の悩み

アトピー性皮膚炎の原因は解明されていないものの、症状の改善にワセリンが役立つという意見があります。しかし、この意見に異を唱える人もいるようです。こちらではアトピー性皮膚炎とワセリンの関係について紹介しています。

アトピー性皮膚炎の解消にワセリンが役立つという意見がある一方で、その意見に反対する声もあるようです。

そもそもアトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は身体のさまざまなところに湿疹ができる病気で、皮膚が乾燥しやすいだけでなく、バリア機能が低下しているため、外からの刺激に弱くなっている状態です。

アトピー性皮膚炎は、生まれつき持っているアレルギー体質との因果関係があると考えられていますが、アトピー性皮膚炎を完治させる治療法は確立されていません。よくなったかと思えばまた症状が悪化する、ということを繰り替えすことも特徴のひとつで、多くの方を悩ませます。

引用:スキンケア大学

ワセリンが活用できるといわれる理由

アトピー性皮膚炎の原因はいまだ解明されていないといいます。しかし、いくつかの説があり、そのうちのひとつに「表皮バリア破綻説」があります。これが、アトピー性皮膚炎の症状の改善にワセリンが役立つといわれる理由です。

外部刺激から皮膚を保護している肌バリア機能が弱まり、小さな刺激を受けただけで皮膚炎が起こってしまうという考え方です。アトピー患者の方の皮膚を見てみると、肌バリア機能を維持するためのセラミドが減っていることが多く、表皮バリア破綻説には一定の信憑性がありそうです。

引用:スキンケア大学

アトピー性皮膚炎の人が、肌のバリア機能が弱まっているとすれば、保湿対策を行うことで症状の改善が見込めると考えることができます。

肌表面をワセリンで覆うことで、角質層からの水分蒸発が抑止され、水分保持につながるため、一定の有効性があると言えるでしょう。

引用:スキンケア大学

あまり効果はないという意見も

ワセリンの保湿効果を期待する声がある一方で、これに異を唱える意見も多いです。

アトピー肌の保湿ケアを考えるのならば、ワセリンより他の物質のほうが有効です。ヘパリン類似物質をはじめ、より高い保湿効果を長時間持続する成分は存在しています。ワセリンにも一定の効果はありますが、可能であれば、ヘパリン類似物質のヒルドイドなどを塗布するほうが良いでしょう。

引用:スキンケア大学

自己判断によるケアはNG!

アトピー性皮膚炎の症状の改善にワセリンが役立つという意見がありますが、この意見に反対する声もあります。自己判断でワセリンを塗る前に、医療機関を受診するなどして専門家に相談し、治療を進めるようにしましょう。