少しの油断がキケン!誰にでも起こり得る熱中症の治療について

更新日:2017/05/23 公開日:2017/05/23

季節の注意報

炎天下の屋外や高温多湿の室内など、夏の時期はどこにいても熱中症のキケンと隣り合わせです。発症していることに気付かず重症化することもあるため、ここで熱中症のサインと治療法についてチェックしておきましょう。

熱中症は、スポーツや旅行など屋外での活動中だけではなく、部屋の中でも発症することがあるといわれています。夏本番を迎える前に、熱中症のサインと治療法を確認しておきましょう。

熱中症のサインは3段階に分けられる

熱中症は措置が遅れると命に関わることもあるため、応急処置か救急車を呼ぶかの見極めが重要です。

熱中症は、重症度により3段階に分類されています。熱中症を発症した場所で応急処置を行えば対応できる軽症が、I度に分類されています。主な症状は、汗が大量に出ることや立ちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直などとされており、熱痙攣(ねつけいれん)と呼ばれています。そして、熱失神もI度に分類されています。

引用:ヘルスケア大学

比較的軽症の場合は、涼しい場所で水分補給をするなど、的確な応急処置を行えば改善されることもあるようです。しかし、以下のような症状がみられる場合は、すぐに病院で治療を受けましょう。

II度に分類されているのが、頭痛や吐き気、嘔吐、虚脱感、倦怠感などの症状で熱疲労とも呼ばれています。これらの症状は、病院へ搬送する必要がある中等症とされています。そして、入院して集中治療を受ける必要があるほどの重症とされているのが、手足の運動障害や痙攣、意識障害などの症状です。さらに、熱射病や重度の日射病となる身体に触ると熱く感じられるほどの高体温が、III度に分類されています。

引用:ヘルスケア大学

中度の治療法について

熱中症は、脱水症状を改善し体温を下げることが大切ですが、重症度によってとるべき対処法が異なるといいます。以下は中度の場合の治療法です。

体の冷却は、氷のうをわきの下や太もものつけ根、首に当てて冷やす、冷却マットを敷くなどして行われます。体の表面近くを走る太い血管に氷のうを当てることで血液を冷やし、全身の熱を効率よく冷まします。また、水を霧吹きで体に吹きつけて扇風機で風を当て、蒸発時に皮膚から熱をうばう方法もとられます。同時に補液も行います。口から水分を補給するのが難しければ、点滴で水分とミネラルを補給します。

引用:ヘルスケア大学

重度の治療法について

重度の場合は、中度で行った体外の冷却に加え、体内からの冷却処置も施します。

体内から冷却する方法はいくつかあります。胃や膀胱にカテーテルという管を入れて冷えた生理食塩水を注入し、排出するということをくりかえす方法と、血液透析のように一度血液を体外の管にくぐらせ、その間に血液を直接冷却するというものです。さらに、集中治療が必要となった場合は、人工呼吸器で呼吸を管理し、腎障害で尿が出なくなっているのに対して透析治療を行います。出血傾向があれば、それも同時に治療します。

引用:ヘルスケア大学

身体の異変を見逃さないで!

熱中症は、少しの油断で誰にでも現れる症状です。そのため、こまめな水分補給や日焼け対策をいつも心がけましょう。また、頭痛や吐き気などの異変に気付いたらすみやかに身体を冷やす措置をとり、症状が改善しない場合は病院を受診しましょう。

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